【連載企画】バイクが人生を変えた〜第1回ゲスト あやぱん〜
こんにちは。名前の由来は愛車+本名のダブルハリーです。アカウント名などにバイクの名前入れちゃう人いませんか?それが私です。
さてさて、今回からは連載企画「バイクが人生を変えた」をお届けします。
現在こそ、バイクを大好きになってツーリングなどを楽しんだりしている人でも「なんか人生つまらない…」と思っていた時期があったはず。
そこでこの企画では、全国のライダー達にインタビューを行ない、それぞれバイクに出会って人生がどのように変わったのか、赤裸々に語ってもらいたいと思います。
今回のゲストは、北海道にお住まいの女性ライダー「あやぱん」さんです。
「あやぱん」さんが居酒屋ダブルハリーに来店
あやぱんさん(以下あや):どもどもー!あれ?ここって、居酒屋?
ダブルハリー(以下ハリ):ようこそいらっしゃいました。そうなんです。今日お招きしたのは語れる居酒屋「ダブルハリー」。あやぱんさんが来てくれるということで、急遽開店いたしました。とりあえず、お飲み物は何にしましょうかね?
あや:じゃ、とりあえず、テキーラで!
ハリ:え?最初からテキーラ? そんなに酒強かったのですか?
あや:いつもはもっぱらビール党なんだけどね!でもテキーラはショットで5杯はいけるよ!
ハリ:あやぱんさんバイクなに乗ってるんだっけ?
あや:ヤマハのV-MAXだよー。
ハリ:おおおお…じゃじゃ馬と呼ばれたこともある超ハイパワーの大型バイクですよね…スゲー…。 最初からV-MAXに乗ってたの?
あや:ううん、最初はカワサキの250TRっていうバイク。今も手放さずに持ってるよ。
ハリ:やっぱ最初はみんな250から乗り始めるよね。俺は50からでした。
あや:スーパーカブ50でしょ?
ハリ:な、なぜそれを…!?
あや:モトビーのWeb記事読んだから!
ハリ:ありがとうございます! ではこのテキーラはサービスで!
あや:あざーっす!じゃ、かんぱーい☆
あやぱんさんと、バイクとの出会い
ハリ:あやぱんさんとバイクと出会いはどんな感じだった?
あや:最初はしょーもない理由だったよ。好きな人がバイクに乗っていて、後ろじゃなくて一緒に走りたくなったのが発端。
ハリ:まさか、ノロケ話ですか!?
あや:いやいや…その後1人になってしまってねぇ…。
ハリ:それは失礼いたしました。
北海道を駆ける喜び
あや:そんなこともあり、現実逃避で北海道内ツーリング旅に出ましたよ。
ハリ:そっか。バイクでの旅ってどこか哀愁が漂いますね。
あや:各地で旅人と出会い、別れながら、青森まで行くことになりましたねぇ…。
ハリ:おぉ、我が故郷!!どうしてまた青森に?
あや:「ねぶたライダー」っていうイベントに参加する為です。
ハリ:毎年、青森ねぶた祭りに参加する為に全国からライダーが集まってくるイベントですよね!
あや:そうそう!あれ本当にすごいよねー。感動したもん。
北海道は魅力がいっぱい
ハリ:北海道って、ツーリングに行くとしたら、例えばどこに行くんです?
あや:ツーリングだと道東方面かな? ザ・北海道を堪能できるよ。
ハリ:道東かー…いいなぁ。
あや:弟子屈(てしかが)とか、阿寒湖(あかんこ)、摩周湖(ましゅうこ)。摩周の神の子池もステキ。山や峠なら、石北峠と三国峠が重なる辺りが最高に気持ちいいよ。大雪湖(たいせつこ)が一望できて道幅も広いから走りやすい!
ハリ:試される大地と呼ばれたりもする北海道だけど、逆にいろんな道を試したくなっちゃいますね。
あや:海がみたいなら、積丹(しゃこたん)半島かな?日本海に面していて、岩場の海沿いは海の透明度が高くってのんびり走りたくなる感じ。
ハリ:ふむふむ。もっと言うと積丹は何がオススメ?
あや:積丹はウニが有名なの!6月に解禁されたので、今の時期には絶対行くべき!
ハリ:確かに積丹のウニはうまい。ウニなら青森も負けてないですよ!はい、津軽半島産のウニ、おまちっ!
あや:いただきまーす。あ、テキーラもおかわりっ!
ハリ:姉さん、スゲー酒豪だな 笑
あや:あとは、北海道へ来たなら最北端・最西端を目指すべき!
ハリ:宗谷岬(そうやみさき)と、納沙布岬(のさっぷみさき)ね。
あや:達成感・制覇感がありますね。宗谷岬はバフンウニ。納沙布岬はタラバガニ。めちゃくちゃ美味しいものがいっぱいで、食べたこと無い人がいるなんてもったいない!
ハリ:やっぱり、美味しい物とか良い景色ってバイクに乗ってから知ったのかな?
あや:そうよー。バイクに乗ってあちこち走り回って、地元ってこんなに魅力いっぱいだったのかーって、改めて思ったのよ。
バイクと出会って
ハリ:ぶっちゃけ、バイクに乗って、人生変わった?
あや:変わったよ!全然違う!乗ってなかったら、こんな楽しいこと知らなかったし友達もこんなに沢山できなかったかな?そう考えると、バイクってすごいよね。わたしは車も持ってなかったから、バイクが初めての愛車だったからね。いつでも、どこへでも行ける環境に、はじめは行きたいところもわからなくて、まずは道の駅のスタンプラリーをやることにしたのよ。
ハリ:そして、移動する楽しさってやつを実感したんですね?
あや:そうだねー。特にわたしが住んでる北海道って、広大だからさ。大地や緑、広い海、風や暑さ、寒さ、すべてが新鮮で感動だったよ。
ハリ:「ライダーの憧れの聖地、北海道」だもんね。
あや:「バイク乗ってる」っていうだけで、知らない人とも会話にできるからさ、休憩中に沢山の旅人たちと話したり、北海道の魅力を改めて感じたり、それまでよりももっと行きたい場所が増えたね。そのころになると、仲間が増えてきて、誰かと走って「分かち合える」楽しさを知ってバイクがもっと楽しくなっていったね~!
ハリ:姉さん語るねぇ…!だいぶアルコール回ってきたね?
あや:まだまだぁ!!テキーラおかわりぃ!!
真剣に乗って、真剣に遊ぶ
ハリ:ところで、これからもV-MAXとTRに乗り続けるの?
あや:そうねー。あ、あと最近ホンダのマグナ50を手に入れたのよ。あのちっちゃいアメリカン。
ハリ:えっ?大型バイクに乗ってるのに、50ccを??
あや:友達が50ccばっかり集めて、私有地とかで夜な夜なレースをして遊んでてさ。これで仲間入り!
ハリ:あえて、小さいバイクでレースするんだ?
あや:車体性能無関係の実力勝負よ!平均年齢40歳オーバーの大人たちの悪ふざけって所かな?これがまた楽しくって。
ハリ:大型、中型、小型、それぞれのバイクに魅力があるんだね?
あや:そうよー。だからバイクって楽しいの。近々、友達のいろんな50ccで遊ぶ予定!
ハリ:さーて、残念だけど…そろそろ店じまいの時間…
あや:うそーん?もーちょっと延長してよー?
ハリ:ま、他に客もいないし、追加で注文していいっすよ!
あや:やったー!じゃあ、テキーラのウイスキー割りで!
ハリ:あいよー!あ、これサービスの軟骨の唐揚げね。最後に色々語っちゃってください。
あや:そうね…。バイクに関係ないかもしれないけど、わたしの座右の銘は「世の中に起こるすべての出来事は笑い話」。
ハリ:おぉ…何やら奥が深そうな話ですね。
あや:辛く悲しいことがあっても、ちゃんと向き合えば、いつかは笑い話になるという解釈!真剣に遊び、真剣に泣き、真剣に怒る、そんな感じかな?
ハリ:人生において、色々あっても、何事も真剣に生きる、ってことかな?
あや:そうだね。でもそれはバイクも一緒。どうせ乗るんだったら、真剣に乗って、真剣に遊ぼうね!
ハリ:さすが、先輩ライダーは良いこと言うね!あ、ウイスキーのテキーラ割り、お待ちっ!
あや:いやいや!違うよ! テキーラのウイスキー割りだって!あんたそれ飲みなー。
ハリ:(俺、酒飲めないんだよなぁ…。)
おわりに
さてさて居酒屋ダブルハリーにて初めての対談。みなさんどうでしたか?
最初は、好きな人と一緒に走りたくて乗ったバイクですが、今やあやぱんさんの人生には、無くてはならない物になってしまったんですね。でも、それくらいバイクって、熱中してしまう魅力があるのでしょうね。
さてさて、次回のお客さんは誰でしょうか?
この記事をかいた人
北東北を中心にツーリングをし、紀行文やニュース記事を細々と執筆している。 オンロードだけでなく、林道ツーリングやオートバイキャンプなど、色々やっている。 北海道ツーリングの常連で、そこそこ詳しい。愛車はカワサキW800&ヤマハセロー250。