【属性:ツーリング,峠】BATTLAX BT46で2000km走ってみた結果、5万円SRの不安感が消えて峠を楽しめるマシンに!
タイヤって走っていればいつかはどんなライダーでも交換するもの。
今回は編集部がレストアした5万円SRのタイヤを最新のタイヤに交換してみました。
ブリヂストンから発売されているBT46をインプレしていきます!
超ロングセラーが進化!
BATTLAX BT46
今回5万円SRに装着したのはタイヤ選びをしたことあるライダーなら誰もが一度は名前を聞いたことがあるであろうBATTLAXのBT−45の後継、BT46。
SRのような旧車らしいバイクに履かせるとより一層旧車感が増して渋い雰囲気倍増!
パターンはほとんど変わっていませんが、フロントのみBT−45と逆パターンになっています。
20年以上定番であり続けたBT−45の進化版とだけあって5万円SRに装着してどれくらい変わるのかワクワクです!
●装着サイズ
フロント(前輪):110/90-18 61H TL(互換サイズのため編集部の自己責任で交換)
リア(後輪):4.00-18 64S
MotoBe5万円SR
オークションで5万円不動の状態で落札し、編集部が手を入れてレストア、カスタムしたバイクです。
関連記事:【5万円SR】オークションで買った激安バイクはどのくらいで走れる?
5万円SRのレストア全記事はこちら!
足回りの仕様はリアサスのみデイトナのアジャスタブルリアショックに交換されていますが、フロントは15mmのカラーを入れてフォークオイルをベルレイのHVI 15wに交換したのみ。
基本的な乗り味はノーマルのSRと変わっていませんが、エンジンはキャブを変えて激しくしてあるのでスポーティーなテイストに仕上がっています。
変えただけで乗り心地向上?!
MotoBe編集部では交換してから2000kmほど走ってみました。
交換したのが3月中旬、そこから15kmのバイク通勤に加え、ツーリングロケ+プライベートでもツーリングしていたらいつの間にか2000kmほど走破笑。
普通タイヤを変えただけでバイクが乗りやすくなるなんてこと中々ありませんが、編集部の5万円SRは94年式。
手を入れられる部分には手を入れましたがそれでも乗り心地に影響する各部のゴムブッシュなどはヤレが来ています。
それが新品のBT46に交換しただけで高速での直進安定性が増したり、凸凹のギャップに乗り上げた時の突き返しが少しだけしっとりしたのは驚き。
特に交差点など街中での乗り心地が良くなったと思います。
曲がりたい方向へ荷重を乗せると自然とバイクが曲がっていくので、前よりバイクがコントロールしやすくなりました。
これはBT46だからこうなった、というよりは新品のタイヤに変えたからというのが大きいのかもしれませんが、バイクが思い通りに走ってくれるとそれだけで気持ちよく、楽しくライディングできるようになります。
一番変わったのは峠の楽しさ!
BT46に交換してから何度も峠を含めた丸一日ツーリングに出かけてます。
このタイヤ、峠の楽しさがこれまでより格段に増しました!
峠ってよく倒すのが怖いとか、疲れるとか言われますが、バイクが思い通りに走ってくれて「ここまでなら大丈夫」という安心感が持てれば普通に走っているだけで楽しめるんです。
タイヤでよく言われる「接地感」というのもBT46は感じやすいタイヤだと思います。
要はバイクをバンクさせているときに「タイヤがどれくらいグリップしているか」や「タイヤのどの部分が地面と接地しているのか」というのが接地感。
それが手にとるようにわかりやすいので「急に滑るかも…!」みたいな不安要素が無くなるんです。
上手い下手に関わらず、接地感がわかりやすくなるだけでも峠の楽しさは大きく変わってきます。
こんなクネクネした道を走ることなんて街中じゃまず無いし、非日常的なライディングを味わえる場所でもあります。
僕は以前から峠大好きライダーですが、今回BT46はそんな峠の魅力を改めて教えてくれました!
オールラウンドだけど攻めれる
BT46は峠だけでなく街乗りからロングツーリングまで幅広く楽しめるタイヤ。
しかしそういうオールラウンドのタイヤって逆に言えばどこにも特化していないので、少し元気よく攻めた走りをするとすぐに限界が来ちゃうんです。
その点BT46は結構なレベルまで行ってものんびり走っているときと変わらずサポートし続けてくれます。
もちろんバイクの乗り方もあると思いますが、低速でも高速でも安心感はほとんど変わらないので自分が安全だと思う存分のところまでバイクを倒すことができるんです。
これもバイクを倒そう!と思って倒すのではなく、倒そう!と意識したときには既に倒れ始めているくらい感覚とシンクロできるのが気持ちのイイところ。
峠の楽しみが方知りたい!というライダーや普段はツーリングメインだけど峠も楽しみたい!というライダーまで幅広くおすすめできます。
SRとの相性バツグン!
BT46と相性が良いバイクはSRなどのストリートバイクから旧車、ネイキッドなど。
フルカウル、ネイキッド問わず250ccクラスのスポーツバイクにも装着可能で、サイズが合えばどんなバイクでも良い働きをしてくれます。
SRにこれまで様々なタイヤを履かせてきましたが、確かにこの相性の良さはトップ3に入るかも。
こういう言い方はよくないかもしれませんが、多少車両にヤレがあっても、いいタイヤを履かせるとそれだけでかなりまともになります。
今回のBT46はそんなバイクをハイグレードにしてくれるタイヤでした!
次回、壮絶雨インプレ!
BT46にはサイドに名前が入ったマークがついています。
これはこのマーク消すしか無い、ということで結構頑張りましたがギリ消しきれず…。
でもこういう楽しみ方もアリなタイヤです。
レストアした中古車でもタイヤだけで凄く安定感のあるいいバイクとなった5万円SR。
BT46はそれ以外にもレインの性能が良くなったらしいので次回は土砂降りの中走ってみます!
お楽しみに!
次回記事:【属性:雨】BATTLAX BT-46はレイン性能も凄らしい!MotoBe恒例の土砂降りインプレやってみました!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)