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タイヤでバイクライフが変わる!BATTLAX S22をスポーツバイク乗りが履くとどうなる?まずは街乗りで検証!

バイクや車には必ず付いているタイヤ。
これが無いといくら良いマシンでも走ることすらできません。

様々なタイヤの銘柄がありますが、実は愛車の使い方に合ったタイヤを履かせるとバイクをもっと深く楽しむことのできるパーツなんです。

今回はそんなタイヤによってバイクの楽しみ方がどれくらい変わるのか、BATTLAX HYPERSPORT S22で試してみました!

SS乗りで検証


今回タイヤを履き替えて検証してもらったのはDUCATI 748Rに乗るスポーツライディング好きライダー
普段は街乗りもしますが、メインはワインディングを楽しんだり、別のバイクでサーキットを走って楽しむなど根っからのスポーツバイク好き。

これまで履いてきたタイヤもハイグリップタイヤが多いそうです。

748Rは90年代後半から00年代初頭まで販売されていたミドルクラスのスーパースポーツ(748Rは2000年から)。
現代のバイクはスーパースポーツ(以下SS)でも一台で色々なことが楽しめるバイクが多いですが、対してちょっと昔のSSはキャラクターが尖っていて、特に748Rはレーススペックのため味付けが過激でもちろんツーリングもできますが、一番美味しい部分はスポーツライディングでしか出てこないくらい極端なマシンです。

まさにスポーツライディング好きのライダーが好きそうなバイクなので当然楽しみ方もそっちに寄って行ったそう。

BATTLAX HYPERSPORT S22


そんな748Rに履かせて試してみるのはスポーツタイヤのS22。
ワインディングからサーキットまで幅広く楽しめるタイヤですが、気をつけておきたいのはS22はハイグリップタイヤというカテゴリーではなく、スポーツタイヤということ。

一昔前まではハイグリップタイヤ、ツーリングタイヤなどというカテゴリーしかありませんでしたが、最近は技術の進化によりライフも長くて冷えていてもある程度グリップする性能がありつつ、ハイグリップタイヤのようなスポーツライディングもできてしまうというスポーツタイヤというカテゴリーができました。

ただでさえ過激なキャラクターの748Rに履かせた時にどうなるのか非常に楽しみなタイヤです。
BATTLAX HYPERSPORT S22の詳しい情報はこちら!

タイヤ交換はプロショップのオートボーイ津田沼に依頼。
スポーツバイクは細かい技術の結晶体なのでちゃんとしたお店で交換してもらってバランス取りなどもしっかりやってもらいました。

さて、ここから実際にS22を使い込んでいきます!

普段使いでS22はどう感じる?


スポーツタイヤは普段使いできるタイヤですが、正直748Rは普段使いには適していないバイク
ですがオーナーはコツを掴んで普段使いでも748Rを楽しんでいるので実際にS22を履かせて普段使いしてもらいました。

まず最初に感じたのはS22のタイヤの柔らかさ
748Rのような極端なバイクはタイヤの性能をダイレクトに感じやすいんですが、S22はタイヤが柔らかいのを乗っていて感じたそうで、おかげでどういう運転をすればベストなのか直感的に感じとれるようになりました。

街を走っていて、交差点などで曲がる際もバイクを曲げてよいしょ、という感じではなく曲がりたい方向に目線を送れば自然とバイクがその方向に進んでいく、という曲げるための動作がほぼ必要なくなったそう。

ある意味タイヤがどれくらいグリップするのかが感じれる安心感と、タイヤのどこで地面と設置しているのかの設置感がわかりやすくなったおかげでこの自然な動作ができるようになったんだと思います。

こういう極端なバイクほど、乗っていてどう感じ取れるかという部分が大切になってきます。
それはスピードを出してハードなライディングをしている時に限らず、普通のスピードで街を走っているときでもストレス無く走らせるための重要な感覚

これまで履いてきたハイグリップタイヤよりも街乗りのストレスフリーな感覚は格段に上がったそうで、S22に履き替えたからこそ今まで若干ながらストレスを感じながら乗っていたことに気づいたんだとか。

交差点なども思い通りに曲がれる


こういうキャラクターのバイクはもちろん普通に交差点を曲がれますが、ネイキッドなどの一般的なバイクに比べて曲がりにくく感じる傾向にあります。
スピードを出して長いコーナーをタイヤを潰しながら曲がっていくのが得意のため、一時停止して人が居ないことを確認しながらゆっくり曲がる、という公道を走る上で当たり前のことがある意味考えられていないんです。

ですがS22を履かせた748Rはしっかりそういうこともできるようになりました。

ライダーに考える余裕を持たせながら安心して曲がれるフィーリングです。
バイク自体はそういうバイクじゃ無いのに、タイヤを変えただけでできることの幅が広がったとオーナーも驚いていました。

タイヤだけでバイクのできることって広げられるんです!

ツーリング的走り方も楽しめる


細かい街走り以外でも大きな幹線道路を使ったツーリング的使い方もしてみました。
これもまたS22の面白いところでツーリング的な使い方をしてもバイクはそういうバイクではないのに、タイヤで楽しませてくれるんです。

高速などの長い直線を走っているときの直進安定性もよく、車線変更などのシビアな動きにも敏感に反応してくれます。

ライダーの意思に敏感に反応してくれるハンドリングって実はコーナーだけで役立つことではなく、直線を普通に走っているときでも安心感に繋がります。
いつでも思い通りにバイクを操れるため、常に余裕を持ってライディングに集中できるんです。

万が一予期しないことが起きた場合でも対応できる余裕があるため、それこそ直線でもストレスフリーに走ることができます。

コーナーは楽しさと安心感倍増!


この感覚がコーナーでも活かされるため、安心感と同時にライディングをより楽しめる余裕に繋がります。
極論ですが、思いっきり攻め込んでこそ楽しいマシンでも、S22のキャラクターによって何の変哲もないコーナーを走って楽しい場所に変えてくれます

そういう意味では748Rのような極端なマシンとS22の相性は凄く良かったと思います。

それでいてバイクの楽しめる幅が街に寄ったのかというとそうではなく、単純に許容量が広がったとオーナーは感じたそう。
実際僕もS22に変えてから乗らせてもらいましたが、普段スーパースポーツに乗らない僕からしても「SSってこんなに乗りやすいの?」と乗りやすさ、操りやすさを感じる事ができました

現代の最新タイヤってちょっと昔のバイクに履かせても凄い結果を出してくれますよ!
BATTLAX HYPERSPORT S22の詳しい情報はこちら!

次回、峠+サーキットツーリング編

このあとも街でしばらく履き込んでいますが、常にストレスフリーな感覚は変わらず
しかし変える前に楽しんでいたワインディングなどのスポーツライディングの楽しみの幅は減ってしまうのか?と気になったので次回は自走ツーリングで峠とサーキットへ出掛けてみることに!

S22はハードな環境ではどこまで余裕をもたせて走らせてくれるのか、とことんハードに検証してみたいと思います!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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