最強の自家洗車システム!ケルヒャーは泥だらけのオフ車をキレイにしてくれるのか検証
愛車を隅々まで洗って日々の汚れを落としてあげる洗車。
普通のバイクの汚れなら最近では洗わずとも拭くだけで落ちるケミカルが多数登場しています。
しかしそれが唯一通用しないのが、泥だらけになったオフロードバイク。
今回は家でできる洗車の最上級レベル、高圧洗浄機ケルヒャーを使って洗車していきます!
家でできる洗車
今回洗っていくのは公道を走るバイクではなく、モトクロスコースを走るモトクロッサー。
土の上を走るので公道を走っているバイクとは汚れ方が全然違います。
正直この状態ではそんなに汚れていないレベルなんですが、このままの状態でまた走るのは良くないので洗車していきます。
特にエンジンまわりは付いた土がエンジンの熱で乾燥されてガッチリこびり付いてます。
こうなってしまうと拭くだけでは全然落ちません…。
ホイールやスイングアームにも激しい土汚れ。
しかしここは熱が入っていないので拭けば落ちるんですが、範囲が広いので相当大変…。
そして極めつけはスイングアームの付け根やリアサス、フェンダーの裏側などはビッチリ土が付いていて元の素材がわからないほど。
手が届くところはまだ拭ける余地がありますが、こういう細かいところ手が入らないので水洗車じゃないとまず落ちません。
ケルヒャーK3でテスト
どうにか洗車場ではなく、家で洗車できないか考えて購入したのが高圧洗浄機ケルヒャーのK3サイレント。
新品でも売ってますが、僕は中古で買いました(動作保証品で12000円くらい。送料が高かったので直接引取)。
ケルヒャーには他にもK2、K5など様々なグレードがありますが、値段とコスパを考えた結果程度のいいK3をチョイス。
ケルヒャーは自給といって水を貯めたタンクから水を吸い上げることもできますが、今回は洗車以外に家の外壁掃除もしてみたかったので、ホームセンターにて直接水道とつなぐホースを用意。
使ってから20mは長すぎることに気づきましたが、この長さがあれば家周りはどこでもケルヒャーを使えます。
アダプターを取り付けるとこんな感じ。
白い方は蛇口に、黒い方はケルヒャーに接続します。
後日使ってみて思ったのは水道ホースを長くする手もあれば、ケルヒャーからウォーターガンを繋ぐホースを延長することもできたので、使い方によってはそっちのほうがスマートかもしれません(水道ホースより値段は高いです)。
オフ車限定の高圧洗浄開始!
ケルヒャーをセットして早速洗浄開始!
ブォーとケルヒャーが作動すると同時に強烈な勢いの水が噴射!!
洗車場で使える高圧洗浄機と大差ないレベルのパワーです!
フェンダー裏の細かいところもみるみるうちにキレイになっていきます。
ちなみにこの洗い方はオフロードバイクにしかできない洗い方。
普通のバイクでは雨くらいの想定しかしていないので、こんな勢いで水を噴射したら壊れてしまうことがあります。
その点オフ車は車体全部泥まみれになっても空気吸えれば大丈夫なくらい、徹底的に防水対策されているのでこういう洗い方をしても中に水が入らない構造になっているんです。
パリッパリに乾燥していたエンジン周りの土も数回当てるだけで速攻キレイになりました。
想像以上のパワーです!
サイレントモデルなので音もそこまでうるさくなく、それでこのパワーを出してくれるのはさすがケルヒャー!
10分も当てれば細かいところまで完璧に泥が落とせます。
正直想像ではパワー不足で2,30分当てないとキレイにならないかと思ってましたが、余裕すぎるくらいのパワー。
試しに足に当ててみたらめちゃくちゃ痛いくらいハイパワーでした笑。
デカールは要注意!
高圧洗浄洗車で気をつけなければいけないのがデカール。
高圧洗浄はハイパワーすぎてずっと当てているとデカールが剥がれてしまうんです。
なのでデカール以外にもステッカーが張ってあるところには極力当てず、水をかけて手で拭き上げましょう。
範囲が多い場合はデカールの部分にサランラップを張って保護するというのも有効です。
洗車場よりコスパ良い
最終的にどこにも泥汚れがない完璧な状態まで洗車することができました。
ホースとフレームの色一緒だし、ボディも同じ黄色なので洗ったらもう1台ケルヒャーが出てきた気分笑。
フェンダーの裏側もバッチリ汚れが落ちています。
サイレンサーから水が入らないように用意したキャップもここで活きてきました。
手が入らない細かい隙間まで洗浄できるので、入り組んだところもピカピカ!
これまでは走った当日にコースで割高のお金を払って洗浄してくるか、翌日まで車に積んでおいて洗車場で下ろして洗ってまた積んで家で下ろすなど、洗車が相当面倒になってました。
ましてや走るたびに洗車しておきたい派なので家で洗車場と同レベルの洗車ができるのはめちゃくちゃ便利!
最初値段はそこそこしますが、家で長く使い続けると考えればコスパはかなりいいと思います。
オフ車ユーザーには是非おすすめの最強自家洗車システムでした!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)