【若者インプレ】バイク徹底分析〜グラディウス400後編〜

前回記事:【若者インプレ】バイク徹底分析〜グラディウス400前編〜

22歳の筆者、編集部佐藤が一台のバイクを色んなシチュエーションで乗ってみて、このバイクはどんなバイクなのかを良い点も悪い点も徹底的にインプレするのがこのバイク徹底分析。
前回はグラディウス400の車両紹介をしました。
今回は走ってみてのインプレッション!
峠などスポーツ面だけでなく街乗りやタンデムで徹底的に分析してみました。
もちろんライダーは20代の2人、編集部佐藤とMotoいろはのかねちゅんさん。

まずは街乗りから!

街で乗ってみて第一に思った感想はエンジンがスムーズに回ること。
グラディウス400はV型ツインエンジンなんですが、普通のV型ツインエンジンはもっとまったりしていてどっちかといえばビュンビュン走るよりも「ドコドコ」走るような印象が強かったんです。
しかしこのエンジンは違った!!
下から上までしっかり回ってどこからスロットルを開けてもついてきてくれるんです。

街乗りの場合は4000回転〜5000回転で楽に走れてしまいます。
追い越す時はギアを一段落とさなくてもスロットルを捻ればガツンとトルクが出てくれます。250ccじゃこういう走りはちょっと厳しいですよね。
400ccでも4気筒だとここまで力強くないです。ストリートでとても走りやすくて良く出来たエンジンという感じです。

ハンドリング面は?

街乗りで一番気になるのが低速のハンドリングですよね。
渋滞に巻き込まれたりすると5km〜10kmくらいでのろのろ走らなければいけません。
乗りにくいバイクだとフラフラしてしまうんですが、グラディウスは全然平気。
フラつきが少なく、自然に真っ直ぐ止まってくれて足は補助のような感じ。
バイクをいちいち足で支えなくても楽ちんでした。
クラッチも軽いので微妙な操作も苦じゃありません(編集部佐藤はクラッチが重いバイクでツーリングした時、腱鞘炎になったことがあります笑)

低回転からのスタート 8点
常用域の加速(低回転から中回転) 8点
加速時排気音(低回転から中回転) 7点…
中回転から高回転にかけてかなりいい音です!
追い越し加速 8点
超低速のハンドリング(切れ込みあるか) 5点
…スピードが出ていない時は少しだけ切り込む感じがありました。
交差点のハンドリング 6点
前ブレーキ(フィーリング 効き) 8点
後ブレーキ(フィーリング 効き) 8点
Uターンのしやすさ 6点
振動(低回転から中回転) 8点
…ほぼありません。
50キロ走行時の快適性(振動 防風 ポジション) 10点…5速で50キロあたりで走った時の快適性は凄い!シフトチェンジいらずでちょうどいい加減速幅です。

タンデムインプレッション

次は二人乗りをしてインプレッション。たまには友達を乗せたり大量の荷物を載せたり、毎回自分だけしか乗らない、なんてことも少ないと思います。
稀にタンデムすると強烈に乗りにくくなったとかはある話。実際に二人乗りしてみると?

結果から言うと、二人乗りしてる気がしません笑。
タンデムしている場合、リア側が重くなるので車体のバランスが変わってハンドリングが悪くなる事があるんですが後ろに人が乗っていることを忘れるくらい気にならないんです!
サスペンションの硬さがちょうどいいところでセッティングされています。
さすが業界の人気のバイクということだけあってタンデムしても乗りやすいバイクでした。
多分これはヨーロッパ向けに開発されたっていうことも関係しているかもしれません。向こうの人たちって2人乗りすることが多いみたいなので。

走行時の快適さと不安感 6点
長距離に耐えられるか 9点
タンデム時に荷物は積めるか 2点
タンデムでの安定性とハンドリング 10点
タンデムライダーのポジション(足の曲がり グリップ シートの広さ、スポンジの厚み シートの高さ 前方の視界) 9点

最後は峠!

峠ではのんびり走るパターンとちょっととばしてキビキビ走ってみました。
まずはのんびり走ってみると前記した通り、ハンドリングがいいのでどんな道でも負担がなく、楽しく走れます。

なぜ負担がないのかと言うと、バイクを曲がりたい方向に倒すと勝手にハンドルがちょうどいいところまで切れてライダーが何もしなくてもバイクが自然に曲がっていってくれるんです。
怖い感じはまったくなくて自分のコントロール範囲内で曲がりやすいところまで自然にバイクが連れて行ってくれるということ。

調子に乗ってちょっと飛ばしてみました。キビキビ走っても同じでバイクがグイグイ曲がっていってくれます。
一つのコーナが終わって次のコーナへの切り返しも軽々。
バイクが勝手に気持よく曲がっていってくれる感覚。
実は筆者、この感覚は他のバイクで感じことありませんでした。グラディウスで初めて体感して感動してしまいました。

これならどんなにロングツーリングしたってへっちゃらでしょう。
峠でも「速い」とか「ハンドリングが良い」のはもちろんでそれよりも、とにかく乗りやすくて楽しく乗れるバイクです。

タイトなワインディングのハンドリング 8点
高速コーナーのハンドリング 9点
高回転でのフィーリングと排気音 10点
…高回転サウンドは純正とは思えない音質!
先の分からない道での自由度の高さ 10点

motoいろはのかねちゅんさんにも乗ってもらい、感想を頂きました。


アクセルを開けるとトルクとパワーが凄く、とてもアグレッシブな走りをするバイクです。
コーナーではハンドルがすっと切れ込み、気持よく曲がっていきます。
車両から「走るぞ!」というような意気込みが伝わってくるスタイリングですが、実際に乗ってみるとそれ以上に自分のテンションが上がってくるような走りが楽しいバイクでした。

後藤武の動画インプレッション

動画のインプレッションではたまに難しい言葉が出てきますが、初心者ライダーオサの疑問に答える解説も入ってきます!

ツーリング想定

一般道、タンデム、ワインディングで乗ってみたわけですが、総括的にツーリングで使う考えるとかなりおすすめ!
シートが広いので荷物も積めるし、どのスピードで走ってもハンドリングが素直なのでライダーが無理やり操作する部分は全くありません。

荷物の搭載しやすさ 6点
ツーリング向きかどうかの総合判定 8点

後藤武のインプレッション

さてここまでが若者の分析。これだけじゃちょっとわかんねーよ、とかもっと詳しい分析教えろよ、っていう人は是非こちらの動画を。
MotoBeアドバイザー後藤の分析です。
初心者代表オサが突っ込んでいるので初心者の人もベテランの人も楽しめると思います。

まとめ

バイク徹底分析〜グラディウス400〜いかがでしたでしょうか。
総括的に言うと、ストリートで考えるなら現行車400シリーズの中で最強と思ってしまうくらい良いバイクでした。
本当は分析していく中で、もっといい部分だけではなくダメな部分もたくさん書いていきたかったんですが、いくら探しても決定的な欠点が見つからないんです。
素直に「よく出来たバイク」と思えるバイクでした。
初心者から上級者まで楽しめるバイクなので是非一度ライダー皆さんに試乗してみて欲しいと思えるバイクです!

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この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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