【連載最終回】そうだ、バイクで新緑を見に行こう!

東北の美しい新緑をツーリングできる
スポットをご紹介しているこのコーナー。

毎回、大好評を頂いております。

前回記事:【連載第一弾】そうだ、バイクで新緑を見に行こう!
前回記事:【連載第二弾】そうだ、バイクで新緑を見に行こう!
前回記事:【連載第三弾】そうだ、バイクで新緑を見に行こう!

八甲田ゴールドライン、奥入瀬渓流など、
比較的有名なスポットをご紹介致しましたので、

今回は地元の人々もあまり訪れたことがない、
ディープなスポットをご紹介いたします。

今回の新緑ツーリングスポットも、必見です!

田子町の山奥に……

近年「にんにくの町」として
全国的に知名度が上がっている
青森県田子町(たっこまち)。

県の最南端、岩手県、秋田県との
県境にある町です。

今から数年前のこと。

私はバイクツーリングで知り合った知人から

「田子町にス○ーピーの滝がある」

という話を聞きました。

「ス○ーピーって、キャラクターの?」

そう聞き返すと、知人は

「行ってみればわかるよ……」

と言い残し、その後、姿を消しました。

※知人は県外へ転勤になっただけです。

ス○ーピーの滝を探せ!

というわけで、インターネットと
ツーリングマップを頼りに、
噂のス○ーピーの滝を探してみました。

どうやら正式には
「弥勒(みろく)の滝」と
よばれる滝なのだそうです。

しかし地元では「ソーメンの滝」
などと呼ばれているという噂も……

うーん、弥勒でス○ーピーでソーメン?
全く想像がつきません。

というわけで、前回の記事でご紹介した
奥入瀬渓流から国道103号を十和田湖に抜け、
国道104号を田子町へ向かいました。

十和田湖から、急カーブの多い
峠道を駆け抜けること1時間。

「弥勒の滝」へ通じる道の
案内板を見つけることができました。

本当にス○ーピーの滝だった!

駐車場にバイクを停め、あたりを見渡すと
「弥勒の滝まで、徒歩5分」の案内板が。

新緑の美しい、ブナの原生林に
囲まれた、とても静かなこの場所。

トレッキングに来た気分で、遊歩道を
歩いてみることにしました。

そして5分後、

「弥勒の滝」

こ、こ、これは……!!

たしかにス○ーピーが、左を向いているように
見える……!!

どう見ても、
号泣してるように見える……!!

この「弥勒の滝」の高さは
なんと、約30メートル

幅は約20メートル

そばで見ると、相当でっかいです。

とても巨大な岩肌を静かに流れる
水の姿が「ソーメン」を連想させるのだとか?

うーん、予想していた以上に
滝が大きくて、私は感動しました。

弥勒の滝の伝説

ところで、どうして「弥勒の滝」と
呼ばれるようになったのでしょうか?

滝の近くに詳しい説明版がありました。

室町時代のこと。
修行僧がこの地にたどり着きました。

その頃、この地の人々は凶作に苦しんでおりました。

修行僧は人々を救うべく、一心に念じ
それが通じたのか、この滝が出現し
流れる水が、この地の田畑をうるおしました。

しかし、修行僧は力尽き、滝の前で
亡くなっておりました。

弥勒菩薩を信仰していた修行僧を思い、
人々はこの滝をいつしか「弥勒の滝」と
呼ぶようになった、という……

いい話だ……

ちょ、ちょっとハンカチ取ってきます。

見頃はやっぱり、新緑の時期!

伝説と多くの別名を持つ
弥勒の滝ですが、新緑の季節は
雪解け水の影響で水量も多く、
迫力満点の滝を見ることができます。

弥勒の滝への行き方

国道103号を十和田湖方面から秋田方面
国道104号へ曲がり、田子町方面へ1時間。

案内板を頼りに、脇道に反れて10分ほど。
駐車場から滝までは5分ほど歩きます。

まとめ

さて、4回にわたって連載した
新緑ツーリング紀行。
いかがでしたか?

これから気温もどんどん上昇し
暑い夏が勇み足でやって来ますが

心地よい「涼」を感じられるのは
新緑ツーリングの最大のメリットです。

みなさんもぜひ、
ステキな新緑ツーリングスポットを
探してみてくださいね!

ABOUTこの記事をかいた人

張山 和希アイコン

北東北を中心にツーリングをし、紀行文やバイク小説を細々と執筆している。 八重洲出版モーターサイクリスト誌の連載をきっかけにライター活動を始めた。 オンロードだけでなく、林道ツーリングやオートバイキャンプなど、色々やっている。 愛車はカワサキW800。