Kabutoってどんなヘルメットメーカ?会社を見学してきた!

MotoBeの読者さんの中にもカブトのヘルメットを使っている方もいるんじゃないでしょうか?
カブトはバイク用ヘルメットから自転車のヘルメットまで手がける老舗ヘルメットメーカー。
特に、ここ数年でユーザー数が一気に増えています。
でもどんな会社で作られているのか、ちょっとわかりません。

そこで「カブトってどんなところでヘルメット作っているの?」と聞いてみると「特別に色々見ていいよ」とのこと。ということでMotoBe編集部、カブトさんに潜入取材してきました!
今回はこちらの方と一緒にレポートしていきます!

藤本麻琴さん


21歳の女子ライダー。父の後ろに乗ってみたらドハマりして自分もバイクに乗り始めたとか。
普段は主にツーリングなどを楽しんでいる。ヘルメットのことに関してはあまり深く考えたことがなかったようで今回の企画に興味津々。

カブトってどんなイメージ?


皆さんの中で「カブト」ってどんなイメージでしょう?
正直筆者は今回色々見せてもらうまではヘルメットメーカーの一社として認識していただけでした。
しかし!!カブトのヘルメットを作っていく上での色々な行程や、開発者側の考えなどを聞いてメーカーの拘りが解り、尚且つ世界のトップクラスの性能を持ったヘルメットだということを思い知りました!

まずは開発部の人に聞いてみた!

潜入する前に、まずは開発部の方に直接インタビューしてみました!

いよいよ試験施設に潜入!

開発部の方のお話を聞いたらいざ、試験施設に潜入!
まずはヘルメットの安全性を検証する施設へ。
ここではいろんな規格テストに対応する環境が整っているそうです。

まず見せてもらったのはあご紐の耐久テスト。
質の低いヘルメットの場合、あご紐に大きな力がかかるとヘルメットと縫いあわせている部分が取れてしまったり、もっと悪い場合はちぎれてしまうなんてことも。
ちぎれなくても取付角度が悪くて外れてしまう物もあります。

早速カブトのヘルメットでテストしてもらうと、もちろん外れなかったんですが驚きはその数値!合格規格数値を大幅に下まわる数値でクリアしていました。
別のテストで、装着状態で引っ張る力が加わった場合どれだけ耐えられるかをチェック。ここでも大幅に下回る数値でクリア。

しかしここまではまだまだ序の口でした…。

次に見せてくれたのは衝撃吸収テスト。
ヘルメットを高さ3mから下に落とし、今回は半球の物体に当ててどれだけ耐えられるかのテストです。

衝撃吸収テストでは様々なシチュエーションで試すため、ヘルメットが高温の場合や低温の場合、濡れている場合など様々な状況でテストします。
今回は低温状態でのテストということで冷蔵庫からマイナス20度のキンキン冷えたヘルメットでテストします。

実際に落としてみると…?
バーン!!と大きな音がなって打ち付けられるヘルメット!!

外側の塗装が欠けましたが内部は全くの無傷!

ただ硬いだけのヘルメットの場合、割れてしまったり、衝撃を吸収せずにそのまま内部に衝撃が伝わってしまうため、全く安全ではありません。
つまりヘルメット=硬けりゃいいってもんでもないんです。
今回テストしたモデルでは外部の素材が一度歪んで衝撃を吸収しているので内部には最小限の被害で食い止められるそうです。

次回は風洞を体験!

ここまで驚きの性能を見せつけているカブト…。
安全面では十分に理解できたと思います。
次回は性能面でのテスト!
風洞施設でカブトのヘルメットを使って空気抵抗のテストをさせてもらいました!

次回記事:ここが凄いぞKabuto!風洞体験してきた!

動画を作った人:ナカモトユウ


映画監督を目指す男。趣味でYouTubeにバイクのショートムービーを投稿していたところ、編集長に声をかけられ、モトビーの映像担当をすることに。トライアンフスクランブラーとカワサキW650がライダーマシン。

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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