三重県最強のB級グルメを食べに行こう

ツーリングで三重県の伊勢志摩あたりに行こうとか鈴鹿にレース見に行こう、なんて考えている方、いるんじゃないかと思います。
そんな時、亀山市でぜひ行っていただきたいのが亀八食堂です。

亀八食堂の超強力うどん入り鉄板焼き

ここ、色々な意味でライダー向けのお店。B級感ハンパ無いしボリュームあるし、なんたってインパクト大。
ここでしか食べられないっていうスペシャリティ感もあります。

レポーターが初めていった時は旧店舗だったんですが、あまりのインパクトの強さに「すいません、また来ます」って帰ろうかと思ったほど。
何しろ土間の店内。トラック野郎のお客さん達がジロッと睨みます。
昼間っから酔っ払っている人たちもいるし、素人が入るには相当に勇気がいる店でした。

それが近年のB級グルメブームで素人のお客さんたちも増え、店はきれいに改装。
最近じゃ家族連れで小さな子供つれても入れそうな外観になっていました。
メニューも軟弱になっていてカルビとかロースとか、一般的な食べ物も加わってます。亀八ファンとしては嬉しいやら寂しいやら。
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出典:http://bug.tank.jp/blog/?p=2436

この店で最初に料理をオーダーした時の衝撃は忘れられません。
肉の種類なんて豚、牛、ホルモンA,Bしかないんです。ホルモンのAとBってなんだよ、って感じですよね。

最近では相当にこなれてきているわけですが、逆にカルビとかロースとか加わったことで難易度が上がっている部分があります。
一般的な焼肉メニューが加わったおかげで亀八初心者の素人は普通の焼肉と勘違いしてしまうんです。これがまた曲者。

亀八ルールを予習していくこと

「じゃあ、アタシ、カルビにしようかな」そしたら僕はホルモン食べてみるよ」なんて言っているカップルも時々見かけますが、料理が運ばれてきた瞬間、撃沈されます。
この店、誰が何を頼むとか関係ないんです。オーダーした肉は野菜(勝手についてくる)と共に鉄板の上にドサッと投入されます。
「え、あたしのカルビ・・・」とか言っているとその上に大量の八丁味噌、ドン。
すべてごちゃまぜ。そして店員さんは何も言わず去っていくわけです。
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「えー、あたしのカルビどこ?」甘やかされているムスメは軽いパニックになってしまったりします。

誰も説明してくれませんが、うどんを人数分頼んでおくのもここのルール。
注文するとバサッと袋に入ったままのウドンが放り投げられていきます。
このあたりのぶっきらぼうさは、なんだかトラック野郎的菅原文太風※1。丁寧すぎるファミレスに慣れた体にはかなり新鮮です。
※1参考動画

肉に火が通ったあたりでうどんを投入。
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ここでまぜればすぐに食べられます。
しかし亀八通はすぐには食べません。
野菜と肉から出た汁をウドンが吸って水分が少なくなってきたあたりが美味いって知っているから。
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ただ、最初からこの状態にしてしまうと焦げ付いてしまったりするので、食べている途中で煮詰まった状態になるようなタイミングを重要視します。
亀八を味わい尽くすには、この「タイミング」がすべて、と言っても過言ではありません。
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もちろんこのあたりの手順なんて説明されたりしていないから自分たちで考えるしかありません。
「どうすればいいんですか」なんて気軽に聞けない雰囲気なんですよ、ここは。

では復習です。

●オシャレ厳禁。店の雰囲気が壊れます

●肉はまとめて投入されるので注文時にパランスを考えるべし

●野菜は勝手についてくる

●うどん玉を人数分頼めばお腹いっぱい

●肉に火が通ってもすぐには食べない。水分が少なくなるまで待つ

なお、店に入るときは全員、ヘルメット取ったらトラックドライバー風に手ぬぐいで捩り鉢巻きとかしていくと気分が盛り上がるでしょう。

亀八食堂(HPできてて相当びっくりしました)

駐車場、駐輪場 スペース巨大。
バイク100台くらいで行っても止められそう。

MotoBeメモ

亀八食堂は鈴鹿ツインサーキット、モーターランド鈴鹿の近く。
ちなみにモーターランド鈴鹿はライセンスなしでも走れちゃいます。
MotoBe的には午前中はサーキットを走ってお腹が空いたらお昼ご飯に亀八というのが正しい休日の過ごし方。
大丈夫、亀八で飯食ったらサーキット走ってやっか、って気分になります。
名古屋から伊勢志摩方面へ向かう途中にあるのでツーリングルートに組み込むのもありでしょう。

この記事をかいた人

後藤 武アイコン

二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。

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