カブと旧車でモトクロス!X-OVER VMXに参戦してみた!今がアツいビンテージモトクロスはバイクもファッションも見どころたっぷり!
普段は最新のバイクばかり扱っているMotoBeですが、実は古いバイクも大好きな編集部。
最近ビンテージブームですが、ZやCBなど国産旧車だけでなく旧車のモトクロスもかっこよくて面白いバイクたちがたくさんいます。
今回は旧車とカブで走れるモトクロスレースイベント、グリズリーカップが主催するX-OVER VMXに参戦してみました!
70年代前後のバイクがメイン
グリズリーカップが主催するX-OVER VMX Championshipは年4戦開催されるビンテージモトクロスレース。
各回のポイント制で年間チャンピオンを決めるモトクロスイベントです。
第2戦となる今回は川越のモトクロスビレッジで開催されました。
クラスは様々ですが、出場できるのは主に70年代前後のバイク。
ピットを見る限りでも「何このバイク?」と見たこともないバイクや、しっかりレストアされたレア車が連なり、当時のバイクでしか出せない雰囲気に包まれています。
中には博物館に展示されていてもおかしくない車両までズラリ。
こんなマシンたちが全開で走って、飛んで、レースするなんて中々見れるもんじゃありません。
もちろん旧車がメインなので今のバイクや見た目が似ていても新しくて走れないバイクもあるので、誰でも簡単に参戦できるレースではありませんが、ビンテージバイク好きにはたまらないイベントなんです。
カブクラスはCT125もOK!
メインは旧車のレースですが、カブクラスのみ現行のカブまで参戦できるようになっています。
今回はCT125ハンターカブやクロスカブなどが参戦。
もちろん他のガチビンテージカブもいますが、125ccまでのカブが出場できるので年式で縛られているわけではありません。
普段は郵便局や出前でトコトコ走って働くバイクのイメージが強いカブですが、やろうと思えばこんな泥だらけのコースを走ることもできます。
そしてまたオフを本気で走る姿がめちゃくちゃかっこいい!
このクラスであればカブを持っている方なら最低限タイヤなどちょっとカスタムすれば出れるかもしれません。
本格的なモトクロスとは雰囲気が全く違うので、初モトクロスレースで参戦するのもいいかもしれません!
令和とは思えない光景
レースが始まるとビッカビカに手を入れられた旧車たちが泥を巻き上げながら競い合います。
今のバイクが走る姿はコースに行けば見られますが、古いバイクが走る姿は現代じゃ中々見れません。
特に僕ら若いライダーは生まれてもいない頃のバイクが走っているので逆に新鮮!
クラスは違いますが、公道車もレーサーも走ります。
公道車ならまだ知っているバイクがあっても、レーサーとなるとマニアック過ぎて知らないバイクも多いかもしれません。
基本空冷エンジンのバイクがほとんどなので、音も迫力も、2ストは煙の量もケタ違い笑。
大排気量のクラスはW1やXS650など最近価格が高騰しているビンテージバイクも走ります。
しっかり手が入って整備されているので、見た目も中身も当時、もしくは当時以上のコンディションのバイクも。
古いバイクにしか出せない迫力に観客として見ているだけでもワクワクが止まりません!
トレールミニクラスに参戦
今回MotoBe編集部が参戦したのはトレールミニというクラス。
空冷エンジンでリアサスがツインショック、公道走行可能なナンバー付き市販車モデルの車両、レーサーモデル、エンデューロモデルが走れるクラスです。
最近知人から譲ってもらって楽しんでいる1982年式のHonda XR80で参戦しました。
オンロードレースは以前やったことがありますが、ちゃんとしたモトクロスレースは初!
5周回のレースを2ヒート(2回)やります。
スタートの瞬間のドキドキがたまりません。
このサイズって乗ってみないとわからない魅力があるんです。
80ccをフルにカチ回して頑張って加速していく感じや、ツインショックじゃ吸収しきれないギャップに振られながらも走る感覚はビンテージレースそのもの。
しかし手に負えないくらい速いわけではないのと、足を出せばすぐつくので、ついつい結構無茶しちゃうのもこの大きさの特徴なのかもしれません。
1ヒート目は惜しくも途中でエンジンが吹け上がらなくなり、リタイア…。
めちゃくちゃメンテしたのに…。
こんなことも旧車レースならではのトラブルかもしれません(僕以外全員完走してましたが)。
バッチリ整備して迎えた2ヒート目はテンションが上りすぎてとにかく攻めのライディング。
しかしこれはあくまでレースなので、コースをいかに速く走るか以外に、前を走っている人を抜いて前に出れるかも重要になってきます。
これがただ走るだけとは違う、レースの面白いところ!
なんとか完走しましたが表彰台には登れず、5位という結果に。
このコースは何度か走っていてレース2日前にも練習に来ていましたが、レースとなると全然違ってそこが面白いところでもあり、難しいところでもあります。
結果めちゃくちゃ楽しかったのでOKですが、いつかは表彰台に登りたい!というアツい気持ちになりました。
見るだけでも楽しめる!
今回はコロナのため参加者以外無観客での開催となりましたが、今後落ち着いてくれば観客として見に来るだけの参加というのもアリになるかもしれません。
参加できるバイクがあるなら是非参加して一緒に走りたいですが、旧車レースなので誰もが参加できるものではないため、この雰囲気が好きな方は見に来るだけでも楽しめるイベントだと思います!
次回の第3戦は7月31日富津SSランドで開催!
第4戦は9月4日川越MXヴィレッジで開催予定です。
走れるバイクやクラス分け、観客についてはグリズリーカップのページで決定次第随時更新されていくので、興味のある方は是非チェックしてみてください!
グリズリーカップの詳しい情報はこちら!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)