最強すぎる見た目のグローブ、KNOXのハンドロイドPODマーク4!奇抜さと性能を合わせ持ったツーリンググローブだった!
バイク用品って様々な種類がありますが、その中でも装着してから常に動かしている部分にあるのがグローブ。
ジャケットやパンツ、ブーツなどは運転中そこまで大きな動きをすることはありませんが、グローブはスロットル、クラッチ、ウインカーなど事あるごとに動かします。
だからこそこだわっておいて損はないところです。
今回はKNOXの最新グローブ、ハンドロイドPODマーク4をご紹介します!
レーシングモデルの公道バージョン
このグローブは元々革ツナギを着てサーキットを走るようなレーシングライドを前提に設計されたグローブを公道でも使いやすいよう丈を短くしたモデル。
レーシンググローブをベースに設計されたツーリンググローブなんです。
カラーが2種類あり、写真はブラック/サンドカラー。
グリップ面はサンドカラーになっていて、万が一の転倒時に路面とのスライダー役になって肩や腕にかかる負担を軽減してくれるSPSシステムを搭載。
一番グリップと触れる部分は切り裂きに強いカンガルーレザーになっていてより握りやすく、操作しやすい設計となっています。
奇抜さの正体は「外部の骨格」
やはりこのグローブで一番目を引くのはグローブ表面に取り付けられたエクソスケルトンシステム。
この機械的な見た目が男心をくすぐってくるし、第一こんなのが付いた他のグローブを見たことがありません!
エクソスケルトンシステムは直訳すると「外部の骨格」
各指にパイプ状に通っているこのパーツが転倒などいざというときにはこぶしと指へのダメージを緩和してくれます。
見た目からカッコつけ要素が強いように見えるかもしれませんが、実はしっかり守ってくれるプロテクションシステムなんです。
BOAシステム搭載
袖口部分にはグローブを装着したままでも操作可能なBOAシステムを搭載。
グローブを装着してダイヤルを回すだけで締め付けられ、外す時はダイヤルを引っ張ると緩みます。
一般的にはマジックテープ式が多いですが、ほぼワンタッチで操作できるBOAはかなり便利!
こんなにゴツいグローブなのにこんな簡単に脱着ができるのに驚くはずです!
握った時のダイレクト感が特徴!
編集部ではしばらくハンドロイドPODマーク4を使い続けてみました。
レーシンググローブがベースらしいけど、何が違うんだろう?と思ってましたが、いざ装着してバイクに乗ってみると見た目に反して手のひら側のダイレクト感が強くバイクをコントロールしやすい!
普通グローブって厚手であればあるほどレザーや内装パーツが分厚くなるので、装着したままハンドルを握るとグローブも一緒に巻き込んで握ることになります。
冬用グローブとかは分厚いので特に激しいですよね。
しかし外側はこんなにゴツゴツしているグローブなのに、ハンドルを握った時の感覚はレザー1枚分しか厚みを感じないダイレクトさ。
もちろん握り方や握る場所によって変わりますが、一番ハンドルを握り込むのは滑り止めのカンガルーレザーが付いている部分なので変に滑ったりもしないし、握り心地抜群。
さすがレーシングモデルから生まれたグローブとだけあって、見た目だけでなくしっかりライダーが運転しやすいように設計されているのもハンドロイドPODマーク4の強みです。
この機能にしてはシンプル?!
2ヶ月弱ほど使い続けてみた結果、ハンドロイドPODマーク4は使いやすい便利なグローブ、というよりはプロテクターメーカーの本気を詰め込んだ高性能ツーリンググローブだと思います。
レースで使うようなグローブってナックル部分に金属パーツが使われていたり、各指部分もプロテクターが入るためツーリングのようなシチュエーションでは使いにくいことがあります。
当然このグローブもそれと同じレベルにあるグローブですが、金属パーツが使われそうな部分はエクソスケルトンシステムを導入していたり、保護性能に振りすぎて操作しにくくなってしまう部分をうまく別の方法で回避しています。
だからこそハンドロイドPODマーク4のようにツーリング仕様のショートグローブになっても運転のしやすさが他のツーリンググローブと同じなんです。
なので普段サーキットを走っているライダーや、ツーリンググローブ以上に保護性能や運転のしやすさを求めている方におすすめ!
レーシングで必要なレベルの性能がツーリングレベルでもうまく扱いこなせる、そんな考え抜かれたグローブでした。
気になった方は是非一度手を通してみてください!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)