新品高性能タイヤvs中古タイヤは何が違う?素人ライダーでも乗っただけで違いがわかった!
前回記事:新品タイヤと中古タイヤはどういう違いがあるのか、メーカーに聞いてみたら〇〇だった!
激安タイヤと高性能タイヤってなんでこんなに値段の差があるの?
そんな疑問に答えるべく検証を行う今回の企画。
前回はメーカーの中の人に突撃インタビューを行いました。
今回は実際に高性能なプレミアムタイヤとオークションで入手した中古激安タイヤ(お金のない若者が良く手を出すヤツです)の乗り比べを行うことにしました。
新品タイヤvs激安中古タイヤ
今回は2台のCB400SFで比較を行います。
高性能タイヤはBRIDGESTONE BATTLAX SPORT TOURING T31。
そして激安中古タイヤはヤフーオークションで購入した製造時期、保管状態が不明のタイヤ。
オーソドックスなバイクでの検証なので、よりタイヤの性能が実感できるはず!
3名のライダーで検証します
メインテスターのイトウは素人ライダー代表。
バイクのパーツ選択を価格重視で選んできたので、ぶっちゃけ激安タイヤもありなんじゃね?と思っていたタイプです。
しかしイトウだけだと正確なインプレが難しいので、2人のライダーにも乗り比べてもらってコメントをもらうことに。
今まで数々のバイクを乗りこなし、知識や経験が豊富な上級ライダーのMotoBe編集長佐藤。
大型バイクも乗りこなし、バイク便で仕事をしていたこともある堅実派ライダーハシモトです。
高性能タイヤは接地感が全く違う
まずは高速道路や郊外道路から走ってみることに。
激安タイヤは、常に滑っているような感覚があります。ハンドルをしっかりおさえていないと真っ直ぐ走るのか不安になったりします。
ところがT31はタイヤが路面をしっかり掴んでいる感覚があります。
タイヤがブレることなく前に進む感覚なので、ある程度速い速度でも安心しながらバイクを走らせることができました。
イトウにとってT31のこの安心感は初体験でした…。
高性能タイヤって、こんなにすげーのか!
って思いましたが、まだまだこんなものでは終わりませんでした。
街乗りも超快適な高性能タイヤ
続いて街乗りの検証です。
まずは激安タイヤで交差点や緩めのコーナーを通過してみると妙な違和感が…。
これが何度か試してしてみると、激安タイヤはステアリングがかなり重く、カーブを曲がるときにハンドルが内側に切れようとして、バイクを素直に寝かせることができず、大回りをしてしまうことがわかりました。
自分の腕の至らなさなのか?とも思いましたが、どうやらそうでもなさそうです。
大型バイク乗りの堅実派ライダーハシモトが運転しても、激安タイヤはハンドリングが非常に重く感じたとのこと。
ちょっとした動作にもハンドルが勝手に動いてしまいそうになるような感じがありました。
一方、T31は何の苦労もせずコーナリングでも思い通りのラインを描くことができました。
まるでイトウの意思を汲み取ってくれているような感じがするほどです。
ぶっちゃけた話、このタイヤを使った瞬間、メチャクチャ運転が上手になった感じがします。
本当にそんな感覚にさせてくれるんです。
そして、超低速で走るときもそれぞれのタイヤが持つ性能差を感じられました。
激安タイヤは、ノロノロ運転や低速時のコーナーでは、ふらつくこともしばしば。
一方、T31は超低速で走っていてもバイク自体が全くふらつかない! この違いには驚きました。
バイクの姿勢が崩れないので加速していくとも自然と前にでていくことができます。
このフラつきに関して、編集長佐藤は激安中古タイヤでは渋滞時にバイクをまっすぐ走らせることができないとコメント。
街中では渋滞などでスピードが出せず、ゆっくり走らなければならないことが多々あります。
なので、バイクがふらつかないというのは通勤や普段乗りをするライダーにとっては凄いありがたい要素だろうと思います。
まとめ
街乗りの時点でも、すでにT31には全員が大満足という結果に。
スポーツツーリングタイヤを名乗るT31ですが、これだけ街乗りもしやすいと気兼ねなくどこでも出かけてくれる友達って感じで使うことができそうです。
そして、今回の取材は途中から雨に見舞われるというハードなロケに…。
しかし、雨の路面こそT31の本領が発揮されました!
次回はMotoBe恒例の過酷シチュエーションでのタイヤインプレです!
この記事をかいた人
乗り物をこよなく愛するライター兼ディレクター。愛車はCB400SF(NC31)、CBR250R(MC19)と1974年式のフォルクスワーゲン TYPEⅡ(ワーゲンバス)。ゆるめのツーリングが好きです。