絶品ムロアジ茶漬けを求めて。ベスパで走る八丈島(動画インプレあり)

MotoBeの関係者の間では突然遊びに行く話が盛り上がります。先日もこんな感じでした。「どっか島行こうよ」「行こう! でも仕事あるから週末で行けるとこ」「食い物が美味いとこね」皆のワガママを全部聞いていたら自動的に決まったのが八丈島。「せっかく行くんだったらバイク持っていかね?」「行く」「乗る、後ろ乗せて」なんて皆で盛り上がってベスパも持って行くことになりました。
金曜の夜10時、竹芝桟橋に集合した12人。船に乗る前から酔っぱらっている連中がいてテンション高め。伊豆七島に行く船はこの前夜祭的な雰囲気がまた楽しいわけです。

八丈島に到着!


朝、フェリーは八丈島に到着。船から降りてペスパで走り出す女性ライダーのホリ(MotBeの名付け親)。他の女の子達集まって来て「かっこいい」と皆で叫んでます。バイクに乗る女性は同性から見るとかっこいいみたい。
港からはレンタカーとベスパで移動します。皆で代わりばんこにベスパに乗ります。なんか島のリゾート感とベスパがとても良く似合ってます。

125ccの2ストロークだから2人乗りしてもグイグイ走ります。島の狭い道もベスパならちょうどいい感じ。島の大きさにちょうどいいんですね。力が足りないとか、余っているととかじゃなくてベストフィット。


昼飯で立ち寄ったのは藍ヶ江水産。地物の魚が食べられる店。倉庫改造の雰囲気がまたいい感じです。で、ここでの話題は当然クサヤ。八丈島に来たらやっぱりクサヤにチャレンジしたいわけです。メッチャ臭いけど。
「美味い」「臭いよ」「臭いから近寄らないで」とか皆大騒ぎです。

クサヤ定食では焼いたクサヤにだし汁をかけて食べます。これがまたいい感じにクサヤの旨味と香りがだし汁に染み出していい感じです。ちなみにクサヤの強烈な匂いは皆で食事する時、けっこう盛り上がります。なのでグループで食事をするのなら、必ず何人かは頼むことをお勧めします。良い思い出になるでしょう。

島を満喫した二日間

飯を食ったらまたライダー交代して走ります。

これが今回使ったベスパPX125 80年代のクラシックなペスパを再現したモデル。2ストロークエンジンの弾ける排気音が特徴でクラッチ付きで左手を捻ってギアチェンジします。

八丈島って週末、バイク持ち込む旅にピッタリでした。主な見所が回れるんですけど、ちょっともの足りないからまたもう一度来たくなります。

ちなみにこの日の晩飯は宿で自炊。だったんですけどスーパーに行ったらなんにもなくて「どうしようか?」なんて言ってたら朝捕れたばかりのムロアジが100円で売ってるじゃないですか。

全部買って刺身とナメロウです。これが大成功。「超絶に美味い」「最高」と叫び声が上がります。酒も進みます。これだけじゃ終わりません。料理で出た骨や頭はすべて鍋に放り込んでダシを取ります。グツグツとアラを煮てダシを取っているうちに米が炊けました。
ホカホカのご飯にナメロウを乗せたら、その上に骨やアラで取っただし汁をかけます。ちょっと醤油を少したらしてゴマをふったらこれが素晴らしい味。
「過去最強に美味いぞ」「もう死んでもいいくらいに美味い」夜釣りで大物釣りしよう、なんて言ってたことも忘れて全員宿で酒を飲みムロアジを食いまくったのでした。

動画レポートはこちら

MotBe メモ

八丈島にバイクを持っていく場合、船に積み込めるのは250ccまで。積み込みの為には早めの時間に港に行かなければならないのでギリギリの時間にならないように注意。詳細や価格は東海汽船に問い合わせていただきたい。他の島にバイクを持っていく場合も同様。

東海汽船 http://www.tokaikisen.co.jp

 

この記事をかいた人

後藤 武アイコン

二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。

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