【125】MUTT Motorcycle RS-13は見た目だけじゃなく乗り味も若者向け?!都内ナイトツーリングで検証!
前回記事:【125】MUTT Motorcycle RS-13はビルダーが作った新車カスタムバイク!実車の仕上がりはこんな感じだった!
来年日本で発売される予定のマットモーターサイクル。
MotoBeでは一足先に車両をゲットして乗ってみました!
今回は都内ナイトツーリングでインプレしていきます!
完成度かなり高め
正直な話、しっかり乗るまで「多分ちょっと粗があるんだろうな〜」と思ってました。
スタイルメインのカスタムバイクってお店で作ってもそうですが、多少なりとも乗り味を捨てて見た目に振っている傾向にあります。
カッコよければいい、というのがメインなのでそれでいいと思うんですが、マットはそこら辺もしっかりしてた…!
ベースの車体は国産車なのでそのクオリティを保ちつつ、見た目が変わってるという感じです。
直線はもちろん、街中のコーナーでも変にハンドルが切れたり、全然曲がらない、ということもありませんでした。
良く言えばベーシックな乗り味、悪く言えば特に目立った個性はない乗り味です。
車体がとにかく軽い
跨っている時の車体の軽さは高ポイント!
重心が低いというのもあってか、この軽さなら女性ライダーも嬉しいんじゃないでしょうか?
余計なものは削ぎ落とし、必要な物をクールに付ける、というカスタムだからこそ、この乗りやすさが実現したんだと思います。
ギャップに弱かった
唯一の問題点はギャップに対して結構シビアです。
普通だったら道路の細かい段差を乗り越えても気づかないレベルですが、RS-13はオフロードタイプのためか、前後サスが固め。
小さなギャップでは多少ガタン、とするくらいですが、大きなギャップではポジションもあってガクッと車体が縦に揺れます。
大口径の重いホイールとタイヤで、サスが少しだけ短くなっているので、そこだけ少し勿体無かったと思います。
アーバンな夜を過ごせる
今回一番痛感したのが、場所を選ばないこのスタイル。
都内で車の間を走っていても、一歩路地を入って散策していても、どこでも絵になるバイクでした。
この辺りさすがビルダーって感じがします!
街での注目度も高く、僕の格好がアドベンチャー過ぎたのもあってか都心では視線を感じることも。
逆に普通のバイクウェアは似合わなそうですが、カジュアルな格好でこそめちゃくちゃ映えるスタイルでした!
速くはないけど、トコトコ楽しい
エンジンは125ccなので期待していたほどパワーはありませんでした。
交通の波には乗れますが、めちゃくちゃ全開で走らないとリードはできない…。
もちろん高回転まで引っ張れば125なのでそれなりには伸びますが、でもこのくらいでいいんだと思います。
ゆっくりトコトコ、30km〜40kmくらいで走るのが一番楽しい。
全開で走ると振動もあるし、なんか明らかに「このバイクとは合ってない感じ」がします。
その代わり低回転の粘り強さはピカイチなので、125でも低回転で繋いで「ドドドドッ!!」という吹け上がりを楽しむ乗り方ができました。
まとめ
想像の何十倍も良かったRS-13!
性能とかフィーリングはスタンダードな所をフォローして、スタイルとか音とかをこだわりたい、というライダーに合っていると思います。
そういうバイクに魅力を感じるライダーも多いんじゃないでしょうか?
ロングは厳しくてもツーリングは余裕、通勤通学の足にしても満足行くバイクだと思います。
次回は250バージョンもインプレしてみたいと思います!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)