湯河原の超穴場!コワモテお父さんが作る激ウマ海鮮丼
女の子が集まると盛り上がる話は恋愛だったり、食べ物の話だったり。
いずれにせよ、話は尽きない。
「たまには美味しいもの食べたいよね」「海に行って海鮮丼とか」
なんのヒネリもないベタな食べ物企画だけれど、平凡な休日の使い方としては十分なわけです。
わかりにくい場所にある鮪屋さん
今回、スクーターで出かけて行ったのが鮪屋(まぐろや)さん。
普通だったら絶対に見落としてしまいます。それくらい小汚い(失礼)店構え。しかも裏道だしメニューなども出していないし。でもその穴場感が逆に素敵です。
中に入るとやっぱり時代を感じる。でもなんかおかしい。水槽に魚が泳いでいない。
聞いてみたら、なんと中にウナギが!! なんでもご主人が趣味で釣ってくるらしく、夏は運が良ければ食べさせてもらえるかもしれないとのこと。天然うなぎっていうだけでも貴重なのに、ご主人の気分次第というのが更に限定感を高くします。
気前の良いお父さんに親近感
何食べようかな、なんて考えていたら「海鮮丼食べな、サービスしてやっから」とプッシュしてくる。「えー、サービスしてくれるなら海鮮丼かな」なんて皆で言ったら「よーし、頑張っちゃうよ」だって。
なんかこのお父さん、面白い。
ついつい真剣食い
出てきた海鮮丼、めちゃめちゃ美味しかった。写真は中サイズだが、これで2,000円だから驚き(TOP写真のマグロ鉄火丼は一日限定20食でなんと800円)。奇抜なネタとか名前でインパクト出そうとかそういうのじゃなくて、あくまでもネタの良さで勝負。何から食べようか迷って真剣な顔に。とりあえず高そうなトロとハマチは後にして…庶民的なアジから。
「海鮮丼の記事なのに海鮮丼の写真が無い」との有り難いご指摘があり、写真修正しました。
そしたら伊豆のアジ、ウマすぎた。青魚の癖なんてまったくなし。身と皮の間が一番美味しいとか説明されて良くわかんなかったけど、こんなに美味しいアジは初めて食べた。
幸せー!素材の良さに身悶え
予想外の美味さで全員全開モード。普段はおしとやかに食べている女の子たち、言葉も出さず爆食いしてる。まあ、それもそのはず。この海鮮丼、止まらないんだ。いちいちネタがウマいから、すぐに次を食べたくなっちゃう。トロなんて舌の上に乗せた瞬間、体温で脂が溶けてマグロの味と一緒に口の中に広がってくる。
最後にトロを残しておいてフィニッシュした瞬間、思わず身悶えして叫んでた。
さすがマグロ屋っていうだけある。でも、海鮮丼に入ってるカマボコがなんだかお高くとまっていない感じで微笑ましい。
お父さん、また来るよ!
Moto Beの関係者、ライターとかカメラマンにもこの店のファンとか常連が何人かいるらしいけど、それがなんかわかる感じ。落ち着くからなあ、ここで店のお父さんと話しながら海鮮丼食べると。
「また来てね、サービスすっかんね」
嬉しくて写真撮るのを忘れちゃったけど、店を出るときに手を振るお父さんにほっこり。いったい何をどうサービスしてくれたのか聞くのも忘れてしまったけど、なんだか愉快で美味しくて幸せなお店だった。
「鮪屋」さんの店舗情報
住所:〒259-0303 神奈川県足柄下郡湯河原町土肥2丁目14-10
電話:0465-63-9747
食べログ:鮪屋 – 湯河原/寿司
この記事をかいた人
二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。