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【5万円SR】抜けたリアサスはバイクも、ライダーもダメにする!社外ハイスペックサスへ交換!

前回記事:【5万円SR】壊れたコックを社外に交換!負圧を強制開閉に変えるときにも使える裏ワザ的コック!

5万円で買ってきたSRを直してユーザー車検にチャレンジするこの企画。

これまで色々メンテしたのでかなりまともになってきましたが、今後長く乗り続けるためにあと少しだけ車体を整えます。
今回は多くのライダーが見落としがちなリアサスを交換していきます。

完全に死んでいたサス


車体購入時についていたリアサスは純正?かどうかわかりませんが、跨って体重をかけてもほぼ沈まないというガチガチな仕様

車体に覆いかぶさってジャンプすると沈みはしますが「びよーん」と勢い良く戻ってきます。
車検を取るだけ、とかであればこの状態でも行けますが、今回作るSRは今後も長く乗って随時色んなレポートをしていく予定なのである程度しっかり作りこみます。

リアサスが抜けているとどうなる?


リアサスは分解して組み立てするのが素人じゃかなり難しいパーツ。
専用工具が必要ですし、そもそも純正の場合は修理ではなく抜けたら交換が前提。

リアサスが抜けていると様々悪影響が出ますが、一番はリアの車高が下がってしまい、ハンドリングが悪くなります

次にサスが沈んで戻ってくるとき、普通なら減衰が効いて多少ゆっくり戻ってくるんですがそれがすぐに戻ってきてしまうため、リアが跳ねたりうまくタイヤを使えなかったり、と散々なバイクになってしまうんです…。

実はこの手のレストア車だけではなく、普段乗っているライダーのバイクも案外抜けていたりします。
乗ってみてください!と言われて乗ったら前後とも足がグシャグシャでセットもしてないもんだからまともに走らない、という体験も多々…。

チョッパーやボバーなど、性能よりスタイルに振ったマシンはそれでもいいかもしれませんが、きちんと走ってバイクを楽しみたい方は抜けていないしっかりとしたサスを付けたほうが格段に楽しく乗れるんです!

安価でハイスペなサス!

DAYTONA アジャスタブルリアショック


今回チョイスしたのはデイトナ製のリアショック。
アジャスタブルリアショックの詳しい情報はこちら!
SR乗りがSR乗りのために開発したリアショックなんです。

SRはロングセラー人気車なのでこういう車種専用パーツがたくさんあります。

見た目もかなりゴージャス。
税抜46,000円ですが、普通同様のクオリティを求めたらもっと高くなってしまいます…。

この値段で相当豪華なスペックなんです。

スプリングの長さを調整できる「スプリングプリロード

これは純正サスにも付いている機能ですが、これは無断階調整が可能。

伸び側減衰力車高調整がついていたのが今回の決め手となりました。

ここまで調整できれば今後乗り味を詰めて一番乗りやすいマシンに仕上げていく楽しみもさらに濃くなります。

僕はこういう調整が大好きなんですが「あんまり調整興味ないし、付ければそれでOKなやつ無いの?!」という方はさらに安価なリアガスショックもあります。
リアガスショック 320mm ハイポテンシャルタイプ

取り付けは簡単


SRは二本サスなので片側ずつやれば簡単でした。

最初は車体右側から作業したんですが、元のサスが若干短かったので車体が傾いているサイドスタンド側から交換したらかなりスムーズに進みました。

念のため車体取付部にはグリス投入。

駆動系は動いた時の滑らかさが命です。

チェーンカバーを加工


しかし車体左側でトラブル発生。
チェーンカバーに若干干渉してしまうんです…。

本来なら対策品も売っていますが、面倒だったので…

ぶった斬りました。

チェーンと若干近いような気もしますが、とりあえずは大丈夫そう。

僕はこれで使ってしまいますが、そこもしっかりやりたい!という方にはこのチェーンガードも同時購入をオススメします。

KEDOアルミチェーンガードミニ

見た目も引き締まった!


純正のクラシカルな感じは失われましたが、ガチ感と高級感を得ました。
5万円SRもようやく見た目15万くらいにはなったんじゃない?!

クラシカルなマシンにこの手のアルミ削りだしパーツを使うと通常の3倍位豪華さ増しますよねぇ…。

プリロード調整など、早速ある程度のセッティングをしようかと思いましたが、乗り始めてからやらないとあんまり意味が無いので、減衰のみ調整

体重をかけて戻ってくるときも「びよーん」ってならない!!
スコー…」と小さな音を立てながら滑らかに戻ってくるんです。

これは乗ってからが楽しみすぎる!!

まとめ

レストアってこういう新しいパーツが付いた時のワクワク感が半端じゃ無いんです…。

僕がこのサスを選んだのは乗り始めて自分が一番気持ちよく乗れるマシンに仕上げていくため。
5万円SRは既に車検が通るようなレベルはクリアしています。

なので車検が通るバイク=ちゃんとしたバイクとは限りません
車検はあくまでの目安にしかならず、ちゃんとしたマシンに仕上げるのはまた別の話。

今後サスセッティングなども詳しく紹介していきます!

次回記事:【5万円SR】弄る楽しさ全開!SRにKOSOキャブを付けていよいよ完成目前!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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