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爆音で旧車が砂浜レース!Chirihama Sandflatsは非日常感満点の砂浜で開催されるビンテージレースだった

バイクには様々な種類がありますが、昔発売されたバイクのことを旧車と呼びます。

今回紹介するのは旧車専門のドラックレース。
博物館にあってもおかしくないような超レアな旧車が全開で砂浜を走る姿は迫力満点です!

砂浜直線レース


千里浜サンドフラッツの開催場所は石川県にある千里浜なぎさドライブウェイ
日本でも数少ない、砂浜を合法的に走ることのできる道です。

開催されたのは9月25日でした。
昨年はコロナ禍によりお客さんを呼び込んでの開催ができなかったぶん、今年は大盛況でした!

砂浜のレース?と聞くとイメージしにくいかもしれませんが、要は直線でスタートからゴールまでの速さを競うドラックレース
これを砂浜でやるんです。

海スレスレの波打ち際をバイクが走るってだけでも凄い絵力なのに、2台並んで全開でかっ飛んでくる様子は千里浜サンドフラッツでしか見れない光景でした。

旧車限定のレース


千里浜サンドフラッツには様々な走行クラスがありますが、基本的に参加できるのは69年までに発売された旧車のみ

70年代だってレアなのにそれ以前ってレースできるバイクあんのかよ、と思いきや、全国からビンテージライダーたちが集まってきてあっという間に砂浜を旧車で埋め尽くします

多いのはハーレー、トライアンフ、インディアン、少数でしたがKAWASAKI 500SSやW1、BSAなど憧れの旧車たちが出揃います
マジでこれで走るの?ってくらいビカビカに仕上げられた車両から、当時物感漂うヤレ車両まで様々。

しかしどのバイクもしっかり整備されていて、公道じゃエンジンかけるだけでも人が集まって来るようなバイクなのに、それを全開で走らせてレースするんだから中々のぶっ飛び具合です!

海風とオイル臭の中全開スタート!


ドラックレースは砂浜で2台横並びし、フラッグガールのフラッグと共にスタートしてゴールまで突っ走ります。
フラッグガールのイケイケ具合も見どころの一つ…。

フラッグと同時に地球が揺れるような爆音でスタートするので、会場中の目線が釘付け!

旧車なのにこんなに速いの?!ってくらいのスピードで飛んでくる様子は迫力満点!
この写真では激渋すぎてとても2022年とは思えませんが、本当にこの前撮影された写真です…。

普通のレースと違って服装の縛りがないのでライダーのファッションも楽しめるポイントの一つです。

直線とは言え、砂浜のレースなのでスピードが乗ってくると車体が暴れだします。
当然中にはサスペンションさえ付いてないようなガチ旧車も走るんですが、暴れる車体をねじ伏せ、スロットルを開け続ける姿はめちゃくちゃかっこいい!!

今年は波がコース上まで来てしまう時間帯もあり、一時騒然となりましたが、結果無事に終えることができました。

ずっとレースを見ていて明らかにずば抜けて速かったのがこのバイク。
66年から69年まで発売されたハーレーのアーリーショベルです。

みんなスタートから1速、2速とシフトチェンジしていくんですが、このアーリーショベルはローギア化して2速発進するなどしてとんでもないスピードで走ってました!
スタート時の砂の巻き上がり方から加速の仕方まで明らかに他とは違っていたので、旧車であんなスピード出るんだ〜なんて思っていたらそのまま優勝!

サーキットでやっているような普通のレースとはまるっきり違いましたが、千里浜にしかないレースの魅力をどっぷり体感することができました。

いつかは出たい!という目標ができましたが、まずは参加せずに見に行ってみるだけでもめちゃくちゃ楽しめます。
ビンテージ好きはもちろん、古いの詳しくないという方でも、千里浜にしかない魅力は伝わるはずなので、気になった方は是非来年会場に足を運んでみてください!

千里浜サンドフラッツの詳しい情報はこちら!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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