【タイヤのススメ】乗りやすい・安全・ちょいカスタム!「IRC GS-19」がコスパ高けぇ!前編
「リアタイヤ、ずいぶん減ったんじゃね?」
この前、友達と一緒にツーリングをしていた時に言われた言葉です。
そういえば最近、カーブを曲がっている時とかに、気持ちよりも少し遅れて
バイクが倒れる気がしていたような……?
バイクの乗りやすさを向上し、万が一の転倒の抑止にも繋がる。
安全性も確保できる、そして、ちょっとしたカスタム気分も味わえちゃう
タイヤについて、今回からお届けいたします。
意外と溝は減っている
改めて、筆者の愛車であるカワサキ W800のタイヤを見てみました。
筆者が使っているのは、IRCの「GS-19」というタイヤです。
見ると、後輪のセンター部分が、ずいぶんとすり減ってました。なんでセンターだけ?
きっと夏の北海道ツーリングで、カーブよりも直線の多い広大な道を走りまくったからでしょう(笑)
溝が減る=危険!
タイヤの溝がすり減ると、一番危険なのが「雨の日」です。
タイヤの溝って、タイヤと路面との間の水を除去するためにあるのですが、溝が浅くなると、タイヤのゴムと路面の間に水が入り込みやすくなります。ということは、雨の日にブレーキが効かなかったり、曲がろうとしてもすごく曲がりにくかったり…。
とっても危険です。
編集部の声
それだけじゃありません。タイヤの真ん中だけ減るとタイヤの形が変わってしまいます。
バイクを倒そうとしても中々倒れなくなって、でも倒そうとするといきなりグラッと倒れようとしたりします。
結果、乗っていてとても怖いオートバイになってしまうんです。
そういえばこの前、雨の日に走行している時に、山道のカーブでちょっと滑ったような感覚がありました。
前輪はまだそれなりに溝が残ってましたが、同時に新品に変えてしまう方が安心できそうです。
というわけで、今回は前輪、後輪の両方を一気にタイヤ交換することにしました。
編集部の声
タイヤを交換する時は前後同時に交換するのが基本です。
後ろが減っているから後ろだけ交換してしまうと前のタイヤが後ろに負けて滑ったりしてしまうかもしれません。
それに溝が残っていても前後共にゴムが劣化しています。
タイヤの本当の性能を発揮させるのなら必ず前後セットでの交換をお勧めします。
交換するタイヤもIRC「GS-19」
交換するタイヤは、今まで使っていたタイヤと全く同じ銘柄にしました。
これまで「GS-19」で約1万kmを走った感想は、天気に関係なく、純正タイヤよりも軽く曲がれて乗りやすい、というものでした。
しかも、大型バイク用のタイヤなのに、けっこーロングライフ。値段は前後合わせても2万円くらいと、800ccクラスのタイヤとは思えないほど買いやすい価格。
こういう特徴が好きで、筆者はこのGS-19を数年間使用し、今回も同じ銘柄を使おうと、決めておりました。
実はこのタイヤ、W800の新車時についていたタイヤとは違う銘柄で、元々はスズキテンプターの完成車用として開発されたものなのだそうです。
GS-19はW800の純正タイヤよりも、もっとクラシカルなパターンになっているので、W800みたいなクラシカルバイクにはぴったりだと思います。
ちなみにW用のリアタイヤは、トルクに耐えるため、他サイズより強化した構造になっているとか。
目に見えない部分にも、IRC社のこだわりが感じられるタイヤです。
で、どうだったのよ?
タイヤの交換作業は、いきつけのバイク屋さんにお願いしました。
「俺は自分で交換しちゃうぜ!」っていう人もいるでしょうけど、
やはりプロの整備士にお任せした方が、安心感が違うはずです。
新品のタイヤに交換後、早速ツーリングで走ってみることにしました。
「今までと同じ銘柄だし、とくに新鮮味はないだろうな」って思ってましたが、
いやいや、予想外の乗り心地にびっくり。
新品のタイヤって、こんなに走りやすかったの!?
次回は、実際に走ってみての感想をお届けします! お楽しみに!!
この記事をかいた人
北東北を中心にツーリングをし、紀行文やニュース記事を細々と執筆している。 オンロードだけでなく、林道ツーリングやオートバイキャンプなど、色々やっている。 北海道ツーリングの常連で、そこそこ詳しい。愛車はカワサキW800&ヤマハセロー250。