Ninjaだけど2スト!?Ninja150RRは峠の面白さを教えてくれる今買える2ストマシン!
2ストのバイクって昔は結構ありましたが、今は新車で買えるのはほぼありません。
しかし、海外モデルならまだギリギリ2ストがあるんです。
今回はインドネシアカワサキ製の日本ではあまり知られていないNinjaをご紹介します!
あのNinjaの2スト版!
Ninja150RRは2014年までインドネシアカワサキが作っていたバイク。
日本でもNinjaと名の付いたバイクは250からリッタークラスまでありますが、全部4ストローク。
このNinjaは2ストなんです。
日本にもまだギリギリ在庫があるので新車で購入することができます。
今回お借りしたのはオートサロンオギヤマさんの試乗車。
ステップやチャンバー、タイヤなどは純正から変わっています。
フロントフェイスは日本でも走っているNinja250とそっくり!
他の細かいカウルデザインも僕らの知っているあのNinjaそのままなので、アジア圏の外車によくあるチープな雰囲気がまるでありません。
エンジンは2ストローク単気筒150cc。
もちろんキャブレター式となっています。
ハイテク、ではなくローテクですが、現代のマシンとは明らかに違う楽しみがあるのは確か。
メーターはスポーツマシンらしい3連デザイン。
スピード、タコ、燃料計とスタンダードな装備ですが、スピードメーターは200kmまで刻んであるのがソソられます!!
2ストって何?
初見の方のためにサラッと2ストを解説。
教習所で使う教習車や街で見かけるほとんどのバイクは4ストロークのエンジンです。
2ストロークで一番わかりやすいのは芝刈り機やチェーンソーなどで聞く「ビーン!!」という甲高いサウンド。
要は4ストと2ストはガソリンを燃やす工程が違うので当然エンジンの性格や排気音も違います。
4ストロークは燃焼、2ストロークは爆発というほど違うので今でも年齢関わらず幅広いファンがいるんです。
峠の楽しさ全開!
2ストなら峠で乗りたい!ってことで今回の試乗は峠に行ってみました。
まず2ストは4ストより全体的に車重が軽いのが特徴。
Ninja150RRも例外ではなく圧倒的な軽さなので左右の切り返しなど、タイトなコーナーの楽しさが凄い!!
2ストって4ストと違って高回転ならパワーが出るわけではなく、パワーバンドと呼ばれる特定の回転域で強烈なパワーを発揮します。
峠ではこのパワーバンドに合わせて走るのが楽しいポイント。
峠を走り慣れている方でも2ストとなるとまた別の楽しみ方ができるんです。
今回のNinjaには社外のチャンバー(マフラー)が付いていたため、「パイーン!!」という独特な2ストサウンドで耳まで気持ちよくなれました笑。
ぶっ飛んでハイパワーすぎるわけではないので、昔の2ストマシンに乗っていた方も、2ストなんて乗ったことないという方も同じように楽しめるマシンだと思います。
これが今ならまだギリギリ新車で買えるというのが乗ってみて改めて驚き!
細かいパーツも手に入るし、インドネシアのパーツを輸入して使っているオーナーもいるんだとか。
2ストに興味がある方、是非乗ってみてください!
取材協力:オートサロンオギヤマ
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)