【鯛ありがとう!】生きる喜びを噛み締めるダッチオーブンを使った昇天注意の極上鯛メシ
各方面から「腹が減ったぞ」と大好評いただいた本誌Moto Beの巻頭特集「TKGツーリング」でしたが、実はこれ、2日間の房総キャンプだったもので、TKG以外にもたくさんの見所とか美味しいものがありました。そういうのを掲載しないでTKGに絞って紹介しているわけで、実はとっても贅沢なことをしているわけです。
以前のエントリーでも紹介した「アサリ炊き込みTKG」と一二を争うご飯がありました。それが今回の「マダイの炊き込みご飯」。もうね、見た目のインパクトは完全にTKGが負けてた感じ。ダッチオーブンの蓋を取った瞬間「今まで生きてて良かったよ」級のもの凄い歓声があがったくらいですから。
見た目にはもの凄い豪華なご飯ですけど、実はそんなに高くないし作り方も超簡単。Moto Be読者の皆さんには、これを是非マスターして、キャンツーのヒーローとなっていただきたいというのが、編集部からの切なる願いなワケです。ちなみに魚がさばけない人でも大丈夫。ミラクルな裏技も紹介しちゃいます。
釣りもいいけど余裕が無ければ魚屋へ
出典:http://www.marine-furusato.com/index.html
マダイは日本中どこでも手に入る。北は北海道、南は沖縄、浅瀬から水深200mぐらいまで幅広く生息しており、そのなかでも最も手に入れやすい場所がそう、魚屋です。
キャンプはご飯の準備に時間がかかるので、あまり余裕がないならとっとと魚屋で買ってしまいましょう。
マダイ、イサキあたりが最高。なければイシモチ、カサゴ、メバルでも可。魚屋さんがいたら「炊き込みご飯にしたいんだけど何かいい魚いない?」と聞きましょう。
マダイの固いウロコと内臓取りはプロに
出典:http://www.gatag.net/
「魚なんてさばけないよ」って人に教えてあげたい裏技!購入した魚屋さん(鮮魚コーナーがあるならスーパーでも可)で「ウロコと内臓取ってください」とお願いすること。すると、ほとんどの店は無料で取ってくれます。マダイの固いウロコや内臓を取る手間が省けますよ。
秘伝レシピはこんな感じ
出典:http://www.gatag.net/
(1)ダッチオーブンや鍋にといだご飯を入れる。この時点ではまだ水は入れない。
(2) 麺つゆ、白ダシを通常の料理よりも3倍くらい薄味にして、水の代わりにこのスープを必要なご飯を炊くのに必要な分量入れる。
(3) ご飯の上にコンブを一枚か二枚敷いて、その上に魚を置く。
(4) 後は普通にご飯を炊く。
(5) 蒸らしたら魚から骨を外して、ご飯と良くかき混ぜて食べる。
蓋を開けた瞬間、昇天注意
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注意しなくちゃならないのが、蓋を取る時、必ず全員をダッチオーブンの周りに呼んでおく事。とても大事な事なので必ずです。立ち上る湯気と一緒に、ふわふわに出来上がった魚の炊き込みご飯が姿を表す、誰もが目を丸くして待ちわびるシーンはとてつもなく感動的なのです。
「生きててよかった」
ほら、本当に幸せな気分に浸れるんですよ。
鯛はみんなの味方
「ソーリー…ぼく、フィッシュは過去のトラウマで食べれないんだ」というひとならまだしも、「どっちかっていうとミート派」なあなたなら、たちまちフィッシュのダークサイドに落ちてしまうでしょう。ダースベイダーも草葉の影でニンマリな逸品なのです。
食べて本当に昇天しないよう、生きている事を実感しながら噛み締めれば、仲間たちとの絆も深まるかも? 今回はそんなマダイの炊き込みご飯でした。鯛なんて自分には縁遠いと思わずに、ぜひスーパーでマダイを探してみることをオススメします!
この記事をかいた人
平成3年生まれの24歳。特筆して好きなものは「お酒」と「かわいい女の子を眺める事」。免許取得から3年ということもありビギナー目線の記事を得意とする。愛車はCB250RS-Z(MC02)。この頃はオイルで汚れた手に幸せを感じているとか。執筆依頼やネタの提供はコチラからお願いします。