北海道は「1泊2日」でも楽しめるのか!?最高に楽しむためのコツとは?④【函館まで激走編】
筆者が身を持って経験した「1泊2日北海道ツーリング」のコツをご紹介するこの企画。
「道内を1泊2日でどれくらい走れるか?」ということで、前回は1日目、苫小牧から根室までの約500kmを走りました。
今回は2日目、根室から函館まで約700kmを1日で走ったレポートをお届けします。
意外に遠い、函館まで
前日、苫小牧から根室までの約500kmが、意外に時間がかかってしまったことを考え、2日目は時間に余裕をもって早起きして走ろう、と考えました。
グーグルマップで根室から函館までの距離と時間を計算すると、下道だけで684kmの約11時間。これはきっと、休憩時間なども入れると実質14時間ほどかかってしまいそうです。
なので、少しでも余裕を持つ為に、この日は途中で「高速道路」を走ることにしました。
それでも函館までは、668kmの11時間。意外と遠いなぁ。
根室グランドホテル
今回宿泊したのは、根室市の駅前にある「根室グランドホテル」
根室グランドホテル
〒087-0028 北海道根室市大正町2丁目2>
TEL: 0153-24-6611
シングルルーム素泊まりで8000円ほどと、気ままなバイク旅では少し割高でしたが、その代わり極上のベッドと快適な部屋でしっかり眠れました。
また数台ですがバイクを停められる屋根付きのスペースもあり、雨天も安心です。(※大型バイク、トライクは通常の駐車スペースになります)
納沙布岬
早朝4時にホテルを出発し、走り始めると気温が11.6℃。7月中旬なのにこの気温とは……さすが日本最東端の町、根室市。
市街地から30分ほど走って着いたのが、納沙布岬(のさっぷみさき)
ここが、今回の北海道ツーリングの最大の目的地であり、日本の本土最東端の場所。到着した時には「やったぜー!!」という気分になりましたね。
霧雨であまり見えませんでしたが、わずか3キロほど先には、北方領土の「歯舞諸島」が見えました。 こんなに近くの島がロシアに実行支配されているとは、ちょっと信じられませんでしたね。
日本最東端のポストもありました。
日本最北端の宗谷岬ほどメジャーではないかもしれませんが、納沙布岬もなかなか「最果て」を感じられるスポットでしたよ。
日勝峠
釧路市の「阿寒IC」から「千歳東IC」まで高速道路を走りました。その途中で立ち寄ったのが「日勝峠」です。
「日高」と「十勝」を結ぶ峠ということがその名前の由来だそうですが、昨年の大雨で付近の道路が陥没し、復旧作業中とのこと。
現在は「十勝清水IC」から「占冠IC」までの区間が迂回路として、無料で走れます。
函館フェリー埠頭
朝5時すぎに納沙布岬を出て、休憩しながら走り続けること13時間。なんとか無事に、函館フェリー埠頭に到着しました。
ここから青森市までは3時間40分ほどの航海。
セロー250で1日に700kmほど走ったことは初めてでしたが、意外に走れちゃいましたね。
まとめ。
というわけで、全4回にわたって北海道1泊2日ツーリングのコツに関して、コラムを連載させて頂きました。
合計約1200kmの道のりを、2日間で走り続けるというのは、なかなか体力と根気が必要にも思えます。
でも「1時間に1回は休憩をする」「長く休みすぎない。休憩時間は10分くらい」というペースをうまく保てば、走れない道のりではありませんでしたし、疲労もさほど残りませんでした。
そして1日目、2日目とたった2日間だけの北海道ツーリングでも、十分すぎるほど楽しかったですし、なかなか濃い内容のツーリングができましたよ!!
この記事をかいた人
北東北を中心にツーリングをし、紀行文やニュース記事を細々と執筆している。 オンロードだけでなく、林道ツーリングやオートバイキャンプなど、色々やっている。 北海道ツーリングの常連で、そこそこ詳しい。愛車はカワサキW800&ヤマハセロー250。