【バイクファッション】バイクを知らない服飾学生が作ったバイクウェアがついに完成! vol.5

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バイクを知らない服飾の専門学生がバイクウェアを作ったらどうなるのか、というこの企画。
今回でついに最終回!

ラスト一人の作品と今回の企画発案者「ROARS ORIGINAL」髙橋さんからのコメントをお届けします!

こだわりのデニムライダース


Designer 平尾真里子/Model 後藤沙梨

今回のデザイナーさんたちの中で一番こだわりを強く感じた平尾さんの作品。

バイクウェアというものを彼女なりに理解した上でこだわりを貫き通しています!

このウェアでアメリカンバイクに跨るとそこはもう日本じゃないみたい…。

どこか海外のような味を持ちながら女性らしい可愛さも入ってるウェアですね!
モデルの後藤さんにも凄く似合ってます!

デニムの生地は古着屋で買ってきた服や、お店で買ってきた服をわざわざ分解して作ったもの。

キルティングの中にポリウレタンを入れてフォルムを整えると共に、保護性能と防寒対策になっています。

ジャケットに隠れていますがパンツはハイウエストになっていて、ジャケットが風などで捲れてもちゃんと保護できるように計算されています。

蛇腹加工も取り入れたことでストレッチ性も向上!

そして驚いたのがなんと靴はハイヒール!!

バイクってどうしても固い革靴やブーツになってしまいますよね。
もちろん乗ることを考えたらそうなるのは当たり前。
安全だし、乗りやすいし。

しかし平尾さんは敢えて女の子らしいヒールを選ぶことで型を破りたかったと言います。

確かに今回のウェアにもよく似合ってます!

こだわりが強かったからこそ実現した女性らしい可愛いライダースウェアになりました!

バイクを知らないからこそ面白かった今回の企画

前々回から全5人の作品を紹介しました。
これで今回の企画は終了。

この企画を通して思ったことを、企画発案者の「ROARS ORIGINAL」の髙橋さんにきいてみました。

まず一番に出た言葉は「楽しかった!」
バイクを全く知らない生徒さんたちが、やっているのでもちろん何処をどうすればいいのかなんて知りません。

でも知らないからこそ、チャレンジできる部分もあったし、バイクの見方からして全く違うので全部の作品に意外性がありました。

もちろんバイクって危険な部分もあるので「かっこいいからいいでしょ」みたいなやり方は2輪に携わっているプロなら絶対できないこと。
しかしそれさえもよく知らないからできてしまうし、この企画でしか作り出せなかったものがあったと高橋さんは言います。

バイクをいい意味でファッションとして認識しているからこそ、今回のような個性が光る面白い作品が出来上がったんだと思います!

まとめ

全5回にわたってお伝えしてきた今回の企画。
人それぞれ意見はありますが、筆者としては今まで無かったような切り口のバイクの見方を見れて凄く面白い企画になったと思います。

バイク=乗り物としての認識だけではなく、バイク=乗り物+ファッションとしての見方が広まったら今のバイクの世界って変わるんでしょう…。(良くなるのか悪くなるかというのは別として)

そういう意味でも今一度「こういう見方もあるんじゃないの?」と提案された気がしてすごく楽しかったし、斬新だったし、新鮮に感じました。

またこういう企画があったらどんどん紹介していきたいと思います!

制作したのは文化服装学院のみなさん!


今回この企画に参加したのは渋谷区代々木にあるファッションの専門学校「文化服装学院」の生徒さん。

この学校の卒業生でもある「ROARS ORIGINAL」の髙橋さんが製作の講師を務め、バイクウェアを作りました。

文化服装学院の詳しい情報はこちら!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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