【連載】フリーカメラマン、イッキのバイクとの出会い2

前回記事:【連載】フリーカメラマン、イッキのバイクとの出会い

こんにちは。
さて、突如として”写真”と”旅”を始めることが決まった私ですが、今回は人生初の一人旅にでます。目的地は沖縄。当時、大学生でお金もなかったため、沖縄の少し上に位置する“沖之永良部島”で一ヶ月間住み込みのバイトをすることにしました。ここでの生活がまた衝撃の連続だったのです。

島に訪れた初日、お世話になる一家とその親戚一同+αに出迎えられ、いきなり酒盛りの開始。どこぞの若造のためにここまでしてくれるのかと戸惑いながらも、その温かさに安心しました。

仕事では、菊や農作物の栽培をして、空き時間には、牛の競売に立ち会ったり、5歳児との接し方に困惑したり、島に伝わるお菓子の作り方を教わったりととてもいい経験をさせていただきました。なにより、仕事場へ行く道中にいつも挨拶をしていたメイちゃん(山羊)を知らない内に食していたこと。しかも独特の臭みが強すぎて食べられず、天国のメイちゃんに「臭いよ」と、愚痴りながら謝ったのもいい思い出です。

(菊の栽培:電照菊 畑の様子)

沖之永良部島での生活

そんな生活をしながら、あるとき、原付を借りて島を一周する機会がありました。知らない土地をその土地特有の時間を感じながら走り、育ってきた環境のものとは少しだけ違う学校やお店、木々、気候、人…。初めて自転車に乗って学区外にでたときのようなウキウキに、何かを足したような、心地好い違和感でした。

それは沖縄に入った後も追い求めることになるのでした。あの違和感の虜になった私は、当初の予定を変更し、観光本からマップだけをもぎ取り、原付を借りて民家ばかりの街へと迷い込んでいくのでした。

私が、普通自動二輪免許を取得するきっかけは、この沖永良部・沖縄旅で体験したことから「知らない街へ行きたい。現地の方と触れ合いたい。」という思いから、好きな時間に好きな場所に行ける手段が必要だと考えたからです。もちろん漠然とかっこいいな、というものもありましたが。

これからバイクの免許を取得しようと考えている方。取り立ての方。なぜバイクの免許を取ろうと思いましたか?女性にモテそうだから?旅をしたいから?峠を攻めたいから?単なる通勤・通学のため?

全部OKだと思います。楽しんだもの勝ちですよね。冬だけど、いきますよ。向日葵ジャンプ!(太田流行語大賞より)

(参照:「いっ君の日々」より http://blog.livedoor.jp/isa7/archives/50961742.html)

この記事をかいた人

尾内一希 (イッキ)アイコン

バイク・旅・人間好きのフリーカメラマン。カフェレーサーで日本一周を経験。カフェーレーサーの発祥の地、英国にある「ACE CAFE LONDON 」 にも行った経験を持つ。写真はフィルムが好きらしい。

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