【バイク徹底分析】誰が乗っても乗りやすいバイクはここにあった!「SUZUKI GSR250」Vol.2
前回記事:【バイク徹底分析】誰が乗っても乗りやすいバイクはここにあった!「SUZUKI GSR250」Vol.1
前回のインプレッションではツーリングを想定した内容でした。
今回は普段使いの想定とスポーツ面のインプレッションです!
GSR250の知られていない一面を探っていきます!
インプレッションするのはこの人!
MotoBe佐藤 若者ライダー上級代表
ヒカル 若者ライダー中級代表
町中でキビキビ走れる?
普段の移動手段としてバイクを使う場合、入り組んだ狭い道や激混みの渋滞などもあると思います。そういった場所での使い勝手や乗りやすさを確認してみることにしました。
まずは都市の駅周辺の入り組んだ道など走ってみました。日常で使っていると良くあるシチュエーションです。
こういう場所ではストップ&ゴーが多いので低回転のパワーや発進のしやすさが重要になってきます。
GSRのエンジンは前回も書いたように下から上まできれいに回るし、クセがない特性なので町中でもクルマの流れに合わせて走るのはビックスクーター並みの楽さ笑。
クラッチも軽いしつながり方も分かりやすいのでアイドリング付近でクラッチをつないでも簡単にエンストしたりしません。
なので交差点で止まる回数が多くてもストレスになりません。
超低速のコーナリングでもハンドルが切れ込むこともなく、Uターンも軽々。
250の軽さで乗りやすいのもありますが、町中走行に適したポジションや扱いやすいブレーキなど、すべてが合わさって町での乗りやすさを実現しています。
超低速のハンドリング 8点
前ブレーキ 6点
後ブレーキ 5点…少しだけ接地感がつかみにくい?
Uターンのしやすさ 8点
振動(低回転から中回転) 7点
ゆっくりしか進めない渋滞では?
渋滞でも乗りやすさは変わらないんですが、このポジションと乗りやすさがあるのでゆっくり走っていもフラフラしにくいのはポイント。
そして嬉しかったのはエンジンの熱気がライダー側に上がってきにくいこと。
大排気量のバイクや旧車などは「うお!!」っと声が出るくらい熱気が来る車種もあります笑。
250はそもそも熱気もそれほどでもないんですが、スポーツモデルと違ってエンジンを抱え込むようなポジションでもないし、エンジン自体が囲われていないなので熱もこもりにくいわけです。
たぶんビックバイクから乗り換えたらこの快適さに感動するはず!
タンデムするとどう?
普段使いではタンデムすることもあるかもしれません。
バイクによっては、タンデムするとハンドリングが変わってしまったりすることもありますがGSRに関してはタンデムでも平均点以上。
運転している側はかなり快適です。
後ろに人が乗っていることがわかんなくなるくらい乗り味もそのまま。
どれくらいかって言うと町走っててふと見つけたメイドにタンデムのままナンパ出来るくらい乗りやすいです。(なお見事にスルーされた模様)
後ろに乗っている方からするとタンデムシートも広く、タンデムバーも持ちやすいしタンデムシートの一が高いために前方の視界もいいとすべてにおいて満足できる感じ。
普通はタンデムしたら乗りにくくなるものですが特にここはダメという点は見当たりませんでした。
250のロードスポーツとしては、かなりタンデムがしやすいバイクだということが出来ると思います。
タンデムライダーのポジション 7点
走行時の快適さと不安感 6点
長距離に耐えられるか 6点
タンデムでの安定性とハンドリング 7点
峠では乗りやすさ全開!!
ここからはちょっと切り替えて走りの楽しさをインプレッションしてみましょう。
まずキビキビと走ってみて思ったのは乗りやすさがどんなシュチュエーションでも変わらないこと。
つまりキビキビ走っても、町中でゆったり走っても同じような感覚、乗りやすさで乗れてしまうバイクなんです。
バイクによっては細かいワインディングは楽しいけどハイスピードの大きなコーナーは苦手だったり、その逆の特性を持つバイクもあります。
ところがGSRはどんなコーナーでも乗りにくくなったりしません。
どんなコーナーも得意と言っていいレベルでしょう。
敢えて欠点があるとすればキツイ上り坂などでは上まで回さないと気持ち良く加速していかないこと。
登りだとコーナーを立ち上がってガバっとスロットルを開けてもバイクが押し出されるようなトルクはありません。
しかしだからこそ、誰でも乗りやすいし、どこで乗っても楽しく安全な域で乗れるという利点もあります。
乗りやすさよりも少しでも速いほうがいい、なんていう人には少し物足りなさを感じるかもしれませんね。
ただ、ここでも乗りやすさを利用してライン取りを考えればエンジンのトルクの少なさを補うような走り方も出来ます。
つまり登り坂でもGSRならではのライディングの楽しさがあるということ。これが中々高評価!
タイトなワインディングのハンドリング 9点
高速コーナーのハンドリング 8点
高回転でのフィーリングと排気音 6点
どこに行っても不安なしの機動力
様々な場所で試してどれも平均以上のパフォーマンスを見せるGSR250。
言わば優等生バイクです。
今回、若者中級のライダー、若者上級ライダー、ベテランライダーがツーリング、混雑した町中、峠までみっちり走らせましたが、誰がどんな乗り方をしても乗り手の意思をダイレクトに反映出来ました。
こういうバイクはそうそうありません。
足付き 7点
引き起こしの重さ 6点
取り回しの重さ 6点
スタンド 8点
収納 5点
質感 5点
使い勝手もかなりいいので普段の移動用にも、ツーリングバイクとしてもオススメできるバイクです。
エンジンの造形と質感 6点
始動性 9点
排気音(アイドリング 空ぶかし) 5点
排気音(乗車時) 5点
ポジション 10点
クラッチの重さ、つながり 8点
スロットルの角度、重さ 9点
ハンドルの切れ角(角度 手を挟まないか) 8点
スイッチ類の分かりやすさ使いやすさ 8点
シートの硬さ座り心地 10点
動画インプレッション!
動画担当はベテランライダー後藤武!
こちらも自分なりの視点でインプレッションしています!
まとめ
今回分析したGSR250は一言で言えば”旅に出たくなるバイク”だと思います。
ここまでどこを走っても楽しく走れるならキャンプ道具一式積んで日本一周とかしたら楽しそう…!
走ってる途中も気持ちに余裕ができるのでツーリングの雰囲気を満喫できること間違いなしだと思います。
バイクを操る楽しさがイマイチ分からないとか、満足できていない方にもぜひ一度乗ってもらいたいバイクです。
バイクの自由さを再認識させてくれるはず…!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)