右も左もスライド祭り!フラッシュ村で開催された第1回スライドコンテストはマスターから初心者まで人種様々な横滑り祭りだった!
バイクは常にタイヤをグリップさせながら走るもの、というのは公道でのバイクの話で競技となるとわざとリアタイヤを滑らせてドリフトしながらコーナーを曲がる、なんてことがあります。
千葉県印西市にあるダートトラック、TTコースのフラッシュ村では先日スライドコンテストを開催!
第一回となるコンテストはどうだったのか、今回はその様子をお届けします!
関連記事:バイクのドリフトグランプリ!フラッシュ村がバイクのスライドコンテストを開催、全国ネット配信も!
スライドをプロが審査!
フラッシュ村は全日本ロードレース選手権、地方選手権などにも参戦しているオンロードレーシングチーム「TEAM MF」が主催しているダートトラック、TTコース。
オンロードのレーシングライダーにバイクのコントロールを学ばせるための練習場としてオープンし、現在では自分のバイク、もしくはレンタル車両で誰でも走ることのできるダートコースとなっています。
ダートトラックは基本左回りのオーバル(楕円)コースなんですが、フラッシュ村はミニサーキットのようなレイアウトになっていて右も左もスライドする、TTコースという扱いのコースです。
路面は完全に土ですが上から踏み固められて平らに整地されているため、モトクロスとも全く違ったバイクの遊び方。
路面のコンディションによってはアスファルトの上でタイヤがスリップしたときに出る「キキーッ!!」というスキール音が聞こえるんです。
とはいえ滑るは滑るので絶妙なところでバイクをコントロールしないと転ぶか滑らないか、というのが面白くて難しいコースなんです。
今回のスライドコンテストでは世界で活躍する日本人ダートトラックライダー大森選手、ベルハンマー社長の鈴木さん、フラッシュ村代表の高橋さんの3人が審査員となって参加者のスライドを審査していくコンテスト。
スライド具合に応じて点数付けをし、1G〜5Gまでスライドランクを付けてくれます。
スライド祭り状態だった!
コンテストは午前中が左回り、午後が右回りで左右のスライドそれぞれを審査していく形となりました。
普通は左コーナーのスライドなんですが、右コーナーのスライドはかなり珍しいので大迫力!
右足でリアブレーキを操作しているので足が出せず、コントロールするのが難しいんですが、参加者みんなガンガンスライドしてました!
侵入から立ち上がりまでキレイにスライドが決まると見ているこっちも気持ちが良い!
バイクは基本100ccのオフロードバイクがメインでしたが、走りの迫力と排気量は関係なし!
思いっきり寝かせて侵入メインでスライドする人、立ち上がりメインでスライドする人など様々で結構奥が深い…。
各2周走って総合評価をもらい、ランク付けしていきます。
評価されるキレイな走りを意識して走ることってこういう場じゃないと中々ない機会なので、速さや順位ではなく、純粋にスライドの美しさ、上手さで評価されます。
スライドの神、大森選手から直々に評価してもらえるので高得点は箔がつきます!
もちろん中には気合いが入りすぎて転倒する参加者も。
会場中が笑いに包まれてました笑。
逆に数人しか転倒がなかったのは凄いと思います!
参加者の中にはキッズサイズのモトクロッサーでちびっ子もスライドしてました!
こんな小さい頃からスライドしてたら将来が楽しみすぎますね…。
まさかのNinjaでスライド!
今回一番ビックリした参加車両はカワサキのNinja250!
フルカウルスポーツバイクですが、カウルを剥がし、アップハンドルを装着してレインタイヤを履くなどしてダートラ仕様にカスタムして参加されてました。
オフ車は基本単気筒ですが、このNinjaは2気筒。
排気音も他とは違って異質感を放ってました!
大森選手もこれでスライドするのはかなり難しいはず、とコメントしてましたがガンガンスライド!
すごい気合いとコントロール技術…。
会場を沸かせてくれました!
最後は世界のライダーとレース!
今回のイベントではコンテスト以外に大森選手から直々にスライドを教えてもらえるスクールも開催。
コンテスト参加者もスクールのみの参加者もレッスンを重ねてスライド技術が上達した様子!
上手い人から教わるのが一番早い上達方法だと思います。
コンテスト終了後には大森選手と希望者で急遽レースを開催!
走り慣れているライダーからすればココなら世界の大森選手に勝てるかも!というのもあって結構な台数が参加していました。
大森選手は最後尾からスタートしましたが、レースが終わる頃には全員を抜いてトップでゴール…。
世界の壁はやはり高かった…!
最後にアツいバトルを見せてくれました!
今後もスライドコンテストは継続していくそうなので我こそは!という方は是非ご参加ください!
フラッシュ村の詳しい情報はこちら!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)