Ducati Multistrada 1200 Enduroはドロドロになったイタリア美女?

ドゥカティって言ったらレースやマニアックなロードスポーツを作っていることで知られるイタリアのバイクメーカーです。
このメーカーは昔から前傾姿勢の激しいロードスポーツが中心。
モンスターというモデルが出た時なんて、あのドゥカティからアップハンのバイクが登場する、なんて騒がれたくらいです。
今じゃツアラーやネイキッドモデルなどもちょっとはラインナップされていますが、基本的にはオンロードのスポーツバイクまっしぐらなメーカーで少なくてもオフロードの泥臭いイメージはありませんでした。

ドゥカティが作った本気のアドベンチャーモデル

ところが今回登場したムルティストラーダ1200エンデューロは、本気でオフを走ることを想定してます。これがホントにすごい。

実はムルティストラーダってモデル自体はこれまでもドゥカティのラインナップにあって、オフロードも含めた色々な道を走ることができるスポーツバイクっていう触れ込みだったんですが、結局ドゥカティ買ってオフロード走ろうなんて考える人、ほとんどいませんでした。
それじゃダメだ。ムルティストラーダがもったいない、ってドゥカティの人達が考えたのかどうかわかりませんが。今回のモデルはデザインもマシンの性格も思いきってオフに振ってきたわけです。

おったまげた映像

実際編集部のスタッフ、初めてこのムービー見た時はビックラこいてしまいました。

「うぉ、ドロん中飛び込んでいるよ」

「えー、ジャンプしている」なんて叫んでしまうくらい。
走りも確かに素晴らしいし映像も凄いんですけど、たぶんそれだけだったらここまで大騒ぎはしなかったかも。
たぶんあのドゥカティをドロドロにしてオフを全開で走らせているその様子に感動してしまったのです。

動画はこちら

この動画を見ていて一昔前の「泥レス」思い出してしまいました。
美女達がビキニで泥の中に飛び込んで戦うレスリングです。
なんかいいですよね、美しいものが汚れる映像って、なんかこうドキドキするものがあります。そのドキドキ感、似ているなあ、って思うのは我々だけでしようか。

Ducati Multistrada 1200 Enduroとは?


Ducati Multistrada 1200 Enduro
150馬力を発揮するL型ツインエンジンを搭載したアドベンチャーモデルがムルティストラーダです。
このマシンの特徴はエンジンのパワーや足回りのセッティング、ABSやトラクションコントロールのセッティングがスポーツ、アーバン(都会)、ツーリング、エンデューロの4つで設定されていること。
つまりモードスイッチを切り替えることで、4台のまったく違ったバイクに変身してしまうわけです。こんなことができるのはムルティストラーダだけ。価格は269万9000円とちょっとお高いですが、バイクを4台買うと思えば…。

この記事をかいた人

後藤 武アイコン

二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。

関連記事一覧