
旧車好きにはたまらない!SWM SILVER VASE400はいい意味でクセ強めの遊べるスクランブラーだった!vol.2
前回記事:旧車好きにはたまらない!SWM SILVER VASE400はいい意味でクセ強めの遊べるスクランブラーだった!vol.1
今注目の400スクランブラー、SILVER VASE400。
前回はスタイリングを紹介しましたが今回は試乗インプレ!
旧車好きを唸らす現行車っぽくないマシンでした!
鼓動感が凄い
今回の試乗は毎日乗ってみて合計300km前後走りました。
まずは街乗りから。
さすがは空冷単気筒、車体は軽いしトルクフル!
超低回転で走る、と言うよりは3,4000回転くらいまで回してトコトコ走るのが得意なバイクでした。
粘り強さは少し欠けますが、回した時の楽しさは強烈!
インジェクションのくせに「ズゴォォォォ!!!」とか言って社外キャブみたいな音を立てながら吹け上がっていきます。
現行車でこういう吹け方をするのは唯一かも!?
見た目もですが、乗り味も旧車っぽい!
レスポンス良好
インジェクション車ですが、エンジンかけたてはかなり調子悪かったです笑。
少し暖気してエンジンを温めてあげないと本来の力は発揮してくれませんでした。
ただ、温まってからのレスポンスは快感そのもの!
「ズバッ!!ズバッ!!」とレーサーみたいな吹け上がりを見せます…。
こういうところも旧車っぽいんだよなぁ!
ハンドリングはオフ車寄り
前後のホイールサイズはフロント19、リア17インチ。
ロードバイク、と言うよりは若干オフっぽい乗り味を求めたバイクに採用されがちなサイズです。
SILVER VASEのハンドリングはまさにそれ。
ある程度バイクが勝手にコントロールしてくれるとは真逆で、自らバイクを操っていく感覚が強めのハンドリングです。
ステップがフロント寄りのポジションも合わさって、バイクを左右にバサバサ倒して舵を切っていく楽しさは絶品。
トルクの薄いバイクだと立ち上がりが不安ですが、中回転のちょうどいいところから開けていくとバイクが自然と起き上がってきます。
でも一番素晴らしいのは速度を上げなくても楽しめるところ!
現行の400だったら一番美味しいハンドリングは大体かなりの速度で出てきます。
しかしSILVER VASEの一番美味しいところはせいぜい50km程度。
ロングコーナーとかよりも、タイトなコーナーを駆っていくのが楽しいタイプです。
まとめ
通勤で使ってみたり、ツーリングに行ってみたりしましたが、やっぱり一番楽しかったのは街乗り!
信号からの発進が気持ちよすぎて止まるのが苦じゃなく感じました。
逆に高速を使ったハイペースなツーリングにはちょっと物足りないかも…。
100kmで結構高回転まで回ってるし、振動も長時間はキツイ…。
ただ、田舎道やきれいな景色の中をのんびり流すのにはピッタリのバイクだと思います!
今回お借りしたのはBEAR世田谷さん。
SWMを扱っているお店は全国にあるので気になった方は是非実車を見に行ってみてください!
SWMディーラー一覧
BEAR世田谷
営業時間:10:00〜20:00
定休日:月曜日
154-0017 東京都世田谷区世田谷2-10-11
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)