【連載】Harleyライフスタイル〜vol.2〜
前回記事:【連載】Harleyライフスタイル〜vol.1〜
ハーレーを大切に格好良く乗っている若者を取り上げて愛車、ライフスタイルを紹介しするこの企画。
今回ご紹介するのはこの方!
バイクとの出会い
そもそも清水さんとバイクとの馴れ初めは13歳までさかのぼります。
実家の敷地内でバイクで遊んでいたらあまりの面白さにドハマり。
16歳ですぐに免許を取って山で遊んでいたそうです。
最初に買ったバイクはNS50F。それから20歳までXJR400Rやバンバンなど様々なバイクを乗り継ぎ、どっぷりバイクの世界にのめり込んでいったそうです。
しかしNS50Fを買って峠で走っていたなんてまるで「走り屋」。そんな人が何でハーレーを買ったのか?
普通なら興味も持たなそうなものですが・・・
きっかけは21歳の時でした。偶然行ったショップにハーレーがあり、跨ってエンジンをかけてみろと勧められたのです。かけてみたら予想より数倍上の音と振動に圧倒され、一目惚れ!
そして社会人になってすぐ2009年式の「FXSTC」を購入。
ハーレーの魅力にどんどん引き込まれて違うマシンにも乗ってみたいと考えていた清水さん。
偶然知り合いのライダーがちょっと古い自分の愛車を手放して新しいハーレーに乗りたいと言っていました。
そこで物々交換のような形で今のバイクを手に入れたそうです。
清水さんの場合は物物交換でしたが、仮に売る場合でも国産車と違って値段が下がらないのもハーレーの良さだそうです。大切に乗っていれば買った金額とほぼ同等に売れたりすることもあるんだとか。
一つの「資産」になるそうです。
時々スーパースポーツのような速いバイクにも乗ってみたい、と思うこともあるそうですが、ハーレーは楽しみ方が全く違うため、ハーレーを売って乗り換えようと思ったことは一度も無いそう。
清水さんの愛車「1974 FLH」
清水さんのハーレーはハーレーの中でもいわゆる旧車と言われる部類。
クラシカルな迫力と存在感はバイクを知らない人から見ても凄いもの。
ボディーカラーは特注のオールペンでリボンタイヤやフォグのレンズなどはカスタムしたそうですが後はほぼノーマルの状態で乗っているそう。
フロントフェンダーには清水さんが作ったハーレーチーム「Spirit Of Liberty」の名がピンストで入っています。
どデカイキャリアボックスはキャンツー道具一式入るくらいの大きさだそう。
シートは現行モデルとは違ってリジットタイプではなく、シートにサスペンションがついている「バディシート」。これはハーレーの旧車ならではの部分。
なぜ旧車に?
ハーレーのカスタムには様々なカテゴリーがあり、チョッパー、ホバー、バガー…など。その中の一つに旧車のクラシックがあります。
清水さんは最初に2009年の比較的新しいハーレーに乗っていたわけですが、イベントなどでハーレー旧車の集団を見た時、そのビンテージ感や渋さに憧れたそうです。
乗っている人たちもキラキラ輝いて見えて「こんな大人になりたい」とまで思ったそうです。
現行車の方がもちろん性能は上だし、壊れにくいのですが、旧車には旧車にしか無い雰囲気、渋さがあると言います。
ハーレーと過ごす日々
清水さんの場合、休日は仲間とツーリングに行ったりキャンプしたりでハーレーを楽しんでいるそうですが、一番得をしたのはハーレーを通じて人との繋がりが増えたこと。
元々人と接するのが好きな方だといいますがSNSはもちろん、その場で会った人とも話して友達になれるといいます。
他のバイクの場合、同じメーカーのバイクに乗っているからといって話しかけたり友だちになるようなことって極稀だと思いますが、ハーレーの場合はハーレーに乗っているだけで話しかけてくれる人も多いし、逆に話しかけることも多いそうです。
そこで知り合った人たちはバイクだけでなく、普通にご飯を食べに行ったりする仲にもなるとか。
確かにこれは他のバイクでは無いことかもしれません。
逆にダメだと思う部分を聞いてみると、旧車は特に故障が多い部分だそうです。(国産バイクでも旧車は同じですが)
日々のメンテナンスをしっかりしていれば大きな故障は少ないそうですが、そこは国産のバイクと一緒に考えてはダメ。
しかしプラスに言えば、壊れるのも一つのイベントとして捉えて、友達と直したり、ショップに持って行ってまたコミュニティが広がったりとそれなりのメリットがあると清水さんは考えてるので壊れてもショックは受けないそうです。
ハーレーに乗って変わったこと
清水さんはハーレーに乗ってライフスタイルが充実したのはもちろん、趣味やファッションがハーレーに変わった人の一人。
それまではストリート系だった服もハーレーっぽいファッションに変わったし、好きなものも変わっていったそうです。
清水さんは車のジムニーやワーゲンのタイプ1に乗っていたこともあるそうですが、乗ったからといってファッションが変わったわけでもなかったし、これはハーレーの一つの魅力だと清水さんは言います。
清水さんは今たまたまハーレーの旧車に乗っていますが、ハーレーの良い部分というのは現行モデルでも清水さんの言う良い部分が感じられると思います。
ハーレーはスタイルもエンジンのデザインも昔からの形やフィーリングを大事にしています。
機会があったら昔のハーレーと今のハーレーを見比べてみてください。
伝統を大事にしているんだってことがとても良く分かるはずです!
憧れになれるように
ハーレーに乗る時に清水さんがいつも徹底していることは、通りすがりの自分を見た人が憧れてくれるようなライダーになること。
なので乗る時はいつも一張羅で乗り、いつどこから見ても「あの人かっこいい!」と思ってくれるようにハーレーに乗っているそうです。
そうすることで自分も気持ちが良いですし、かっこいいと思ってくれる人を増やしていって少しでもバイクを良く思ってもらうことが今のライダーの使命だと思って乗っている清水さん。
とっても深いハーレーの付き合い方を教えていただくことができました。
今回はこちらのお店でインタビュー!「ジョニーダイナーセカンド」
清水さん行きつけの小岩にあるダイナーイメージなおしゃれなお店です。
店員さんも全員バイク乗りなので、一人で行ってもフレンドリーに迎えてくれます。
バイクで来る方も多いそうですが、ビアバーとしても営業しているのでアルコールを飲みに来る地域のお客さんも多いそうです!
ジョニーダイナーセカンドの詳しいレポートはこちら!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)