【検証】個人売買のバイクとプロが整備したバイクはどれくらい違う?同じ車種2台を乗り比べて違いを検証!

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最近、ネットオークションでバイクを購入するという話をよく聞きます。
それと同時にネットオークションで購入したバイクで苦労する人が増えて来ているようです。

編集部でも過去何回か購入記事を掲載しましたが、アチコチ整備が必要なのは当たり前。
「これだったらお店で買った方が安かった」というくらい苦労したこともありました。

安いけれど色々なリスクが隠れているネットの個人販売と、キチンと整備された販売店の中古車はどれくらい違うのか。
今回はレッドバロンで整備されたマシンと、整備不良車を乗り比べてみて、どれだけ違うのかを実際に体験することにしました。

素人同士だから危険なネットオークション

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経験の少ないライダーの中には、ネットオークションは安くて掘り出し物のバイクが購入できると考えている人が少なくありません

そして売る方も「調子が良いです」とか「オーバーホール済み」などと書いているのですが、素人の整備、判断は全くあてになりません
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全く整備されていないバイクも少なくないですし、中途半端な知識で整備したバイクは危険なこともあります。
中にはNC/NR(ノークレーム・ノーリターン)だからと、トラブルを隠して販売してしまうというケースも聞いたことがあります。

また最近では整備は一切せずトラブルがあっても責任を持ちません、というショップまで出て来ているようです。

整備された中古車って何が違う?


ネット販売でバイクを購入しようとする人の多くは、お店で売られているバイクと同じものだと考えているかもしれません。
レッドバロンでは中古車を販売する前に独自の基準で車両を徹底的にチェック

車体の細かい部分が狂ったりしていないか自社開発のコンピューター診断機を使って測定し、プロの整備士達が整備をして、自信を持って販売できる車両に仕上げてから販売しています。

今回の乗り比べ企画で試乗するライダーは整備士の資格も持っていて知識も経験も比較的豊富な山田、古めのバイクが好きでBMWのR90とヤマハのランツァに乗っている鈴木の2人です。

真っ直ぐ走らない原付?!

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まず試乗したのはホンダのMT原付エイプです。

きちんと整備されていなかったり事故車でフレームが歪んでいたりすると、ハンドリングがおかしくなったり、真っ直ぐ走らなくなったりします。
こういうバイクのことを「アライメント不良」と言います。

アライメントとは車体や足回りのアチコチの寸法のこと。
これが狂ってしまうと時に危険なくらい安定性が無くなったりします。
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鈴木のコメント:正常なマシンは原付でもMTだったら面白いんだなぁと思ったけど、異常車はちょっと気を抜いてハンドルを切ったら簡単に転びそう
曲がる時に少しハンドルがグラつく感じでした。

原付って身軽な服装で乗る人が多いから、転けた時のダメージが大きい原付こそしっかりメンテナンスしてあるバイクを買った方がいいと痛感しました。
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山田のコメント:正常なエイプに乗ったら軽いし原付なのにバイクの楽しさを持っていて感動。
ところが異常車は右コーナー途中のギャップでハンドルが変な感じに取られた

走行が終わってから正常なマシンと比較してみたけど原因がわからなかった。
つまり素人がネットで買うと、まったくわからないまま危険なバイクに乗ってしまう可能性があるということ。怖い…。
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エンジン不調のバイクは乗っても楽しくない

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次は若いライダーが狙いがちな90年代の250。
ヤマハのジール250です。
この年代の不人気車だったら安いし、楽しそうなバイクもあります。

ただ、30年近く経っているバイクは必ず劣化しています
キチンと整備されていないバイクは本来の性能を発揮できていないことが非常に多いんです。

このジールの異常車は、エンジンの整備不良5000回転以上でパワーが無くなっているということでした。
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鈴木のコメント:この時代の250って、トルクもあるし、しっかり曲がる。これなら満足感があって楽しめると思う。

でも異常車は力が無くて、重くなった原付に乗っているみたい
もしこれが初めてのバイクだったら「バイクってこんなにつまらないの?」って思うんじゃないかな。
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鈴木のコメント:250ccは車検が無いから前オーナーがメンテナンスせず乗りっぱなしにしていることも考えられます。

初めて買う人なら、多少高くてもメンテナンスされた状態のバイクを買うべきだと思いました。
そして車検は無くても、定期的にメンテナンスをしてくれるお店があった方がいいなと。
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山田のコメント:ジール、初めて乗ったんだけど、低回転からしっかりトルクがあってめちゃくちゃ乗りやすい!
デザインもカジュアルできれい。初めてのバイクに最適かも。

でも異常車は5000回転くらいから上でパワーが無く、ただ回転数が上がっていくだけ
正常車の楽しさは全く無かった。

まとめ

乗り比べ企画いかがでしたか?
対向車のいないテストコースだったし、テストをする僕らもわかって試乗していたので危険はありませんでしたが、知らないで今回のような異常なバイクに乗って公道を走り出したら、どうなってしまうんだろうと思いました。

一方で整備されたマシンの気持ち良いこと
少し前のバイクって、整備されたら良く走るんだなぁということをあらためて実感しました。

そしてもう一つ怖いなと思ったのは、正常なバイク、異常なバイクを2台並べて比較しても、見た目では全く同じように見えること。
プロでもちょっと見分けがつきません。
古いバイクでも安心して乗りたいという人にとってはショップ選びが重要になるわけです。

ネットでのバイク購入がどれくらい危険なのか、検証は次回に続きます。

次回記事:【検証】個人売買のバイクとプロが整備したバイクはどれくらい違う?大きなバイクでは更に差が出てきた!