【レースデビュー連載第4弾】初心者ライダー「オサ(21)」は果たしてデビューできるのか
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【ここまでのまとめ】21歳、バイク大好きな「オサ」→レース経験なし→サーキットも走ったことがない→いつかレースに出たいと思って衝動的にツナギを買ってしまった→ブーツはまだ→そんなに出たいならMoto Beレーシングチームから出場させてあげよう→俺のレース人生はココからだ!→このレースに出場しよう!→でもこのレースもうすぐじゃん。→練習走行に行かなきゃ!→バイク直そう!→パーツが無い!→トラブル続出。超バタバタ→なんとかバイク完成!→いよいよ練習走行!【いまココ】
そんなオサを皆さんで助けてあげていただきたいのが、この企画。
大事な事は1つだけ!
オサはレースやバイクに関して分からない事をTwitter(@hornet250_osa)でつぶやきます。それに対して皆さんの知識を分け与えてほしいのです。
オサåが無事にレースデビューできるかどうか、それは皆さんからのリプライ(返信)次第かも。
どんなに小さな応援でも構いません。
オサを助けてあげて!
ここからオサのレポート
いよいよ人生初のサーキットデビューの日がきた。
コケたらどうしよう…。旗の意味大丈夫だよね…?
いろんな不安があったけどいざサーキットに着いたらそんなもんふっ飛ばしちゃうくらいのワクワク感!
俺のサーキットデビューを飾る舞台は千葉県にある茂原ツインサーキット!
このサーキットは西のショートコースと東のロングコースの2つがあって、今回は東のロングコースで行われるMOTOBREAKという走行会にきた。
この走行会はミニバイククラス、125cc以上の初・中・上級クラスとレベルごとにクラスが別れてビギナーからエキスパートまで幅広く楽しむことができて、速すぎるライダーと一緒にならないから安全に走行が楽しめて、サーキットデビューにはもってこい!
もちろん俺のようなサーキット初心者はほかにも沢山いるので、
走行が始まる前にはグリーティング?ブリーフィング?というフラッグやコースの説明があるから、
走りたい気持ちで鼻息が荒くなりながらも安全のためにしっかり聞くよ!
20分くらいの説明をさくっとまとめると1クラス15分ずつで走行して、ローテーションで繰り返し走る。一回15分って短くね?1時間くらい余裕で走れるわ!って初参加の俺はあま〜く考えていた。
走行時間の他にはサーキットの基本となるフラッグの説明。
転倒などで車両がコースにあったりするときに振られる黄色や走行停止の赤のフラッグなどしっかり覚えておこう!
説明が終わり、ピットでの整備をスタート!
MOTOBREAKの車両規定はウインカーなどのライト類を飛散防止のためにテープでとめることのみ。
今回はMCFAJのためにアンダーカウルをつけて走行するけど、レース感が出てカッコイイ!
ガソリンを入れていると初級クラスの走行時間になってしまった。
「間に合うなら行っちゃえよ!」
急いでツナギに着替えてコースに向かうが、
「初走行の記念写真撮って!あとブーツ借してほしい!」
「時間なくなるから早く行け!ちゃんとタイヤあっためろよ!」
はしゃぎすぎて編集部に怒られるがそんなこと全く気にせずコースへ。
「うわっみんな速っ!!」
周りのスピードに慣れながらタイヤを温めていよいよ全開に。
「メッッッチャ気持ちいい!!」
茂原ツインの一番大きい最終コーナーを加速しながらホームストレートに抜けていく。
ホーネットの排気音も俺には初のサーキットにはしゃいでるように聞こえる。
あっという間に15分の走行時間が終わりピットに戻るが興奮は収まらない。
「楽しすぎる!15分じゃ足りないよ!」
「調子乗って転けるなよ。」
そんなこと言いつつも走行を重ねながらお互いの走りをしっかり研究。
「もっとステップを中に蹴り込む感じかな。」
「わかるように説明してよ。」
「こうグイッと中に蹴り込む。」
「説明へたくそかよ笑」
次の走行でやってみるとバンク角が少し深くなった気がした。
どんなフォーム(姿勢)がいいのか他の選手を見ていろいろと研究していると、
なんと中野真矢選手が偶然にも同じサーキットに!
全日本選手のバンク角の深さに感激していると
記念撮影をしていただけることに!
ついに俺も全日本選手と肩を並べる時が来たか・・・
「1日があっという間だったな。夢の国みたい。」
最後の走行が終わり、いつの間にか日も暮れてきた。
最初は短いと思っていた15分間の走行も終わってみると結構疲れていて、
時間配分も初心者にはちょうど良いので、
サーキットデビューを考えてる人は是非走ってみてほしいコースだった。
MCFAJでのレースまであと2週間。
もっと練習したいけど時間も金も全然ない!
車両ももうちょいイジらないとレギュレーション通らないし…。
間に合うのか?俺?!
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