【復活したら絶対に面白い絶版車】その3 「カワサキ GPZ400R」

「今だからこそ、あのバイクが復活してくれたら!!」というバイクをご紹介するこのコーナー。

第3回目は「伝説のロードスポーツ」との呼び名も高い、カワサキ「GPZ400R」をご紹介いたします。

バイクブームの主役的存在

GPZ400Rが発売された1980年代中盤といえば、
日本は若者の間で「バイクブーム」がピークを迎えておりました。

レーサーレプリカ並のエンジン出力ながらも、公道での乗りやすさを
追及したGPZ400Rは、1985年と86年にそれぞれ年間約1~2万台
が販売され、まさに「バイクブームの主役的存在」でした。

人生を共に駆け抜けたバイク

若者だった頃から現在まで、なんと20年以上もGPZに
乗られている方に、このバイクの魅力をお聞きしました。

<以下:GPZ400Rオーナー 談>
(※画像のGPZ400Rはカスタムされています)
自分が乗っているGPZ(通称:Gちゃん)は、1985年に
販売されたもので、かなり初期に生産された車体です。

現在までの走行距離は約13万キロ強。メンテナンスは、こまめにオイル交換を
して消耗品を交換しているくらいで、ミッションとクラッチはまだまだ使えそうです。

Gちゃんは歳のせいか、寝起きが悪くて、なかなかエンジンがかからない。
でも、不思議と声をかけるとエンジンが始動するというオカルトマシーンです。

大事に乗りたいバイク

最近、特に多いのですが、Gちゃんを駐車していると声をかけられます。
「最初に乗ったのがこのバイクです」とか「欲しかったバイクです」とか言われて、
口をそろえて「懐かしい」と言われます。
「大事に乗ってください」と言われると、なんかその人たちの青春時代を託された感じがします。

当時、一番売れていたはずのバイクなのに。もうほとんど見かけないので、
先日北海道でGPZ400Rを見つけた時には、引き返してオーナーに声をかけちゃいました。

なぜ、乗り続けるのか

Gちゃんは重たいですし、でかいです。決して扱いやすいバイクではありません。

でも走ってみると、空力特性が活かされて意外と快適なんです。
エンジンパワーも、車体の重厚感も、気に入ってます。

ツーリング時も非常に乗りやすくて「ここぞ!」というときに、すごい力が出ます。

18Lと無駄にでかいタンクもね。いつも給油口いっぱいまでガソリンを入れた後に、
更に1リットルは入るので、店員さんに驚かれますよ。

今でもGちゃんと一緒に、毎年のように北海道ツーリングに行けてます。
「①北海道ツーリング ②納税 ③教育 ④勤労」は「国民の4大義務」だと思います。

今だからこそ!

「乗りにくい、でも、それもまた良い」というオーナーさんのお言葉から、
バイクって単に「快適」とか「速い」というだけが魅力ではないような気もしました。

私たちが「このバイクは、ここがダメ」と思っている部分も
実はそのバイクの「個性」なのかもしれませんね。

21世紀の技術で「GPZ400R」を完全復活させられたら、若者を中心に
またまたベストセラーになるかもしれませんよ!?

ABOUTこの記事をかいた人

張山 和希アイコン

北東北を中心にツーリングをし、紀行文やニュース記事を細々と執筆している。 オンロードだけでなく、林道ツーリングやオートバイキャンプなど、色々やっている。 北海道ツーリングの常連で、そこそこ詳しい。愛車はカワサキW800&KLX125。