ネオクラトラッカー登場!インディアン FTR1200はストリート映え抜群のスポーツマシン
最近フラットトラッカーのスタイルをまとったストリートトラッカースタイルが流行り始めています。
日本でトラッカーというと250とかの小排気量を想像しますが、実は大型クラスにも新車でトラッカースタイルのバイクがあるんです。
今回はアメリカの老舗ブランド、インディアンモーターサイクルから発売されているFTR1200をご紹介します!
Vツインスポーツマシン
トラッカースタイルはオフロードのオーバルコースを周回して競うフラットトラックレースのバイクから来ています。
FTR1200はインディアンモーターサイクルのフラットトラックレーサーであるFTR750のスタイルをストリートに落とし込んだバイク。
もちろん公道走行できるバイクですが、どことなくレーサー感漂うデザインです。
インディアンはこれまでアメリカンのクルーザーバイクのイメージが強いメーカーでしたが、FTRはクルーザーというよりバリバリのスポーツマシン。
エンジンは水冷Vツイン1200cc(2気筒)。
アメリカンと言えばVツイン!というほどイメージは浸透していますが、一般的に知られているアメリカンのエンジンは空冷エンジン。
FTRの水冷Vツインエンジンは空冷のような緩やかでおとなしい吹け上がりではなく、モトクロッサーのような強烈な吹け上がりをするスポーツテイストなVツインなんです。
インディアンってどんなメーカー?
インディアンができたのは1897年。
最初は自転車から始まったメーカーでしたが徐々にバイクを作り始め、アメリカ初のバイクブランドとして名を馳せました。
その後様々なアメリカンモデルを発売したり、レースに参戦したり、着々と結果を出していましたが、戦争や世界大恐慌の影響などもあり一度事業が終了したことも。
しかし1998年に復活し、現在に至るまで様々なモデルを生み出してきた老舗メーカーなんです。
カーボンの高級感が光る!
今回お借りしたのはFTR CARBONというカーボンパーツを使った最高級グレード。
タンクカバーやフェンダーなど細部に至るまでカーボンパーツで作られていて高級感抜群!
カーボンパーツって最近こそ社外パーツで安いものが出てきましたが、やっぱりメーカーが作る本物のカーボンってツヤ感が違います…。
ヘッドライトはLEDを採用するなど、最新の装備が詰め込まれているのもポイントの一つ。
カバーももちろんカーボンでできています。
リア周りは純正でフェンダーレスになっていて、ナンバーやウインカーはスイングアームにマウントされています。
このスッキリ感がまたレーサーらしい雰囲気を醸し出している要因の一つ。
LEDのテールランプも近未来的なデザインでカッコいい!
マフラーは純正でアクラポビッチを採用。
車検が通る音量なので決してうるさくはありませんが、深みのある低音サウンドを響かせます。
サイレンサーがダブルサイドアップになっているのもトラッカーらしくてカッコいいですよね!
ハンドルはトラッカースタイルらしい幅広のプロテーパー製。
アメリカンのようにゆったりしたポジションではなく、多少前傾するくらいのネイキッドポジションです。
メーターはフルデジタルでハンドルのスイッチで操作することができます。
走行モードもレイン、スタンダード、スポーツの3種類を選択可能。
まさに現代の最新技術を詰め込んだネオクラ的ストリートトラッカーです!
次回、トラッカーの楽しさ堪能!
インディアンって名前のメーカーを初めて聞いた、という方もいるかもしれません。
特にインディアンは大型クラスのバイクしか無いので小排気量メインのライダーにはあまり知られていませんがかなり老舗のメーカーです。
そんなメーカーがレースで培った技術を詰め込んで作ったバイクが面白くないわけがない!
次回、ストリートトラッカーを街中で乗ったインプレ編です!
次回記事:ストリートトラッカーは意外に万能?!インディアン FTR1200はライダーをワクワクさせる遊べるマシンだった!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)