【マジで?】タイヤが変わると本当に違いが出るのか?!同じバイクでタイヤ変えまくって試乗すると意外な結果…
前回記事:【豆知識】これ知っておくと今後のバイクライフが変わる?バイクのタイヤって実は大きく分けて二種類あるらしい!
タイヤってバイクを乗る上で超重要なパーツなのにいざ選び方ってなると相当難しいですよね。
前回はタイヤの構造の違いなどをわかりやすく噛み砕きました。
今回はタイヤの乗り味の違いについて。
体感できる違いがあるのか、検証してみました!
試すのはコイツら!
今回試すタイヤはDUNLOPから3種類。
バイアスはGT601、ラジアルはGPR-300、α-14です。
バイクは4種類。
Honda VTR250、CBR250
YAMAHA YZF-R25、MT-03
ミドルクラスの人気車種ばかりなので全部乗れば平均的な感触が得られるはずです!
検証は編集長と平均ライダー
試乗するライダーは二人。
MotoBe編集長の佐藤と超平均的ライダーコバヤシ。
佐藤はめちゃくちゃバイク好きなので今まで色んなバイクに乗ったり色んなタイヤを履いたり、雑誌でもインプレしてたりするので若者代表詳しい解説担当。
一方コバヤシはなんでもいいだろ!派。
バイクも稀にツーリングに行くか、たまーに移動手段として使う程度。
「違いなんてわかりませんよ笑」と今回の企画にピッタリな超平均ライダーです。
早速乗ってみよう!
ひとまず同じ車種で全部のタイヤに乗ってみることに。
「結構乗らないと感触わかんないかな〜」なんて思いながら乗ってましたが、一目瞭然で違いがわかります。
結果を言うのが速すぎた感じもしますが本当にぜんぜん違うもんなんです!
跨って前後に動かすだけで違う
走る、以前にバイクに跨って前後に動かすだけでそれぞれ違うのがわかります。
個人的に一番動かしやすかったのはGT601。
バイクを直立させた時に他に比べて少し硬い感じがしました。
ちなみにコバヤシは特にわからなかった様子。
なので気にしていれば分かる違い、と言った感じです。
一番わかりやすいのはバイクを倒す瞬間
ひと通り乗ってみて一番明確な違いが出るのはバイクを曲げるためにバンクさせる瞬間。
この3種類はここで一番わかりやすい違いが出ました。
GT601は直線ですごい安定しているのにちょっと倒そうと入力するとスパッ!!と気持よく、粘り気なく倒れていきます。
GPR-300とα−14はスパッというよりもねっとりした感じで、思いっきり入力して倒しこんでも逐一「今ここらへんでタイヤがグリップしてるよ」と教えてくれる感覚。
かなり接地感を掴みやすいタイヤです。
佐藤的にはGT601が好み。
どこらへんがタイヤの限界かある程度体でわかっているのでズバズバ切っていく感じが楽しくてたまりません。
一方コバヤシは急に行ってしまうのが不安だったらしく、好みはGPR300。
接地感の掴みやすさが安心するようです。
α-14の良さが最も出るのは高速コーナー
どちらからも選ばれなかったα-14ですが、これの良さが出てきたのはもっと高速になってからでした。
右に左にバイクを振り回しているとなんの抵抗もなくバイクが倒れて旋回していきます。
この速度域では他のどのタイヤよりも安心で楽しく走れました。
この安心感が何キロになっても変わらないのがマジで凄い所。
どこまで行っても、まだ倒してもグリップする、この先は滑りだす、というのが手に取るようにわかります。
なのでこの試乗会で一度もリアが滑らなかったのはα−14だけ。
どんなに無茶苦茶なことをしても音沙汰なしでした。(タイヤをしっかり使わないと転けますが)
バイクのタイプによって一番いいタイヤは違う?
全てのバイクで全てのタイヤに乗ったわけですが、どれが一番いいタイヤというのはバイクによっても、ライダーによっても違いました。
実際コバヤシと佐藤の一番だと思うタイヤは全然違ったわけで。
そこで次回、バイクタイプ、乗り方に分けたタイヤ選びをご紹介します!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)