信号のない道を走りに行こう
最近めっきり寒くなってきました。それでも天気が良い時はバイクで走りたい、っていう人多いと思います。これからの日帰りツーリングスポット選びは
(1)近場
(2)寒くない場所
(3)日当りの良いところ
っていうのが基準になると思います。夏みたいに山の方に出かけていったら寒いし凍結路面が待ち構えていたりしますからMotoBeとしてはお勧めしません。
意外に近くにあった気持ちの良い道路
で、今回お勧めするツーリングスポットは水郷佐原から潮来周辺。といってもよくある観光地じゃありません(観光地もありますけど)。メインはこのあたり特有の信号もなくて周囲に何もなくて、気持ち良く走ることができる道です。
利根川、北浦周辺は究極に気持ちよい道路のオンパレード
この写真をごらんください。利根川沿いにまっすぐ信号の少なくて見通しの良い道が続きます。その距離、20キロメートル以上。
途中数カ所だけ信号があるんですが、それにしても関東近辺でこういう道って貴重。しかも両側を川に挟まれた中洲っていう地形がまた独特。景色も良いし、天気の時は本当に気持ちがいい道路です。
ただし、この道。途中で数カ所、道路が車1台分に狭くなっている場所があります。たぶんぶっ飛ばす人の対策なんでしょうね。
実際、調子に乗って飛ばしてくるとここはちょっと危険。特に暗い時なんて見えないので「あれ、なんか変だぞ」と思って近づくと急に道路が狭くなっていて慌てて急ブレーキ、なんてことも(わたくし、やってしまいました)
まあ、のんびり景色を楽しみながら走っていれば問題ないことなのでじっくりのんびりとお楽しみください。
さらに気持ちの良い場所も
この周辺は水郷と呼ばれて細かい湖や川が入り組んでいます。そのために景色も独特で雰囲気の良い場所もたくさんあります。で、ちょっと探すとこんな道も。
周囲に何もないのでとても気持ちよいのですが、たくさんのバイクで走ったりすると地元の人達に迷惑になりそうなので、敢えて場所は明記しないことにします。興味がある方、地図を見ながら探してみてください。
もしも同じ場所、みつけて写真投稿していただけたら、抽選で1名様にプレゼント(マジです)。レポートつけてメールください。お待ちしています。くれぐれもお願いですが、気持ち良いからといっと調子に乗って飛ばさないこと。
冬の水郷は鳥と戯れる
北浦周辺に行ったらこの時期のお楽しみは鳥と戯れること。白鳥が飛来する場所があって、ここには餌を狙って多数のカモや鵜、サギなどがやってきます。かなりの数でこれが相当な迫力。面白がって観光客も集まってくるので鳥がさらに集まってくる。ここの鳥は人間が襲ってこないことを学習してしまして、しかもこいつら相当に強気。
餌を持っていくと群がってきます。手を出すと指ごとかじられたりします。ま、相手は鳥なのでそんなに痛くもない。ただ、白鳥は注意。凶暴です。しかも自分が大事にされているのを知ってか、調子に乗っている。かなり強気で餌を奪いにきます。こいつらとの駆け引きというか、鳥に遊ばれている感じも貴重な体験でしょう。
帰りは敢えて国道を避け県道に
水郷から都内に向かって帰る場合、クルマの典型的なルートは潮来インターから東関道に乗ること。ま、これが一番分かりやすくて速い。でもMotoBe読者にそんなルートはお勧めしません。どうせなら県道44号線で成田まで千葉の田舎感を楽しんでください。高速代も節約できるしディープな世界が広がっています。こちらも信号はそれほど多くないので、実は並行して走る国道51号よりもペースが早かったりします。少なくても走っていて間違いなくストレスが少ない。
ディープなスポットを楽しむ
この道、途中で出てくるお店がすごい。昭和の時代そのままです。まず最初に出てくるのが理容キタミ。
見た目も店内の雰囲気も昭和そのもの。実はお願いして取材させていただこうと思ったのですが、この時はお店の方が不在でした。今度、みんなで行って散髪してもらいたいと思っています。どんな髪型になるか超楽しみ。
そして次回絶対立ち寄りたいと思っているのが食堂スガヤ。
この外観、やばいです。数十年、このまま時を過ごしてきたこと確実。バイク止めるスペースも十分あるし、こちら方面にツーリングする時は、幹事さん、ここでお昼ご飯っていうのはどうでしょう? たぶん相当なマニアの人でも驚かれることと思います。
もしも走り疲れて暖まりたくなったら謎の温泉「美人の湯カーニバルヒルズ」なんてのもあります。道中出てくる看板の怪しさは最高。でも中は結構きれいで良いお風呂というウワサ。
いかがでしょう、冬の一日を楽しむマニアックなツーリングルート。理容キタミ、スガヤ食堂に行かれた方、ぜひ編集部にレポートお寄せください。
この記事をかいた人
二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。