【ライダー必見】あなたはやってる?本当に正しい暖機の方法とは? vol.1
知らないでバイクの寿命を縮めてしまうことがあります。
その一つが暖気。
バイクのエンジンかけるといきなり全開で走りだす人がいますが、実はこれ、絶対やっちゃいけないことなんです。
エンジンかけていきなり全開はNG
エンジンっていうのはガソリンを燃やして動いているので走っていると熱が出ます。
で、エンジンは完全に温まった状態で最高の性能が出るように設計されているわけです。
暖まっていないうちは、本来の性能が出せないってことになります。
それどころか無理やり全開にしてしまうと中に傷がついたりする可能性もあります。
冷えている時、エンジンはどうなっている?
金属は暖かくなると膨張する、っていう話、知っていますよね?
エンジンはほとんどが金属でできています。
そして部品は温まった時のことを考えて寸法が決まっています。
だから冷えている時は色々な部品がちょっと小さくなったりしているわけです。
そして面倒くさいのはエンジンで最も多く使われているアルミと鉄は膨張率、つまり温まった時の膨らみ方が違うってこと。
そういう金属が組み合わせれているため、エンジンの中は冷えている時、隙間がガタガタになっていたり、逆にギチギチにきつくなっていたりします。
隙間が狭いまま全開になんてされたら部品はギュッと押し付けられたまま凄いスピードで動くことになるわけで、きつくあたっている部分が削れてしまうかもしれません。
ガタガタになっている部分は逆に部品同士がぶつかるような動きをしてしまうかもしれません。
もちろん冷えている時に全開にしたからって、いきなり壊れるようなことはまずありません。
けれどこういうことを毎回繰り返していたら少しずつ蓄積してきて、気がついたら「なんかオレのエンジン力が出ない」とか「なんかエンジンガタガタいうようになってきた」なんていうことになってくるわけです。
体と同じで普段からの積み重ねが大事って言うことですね。
この記事をかいた人
二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。