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オフ車の王様、ハスクバーナ701エンデューロはジャジャ馬?乗ったら意外にまったりだけど途中から豹変?!

MotoBeではこれまで〜400cc以下をメインにご紹介してきましたが、今回は大型クラス!

ちょいマニアックな外車、ハスクバーナをご紹介します。

大型にしか無いどぎついパワーと洗練されたオフスタイルがかっこいいバイクです!

抜群のプロポーション!


こちらが今回ご紹介するハスクバーナの701Enduro(エンデューロ)。
公道モデルとは思えない抜群のプロポーション…!!

オフ車好きにはたまらない超本格派スタイルです。

それもそのはず、701エンデューロはこのままエンデューロレースに出れるほどエンジン、足回り、フレームなど全てにおいて公道だけでなくレースでも活躍できるよう設計されています。

しかしそんな本気過ぎるマシンで公道走れるんでしょうか…?

エンジンは水冷単気筒690cc
2期等とか4気筒とかでこの排気量ならわかりますが、単気筒でこんなビックなエンジン中々ありません

ビルの骨組みみたいなトレリスフレームという特殊なフレームが印象的。

ブレーキはシングルディスクですが、そもそも車重が燃料無しで150kg切っているので十分過ぎる制動力。
普通の大型バイクって200kg台は当たり前。

超軽量な車体です。

マフラーが左出しというのも外車らしいグッとくるポイント。
音量は静かですが、大排気量らしい図太いサウンドを響かせます。

オフ車の王様


ハスクバーナのオフロードバイクは、同じジャンルのバイクの中でもかなり洗練されたデザインです。

フロントからの見た目はまさにオフロードバイクの王様と言っても良いほどキマってます

オンロードバイクには無い、サイドのシュラウドと呼ばれるカウルもオフ車のかっこいい所。

裏側の細かいところは黄色いカウルで保護されていて、余計なパーツは見えないよう徹底的に考え抜かれた外観です。

ガソリンタンクはなんと後ろ!
シートの更に後ろにあるリアフェンダーに給油口が付いています。

この位置にタンクが付いているのもかなり珍しいかもしれません。

足付きは凶悪!


身長170cmのライダーが跨るとこんな感じ。
「オフ車って足つかなそう」と思ってオフ車に乗るのを諦める方もたくさんいますが、普通のオフ車はなんだかんだ言って跨ってみると両足つま先が付きます。

ただ701エンデューロはガチすぎて片足のつま先を付けるのがやっと笑。
シート高は950mm

しかし車体がめちゃくちゃ軽いので、片足付くだけでも余裕で支えられてしまうんです。

意外にまったりとしたフィーリング


いざ乗ってみると、690ccと聞いて想像していたほど激しくもなく、街でも普通に乗れました

スロットルを大きく開ければ勢いよく加速していきますが、大型バイクに乗ったことがあるライダーなら許容範囲

走っている分には250のオフ車に乗っているのとあんまり変わらない感覚です。

オフロードバイクの軽快なハンドリングで交差点などの小さなコーナーでも想像以上にスイスイ、クイックに曲がっていきます。

信号待ちで停車するときのみ足が付きが悪くて怖いですが、丸一日乗ってしまえば慣れました。

ジャジャ馬と聞いていたのに意外にもあっさり乗れてしまったので達成感半分、ちょっと期待はずれな気持ちも…。
しかしこの701、まだ本気を出してませんでした。

マップ切り替えで豹変


701エンデューロにはマップと呼ばれる乗り味を変えるシステムが付いてます。
これまでは1番のマップで走ってました。

もう結構乗ったし、試しに2番もやってみるか〜と軽い気持ちで切り替えたところ…

性格が豹変!!
今まで通りにスロットルを開けると3速くらいまでフロントが浮いてウィーリーしちゃうほどの激しさ!

さっきまで普通に乗れていたマシンがマップだけでここまで豹変するとは驚きです。

しかしこれ、激しいマップで走っている時は本当に気をつけないとどこでもウィーリーしちゃいます。

これは激しすぎて街中では乗れないレベル…。
でも、これくらい激しいのを期待してました!!

マシン側から「乗れるもんなら乗りこなしてみろよ」と訴えかけてくるような、挑戦的なフィーリング。

低回転では1番のマップと大きな変化はありませんが、とにかく高回転まで回ったときの激しさが段違いです。

見た目、スペック通りの激しさと誰でも乗れてしまう安定モードが一つのバイクで切り替えられるってめちゃめちゃハイテクですよね。

中免クラスでは味わえない、ハイクオリティなオフロードバイクでした!

まとめ

今回はオンロードのみでの試乗でしたが、次回は是非オフロードでも乗りたいところ!
400cc以下でも良くできたバイクってたくさんありますが、大型クラスになると更にハイクオリティなバイクが当たり前になってくると思います。

クオリティと同時に値段も跳ね上がってくるのが難点ですが…(701エンデューロは145万円)。
激しいのが好きな方は是非一度試乗だけでも乗ってみてください!

701エンデューロの詳しい情報はこちら!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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