【5万円SR】激安不動車をレストアするのは結果的に安いのか?良い点悪い点はここ!
前回記事:【5万円SR】ついに完成!激安ボロをレストアした仕上がりと結局いくらかかったのか発表!
なんだかんだ1年以上前から連載しているこの企画。
5万円で買ってきたSR400を自分でレストアし、車検を取る企画ですが先日ついに完成!
今回は激安不動車をレストアすると何が良くて何が悪いのか、諸々ご紹介します!
良かったポイント
メンテ技術が上がる
何もかも自分でやっているので自然とメンテ技術が上がります。
そして自然と工具も増えていきます笑。
今まで手を付けたことがない部分もレストアだったら「とりあえずやってみる」が可能。
というかやらないと直らない笑。
普段乗っているバイクじゃ怖くてできないこともこの際やってみようと思いやすいので今回でかなりメンテの技術が上がりました。
もちろんプロには到底敵いませんが、こういう経験は後々必ず役立つ知識に繋がります。
自分好みのカスタムができる
自分でレストアしていく最中で「こういうスタイルが良いなー」とか妄想が膨らんでいきます。
完成させていく最中にそのスタイルに向けて仕上げていけば自分が納得できる車体が作れます。
これはバイク屋さんに頼んだら出来ないこと。
こだわり強くないと出来ませんが、それが具現化したときの快感は言い表せないものがあります…。
自分で作ったマシン、と言える
このバイクいくらで買ったの?とか他のライダーとバイク話をしている中で自分で作ったマシン、というのはちょっと異質な存在。
カッコいいと思う人もいれば、ヤベー奴と思う人もいます。
ただ普通じゃないことだけは確か。
バイクって自分のこだわりや好きなものが現れる乗り物だと思うので、自分で作ることに意味を感じる方にはすごく刺さるものがあります。
5万円SRは僕と同じ94年製だったので(それは偶然)、まるで自分の分身のように思えて自然と愛着が深くなっていきました。
この先自分と一緒に年をとれるバイクってなんかカッコいいんですよね!
悪かったポイント
時間がかかる
なんだかんだ一年以上のんびりやっていたので普通のレストア以上にめちゃくちゃ時間がかかりました。
バラしてる途中で手持ちの工具じゃ出来ない部分が出てきたり、パーツが届くまで時間がかかったり、ミスってパーツ破壊したり…。
未経験のゾーンだからこそ、無駄に時間がかかります…。
メンテの不安が残る
これはレストアで一番のポイントですが、素人がいくら頑張ったところでプロのクオリティには到底敵いません。
命を預ける乗り物だからこそ、ちゃんとやらないとめっちゃ危険です。
このSRだって気づいていないだけでプロが見たら絶叫レベルの酷いポイントがあるかもしれません。
ちゃんと出来たところだってもしかしたらちゃんと出来ていない可能性も十分にありえます。
素人レストアはそれに尽きる。
バイク屋のメンテナンスはある意味プロの保証がついているようなもんなので安心感は比べ物になりません。
自分との戦い
レストア中、何度このバイクを捨ててやろうと思ったことか。
ネジがナメたり、いくら頑張ってもボルトが回らなかったり、レストアは不都合なことがたくさんあります。
その問答を毎回超えて行かなければ完成しないので自分との戦いは常にあります。
しかし苦労してなんとか出来た時の「あの時投げ出さなくてよかった…」という自分との戦いに打ち勝った感覚は超絶気持ちいい…!
レストアを終えた今思えるのは、バイクだけでなく自分も成長した感じがします。
まとめ
結果、この手のレストアは向き不向きがはっきり別れます。
メンテの知識はもちろん必要ですが、メンテをなんにも知らないライダーが勉強がてらにやってみるのも一つの経験。
ただメインマシンではなく、いつか動かしたいマシンとして気長にやったほうがいいでしょう。
ならべく時間をかけずにやろうとすると無理して失敗したり、見落としが発生しますが、バイクの場合は危険に直結します。
怖いこともありますが、それ以上の達成感と経験、楽しさを感じるのがレストアの魅力。
やってみようと思っている方、頑張ってください!
MotoBeはレストアライダーを応援します!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)