速すぎる原チャがブッ飛んでくるSS1/32mileに潜入!バイクの国、台湾ならではのイカレ具合だった!
原付きといえば古くから日本を支える移動の足。
バイクはバイクなんですが基本生活を便利にしてくれるのが50cc原付きです。
しかしそれはバイクの国、台湾では改造に改造を重ね、魔改造原チャを走れせるドラックレースがあるんです!
50mのドラックレース
SS1/32mile
このイベントはバイク雑誌 月間モトチャンプが考案した日本を含め、世界各地で開催されている小排気量ドラックレース。
1/32mileとは50.29mのことでこの距離をいかに速く走り切るかを競う直線レースです。
参加車種は日本でもよく見るような原付きから125のスクーターなど、馴染みのあるバイクが揃っています。
とんでもないカスタムされているものもあれば中には見た目ほぼノーマルのバイクまで様々。
ただどのバイクも走らせると見たこと無いくらい激速なんです…。
最速は50mを2.6秒
原付きって「ビーン」って言いながら緩やかに加速して頑張っても60km前後、みたいなバイクだと思っていたんですが、台湾のSS1/32mileに出場している原付きは50mを3秒前後で走ります笑。
スタートとか見てるともはや爆弾が爆発したみたいな加速の仕方!!
もちろん50ccも125ccもエンジンノーマルじゃないし、排気量も上がってますがそれでも速すぎる!
おっそい原付きとして知られるスズキ チョイノリもこの有様。
ウィーリーなんて当たり前です。
しかしウィーリーするとドラックレース的には失敗で上に上がった分空気抵抗も増えるし、安定しないし、最悪そのままバク転。
写真の直後にコケてました。
ずば抜けて速くてもスタートのタイミング、タイヤのグリップなど、全てのタイミングが揃わないと一位になれないので50mでも結構深い競技なんです。
NOSとか当たり前
ワイルド・スピードという映画を見たことある方なら知っていると思いますが、ハンドルに付いたボタンを押すと急加速する装置がNOSです。
日本ではネタで「NOS積んじゃおうかな〜」なんて言ってますが、SS1/32mileに出場しているバイクの大半にNOSが搭載されてました!
しかも噴射するのは2回、スタートとスタート後の加速で吹くので、バイクによってはスタートしてしばらくしてからいきなりウィーリーし始めるなんてこともありました。
もう、なんか、僕らが知ってる原チャではなく、50mをいかに速く走るかだけにチューンされたモンスター原付きになってました!
電動クラスも!
実は近年エンジンだけでなく、電動クラスもアツいこのレース。
今回もオリジナルの電動ドラッグレーサーが数台出場していました。
スタートしてももちろんエンジン音はなく「ミューンッ!!!」と静かにホイールスピンしながら加速していく姿は圧巻!
まだエンジンのほうが速いらしいですが、これから先電動ももっと増えてきそうな勢い。
極論あれなら音もほぼ無いので日本でも簡単にレースができそうです!
まとめ
台湾のバイクは凄いと聞いてたけどまさかここまでぶっ飛んだマシンが集まってくるとは…。
日本で緩やかに走っているスクーターでもカスタムするとこんなになっちゃうのか、とある意味夢膨らみました笑。
スクーターってバイクらしくなくてつまらない、と思っている方でもこれなら面白く観れると思います!
ちょっとマニアックなぶっ飛び原付きレースでした!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)