自粛中でもバイクの盗難は要注意!盗まれやすい車種や手口を知ってこんな時だからこそ気をつけよう!
ある日突然愛車が無くなっていた!なんて恐ろしい体験ライダーなら誰もが避けて通りたいもの。
いま世の中は新型コロナウイルス感染拡大により、緊急事態宣言が出されるほど大変なことになっていますが、同時にバイクの盗難も気をつけなければいけないんです。
今回はそんな盗難の手口と対策グッズをご紹介します。
バイク盗難は止まらない
国から緊急事態宣言が出ているこんなときにも泥棒はバイクを盗みます。
そんなクズがいる時点で世も末ですが、現にSNSなどでもバイク盗難被害が多数報告されています。
「外出自粛で家にいるから安心」と思いきや、逆にプロは狙います。
特に気をつけなければいけないのが、アパートやマンションといった集合住宅の駐輪場。
最近ではチェーンロックするためのバーが付いていたり、夜間でも明るく人通りの多い道に面して駐輪場を作るなど考慮はされていますが、それでも盗まれてしまうのが現実。
逆に戸建てだったら安心!というわけではありません。
車を出さないと絶対バイクが動かすことのできないよう、駐車場の一番後ろに置いても夜中の一瞬で持っていかれてしまう時代。
手口は様々ですが、対策しておいて損はありません。
盗まれやすい車種は?
バイクそれぞれ値段が違うので盗まれやすさも違います。
しかし、値段=盗まれやすいとは限りません。
最近では盗んだバイクをそのまま売るよりも、分解してパーツごとにネットオークションで売る手口が多くなってきました。
その点だけで言えば盗まれやすいのは、世の中に同じバイクがごまんとある人気車種。
分解してパーツ売りしても、同じ車種のパーツがたくさん出品されてるし、数が多ければ多いだけ特定が難しくなります。
それに加えて特徴が少ないノーマルのほうが足がつきにくいので盗まれやすい傾向にあります。
逆にZ1やCB750Fなどの高級旧車も問答無用で盗まれてしまう車種。
パーツ売りはもちろん、バイク丸ごとは持っていかれず高いマフラーだけ、などパーツを絞った盗難もあります。
このクラスになるとウインカーやハンドルでさえ純正パーツは激レアで高く売れます。
そして最近特に横行しているのが、80年代〜90年代の2ストレプリカを盗んでコンテナに積んで海外へ送ってしまうパターン。
海外に行ってしまったらもう取り返すことはほぼ不可能でしょう。
日本で100万円の2ストでも海外では2ストが発売さえされなかった国もあり、なおかつ日本車は人気なので300万で売れるケースもあるとか。
考えただけで恐ろしいですが、プロに目をつけられたら相当万全の対策をしておかないとまず持っていかれてしまうでしょう。
カバー+ロック(地球)は絶対
手軽にできる対策としてあるのが、バイクを目立たなくするためのカバー。
これをかけておくだけでも盗難の確率は下がるでしょう。
盗難のプロは車体を発見してから盗むまでの手間を気にします。
カバーが掛かっているだけでも剥がさなきゃいけないし、音も出るし、手間を増やすことで盗難のリスクを下げられるんです。
とはいえカバーだけでは手薄なので、合わせてチェーンロックを使うなども有効。
ただし、チェーンロックを使う場合は単にホイールに掛けるだけでなく、地面と固定されているものとバイクをロックしたほうが確実。
別名地球ロックです。
車体に掛かっているだけのチェーンロックは、タイヤの下に台車をかませるだけで簡単に動かせてしまいます。
破壊しないと動かない、地面との固定物とロックすることで車体を簡単に動かせないようになります。
次回、セキュリティグッズを紹介!
盗難の手口はバイクの進化と同じくどんどん進化していきます。
スマートキーが大半になった車でも盗まれてしまうため、車体側の純正セキュリティ以上に厳重にしておくことが大切。
今回はカバーとチェーンロックでしたが、次回は様々な種類のバイクセキュリティグッズをご紹介します!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)