ビンテージモトクロスの祭典、グリズリーカップ2020はカジュアルに見れるおしゃれなレースだった!
舗装されていないオフロードを走ってレースをするモトクロス。
近年はインスタやYouTubeなんかでも様々なモトクロスの動画が見れますが、今回はその中でもちょっとマニアックなビンテージモトクロス、通称VMX。
11月の22日に開催されたビンテージモトクロスの祭典、グリズリーカップに潜入してきました!
超旧車が勢揃い!
グリズリーカップは70年代以前に作られたバイクが参加できるオフロードレース。
見たこともないような伝説的旧車が全開で走るというビンテージ好きにはたまらないレースイベントなんです。
70年代以前なので水冷エンジンは参加不可、全ての車両が空冷エンジン。
2ストも4ストもクラスによって様々なバイクが出場していましたが、面白いのがオフロードバイクとして発売されたものだけではなく、オフロードを走れるようにカスタムされたバイクでも出場できること。
なので「これでオフ走んの?!」と驚いてしまうようなバイクがオフロードを全開ですっ飛んできます笑。
一番わかりやすく違和感があったのはオフロードカスタムされたビンテージハーレー。
これなんてリアサスがないリジットなのにブロックタイヤを履かせてオフをガンガン攻めてるんです。
普通のモトクロスから考えるとありえないですよね…。
ビンテージトライアンフも多数出場。
こちらも違和感すごいですが、なんと言ってもみんなバイクも走ってるところもカッコいいんです!!
さすがビンテージモトクロス!
大小様々なクラスがあり、バイクを複数台持ってきて小さいクラスと大きいクラスでダブルエントリーしているなんて方も。
ビンテージバイクですがどれもしっかり整備されていて極上車の走っている状態が見れるというのもビンテージモトクロスレースでしか見れない光景。
とても令和に開催されているレースとは思えないぶっ飛び具合です!
ライダーのファッションにも注目!
メインはもちろんレースですがもう一つ面白かったのが参加しているライダーの服装。
モトクロスって原色のバイクに原色のウェアを合わせる、みたいなド派手なイメージですが、ビンテージモトクロスともなるともっとシックでおしゃれな雰囲気。
当時物のバイクに当時物のビンテージウェアを合わせるというタイムスリッパーがそこらじゅうを走ってます笑。
かと思えば当時物ではないけどビンテージバイクにしっかりハマるおしゃれな服装で参加している方も。
ウェアからヘルメット、パンツにブーツまでトータルコーデで楽しんでる感じが普通のモトクロスレースとは一味違います。
レースにフォーカスすると魅力を知っている人じゃないと楽しめないかもしれませんが、ビンテージモトクロスはファッションとしても楽しめる一面がありました。
普通のモトクロスとは一味違う
走りよりファッションを楽しむレース、なんてのは勘違いで、クラスによっては他では見れないくらいバチバチに競い合うクラスも。
仕上がったビンテージバイクで競い合うレースが見れるなんて、それだけでも見る価値あると思いました。
これは個人的な話ですが、現行モトクロッサーが競い合ってるよりも手間暇かけてバッチリ仕上げられたビンテージレーサーが争っている方がグッと来ました。
それは多分旧車好きだからかもしれませんが、古いバイクにも色んな魅力がある、という意味でもライダーなら一度は生で見て欲しい一味違うモトクロスレースでした!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)