• HOME
  • 記事
  • コラム
  • 【怖い話】タクシーとの事故は要注意?突っ込まれて交渉中まさかの展開で泣き寝入りした経験談

【怖い話】タクシーとの事故は要注意?突っ込まれて交渉中まさかの展開で泣き寝入りした経験談

※この記事は全てタクシー会社のことを行っているわけではなく、編集部が体験したある一部のタクシー会社の話です。

ツーリングでしか乗らない、という方はあまり関係ない話かもしれませんが、通勤通学で車通りの多い所を走っていると場所によっては事故が多いのは事実。

都内でも毎日バイクに乗るライダーは自然と事故のリスクはあります…。
今回は編集部の知り合いが3年ほど前に経験したタクシーと事故した時の話です。

割り込み事故


事故は突然やってくる、と言いますが今回のケースもまさにそれ。
都内は信号があるお陰で渋滞とまで行きませんが常に何百台もの車が移動しているため信号の手前では一つの車線に最低10台ほど連なります。

現場は3車線の道路で右折車線が始まる部分

編集部の知り合い(以下M君)は右折しようと3車線あるうちの一番右側を走っていて右折車線が始まったところで合流。

すると何を思ったのか直進車線で停まっていたタクシーが急に右折車線に割り込み、右折車線を走っていたM君に見事衝突。
という感じで事故は発生したわけですが、今回重要なのはどちらが悪いのか、という話ではなくこの後の事故対応についてです。

事故対応は自分でやったケース


M君は任意保険に入っておらず、事故後の一番面倒な交渉を自分でやらなければいけませんでした。
普通任意保険に入っていれば交渉などは保険会社同士で話し合い、こちらには「こうなりましたよ」という報告や相談がきます。

しかし今回は全てM君自身でやらなければいけないので実際かなり面倒です。

そのタクシー会社は無保険だった


今回のタクシー会社の場合、事故をしたタクシーの運転手とは事故当日しか話さず、後は「タクシー会社の事故担当」が対応するというパターンでした。
後日電話で事故の状況をすりあわせていくと、なんだか微妙に食い違ってる…

不審に思ったM君は事故担当に正しい状況を伝え直したそうですが「運転手からそういう報告を受けておりますので…」の一点張り。

実は調べてみるといくつか事例があり、タクシー会社も任意保険に入っておらず、先ほど登場した「事故担当」が保険会社の代わりになっているそうです。

なので例えばタクシー会社側に非があって支払わなければいけない場合、タクシー会社のお金から支払われます。
噂話ですがこの金額を抑えれば抑えるほど事故担当にマージンが入ってくるとか…

ドラレコ抹消事件


M君はしばらく事故状況の食い違いを弁明しようと必死に掛け合ったそうですが、自体は全く変わらず。
そこで飛び出したのがタクシー側についていたドライブレコーダー

当然事故の状況が写ってますし、事故担当からもドラレコを確認した、と伝えられていたそうです。

じゃあドラレコの映像を一緒に見て食い違いを正そう!と思いついたM君は事故担当にそれを伝えると「上司に確認します」とのこと。

ここから一切連絡がなく、M君から連絡してみると「ドラレコの映像が消えてしまいました」という衝撃発表が!笑
「上書きされちゃいました」と言っていたそうですが、これは明らかな証拠隠滅ですよね笑。

結局コレが覆ることもなく、ドラレコの映像は闇に葬られたんです…。

任意保険は大切だった


M君はその後も交渉を続けたそうですが、最終的にはまともに対応してもらえず、泣き寝入りしたといいます。
事故後すぐに任意保険に加入したそうです…。

この記事で言いたいのは「任意保険に入ろう!」とか「タクシーに気をつけよう!」という話ではありません。
ただ、任意保険に入っていないと自分で全て対応しなければいけないということ。

自賠責は強制ですが、任意はあくまで任意なので心の奥では「必要ねぇや!」と思っている方もいるかもしれませんが、こういう時はめちゃくちゃ役立つみたいです。

今回は幸いな事にバイクも無傷で怪我は捻挫程度だったのでこのくらいで済みましたが、もしもっと大きな事故でこういうタクシー会社に当たってしまったら泣き寝入りでしかも廃車というのもあり得る話…

捻挫の治療費は相手の自賠責で精算されたそうですが、それ以外はただただ電話代を取られたという無残な結果でした…。

まとめ

今回話に登場したタクシー会社は無保険でしたが、このような会社は今はかなり減っているそうです。
ただ地方のタクシーだったり、少しマイナーなタクシーでは極稀にこういうケースもあるそうです。

今回Mくんに取材して体験談を記事にしましたが、これを元にあの事故をどうこうしてやろう、という意思は全く無いそうなので特定などの行為はお控え下さい。

真冬の昼に送る、MotoBeリアル怖い話シリーズでした。

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

関連記事一覧