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扱いきれる楽しさってまさにこれ!MT-07 ABSは大型バイクの”大柄”なイメージを払拭する扱いやすさ満点のストリートファイター

大型バイクっていろんなバイクがありますが、普段400以下のバイクに乗っている方からすると、大型バイク=速いけど大きくて重いバイク、スキルが高くないと乗れない、というようなイメージがあるかもしれません。

今回紹介するのはそんな大型バイクのイメージを覆してくれる大型ミドルクラス。

ヤマハのサーキット試乗会で新しく生まれ変わったMTシリーズに乗ってきました!

現代のスタンダード大型ミドル


MT-07は2014年から販売されている大型ネイキッド。
今回の最新モデルは旧モデルからエンジンやスタイリングなど、各部モデルチェンジされました。

ベースは落ち着いたカラーですが、サイドとホイールは派手なレッドという他ではあまり見ないファッショナブルなカラーリングも特徴的!

エンジンは水冷並列2気筒688cc。
そこまでビックな排気量ではありません。

ミドルクラスの水冷ツインは他社でもラインナップされていますが、MT-07のツインはCP2(クロスプレーンツインの略)という形のエンジン。
クロスプレーンはヤマハのYZF-R1など大型クラスにも採用されているヤマハの独自のエンジンなんです。

フロントサスペンションは正立フォークを採用。
最近の大型ネイキッドはミドルクラスでも倒立フォークが採用されていたりしますが、MT-07のリニアに動いてライダーをサポートしてくれる感覚は正立フォークならでは。

非常に乗りやすい性格です。
前後ブレーキはABS付きとなっており、今回のモデルからフロントディスクが大径化されています。

ハンドルはアルミ製テーパーハンドルを採用。
今回のモデルは幅、高さが見直され、ゆったりとしたポジションとなっているので、より幅広いライダーにフィットしやすい形状となっています。

メーターはコンパクトですが見やすいLCDマルチファンクションメーター。
スピードはもちろん、細かい数値までひと目でわかりやすいデザインです。

個性溢れる先進的なデザイン


ライト類は全てLEDを採用。
ヘッドライトはポジションでサイドが点灯、エンジンスタートでメインのプロジェクタータイプのライトが点灯します。
ストリートファイターらしいスタイルですが、こんな形のヘッドライトは他ではまず見ないと思います!

バイクのヘッドライトはもう少しサイズが大きくてもっと主張してきますが、新型MT-07のライトはコンパクトでスタイリッシュ。

制御系のデバイスをヘッドライト内部ではなくタンデムシート下に移動することで、より一層コンパクトでスタイリッシュなデザインを実現させています。

テールランプもLEDとなっていて、デザインはMTシリーズらしい逆三角テール。
リア周りのシェイプされたスタイルにマッチしています。

足つきは良好!


身長170cmの僕が跨って両足かかとが少し浮くくらい。
シート高805mmとこのクラスの中では平均的な高さだと思います。

シートのサイドがシェイプされているので、足が真下に下ろしやすく、乗っているだけではそこまでシート高が高いようには感じません。
初心者、女性でも乗りやすい高さだと思います。

抜群のトルクと自由なハンドリング


今回は袖ヶ浦サーキットでの試乗となりました。
公道とはちょっと違う環境ですが、パイロンが置かれてスラロームになっていたり、限界域だけじゃないテストができるコースとなっていました。

跨ってみるとMT-07は見た目で想像するよりずっと軽い印象。
400ccクラスとまでは行きませんが、足つきがよく車重も軽いので大型特有の不安感がありません。

走り出してみると走りはしっかり大型クラスで下からトルクがあって乗りやすいエンジン。

スロットルを開ければどこからでも付いてくるトルクフルなエンジンなので常に余裕を持って走ることができます。
余裕があると運転の余裕にも繋がり、超低回転でゆったり走ることもできれば、アグレッシブにアクセルを開けてスポーツライディングすることもできます。

排気量が大きい分色々な使い方ができるんです。
それは大型クラス大半に言えることですが、中でもMT-07のようなツインエンジンが実用性という意味では一番いろんな走り方がしやすいエンジンだと思います。

クロスプレーンツインエンジンは適度にパルス感があり、回転が上がっていくときの鼓動感、サウンドもかなりの気持ちよさ!
しばらく乗ればどれくらい開けたらどれくらい出るのかが掴めるので、広い回転域を使って楽しみながら乗ることができます。

特に大きいサーキットではこのくらいの排気量だったら高回転まで回してエンジンのパワーをフルに使った走りをすることも。

もちろん現行の大型バイクなので回せば回した分スピードが出るし、公道では必要ないほどの速度で走ることもできますが、これより排気量が大きいとMT-07ほどの自由度は無くなると思います。

回しきれる楽しさというのも07の大きな魅力の一つです。

何より凄いのはどう走ってもMT-07らしい自由なハンドリングが失われないこと。

ゆったりコーナーを流しているときも、バイクを倒して攻めて走っているときも、自分思い描いたライン通りを走ることができます。
多分教習所を卒業してMT-07に乗ったら「大型バイクってこんなに乗りやすいの?!」とビックリすると思います。

エンジンも足もバランスが良いと扱いやすいのはもちろん、思い通りに走れるのが楽しいんです!

MT-07には大型クラスでよく見る装備のトラクションコントロールやクイックシフターなどは付いてませんでしたが、それでも素でこんなにも乗りやすいマシンってあるんだな、と試乗している僕自身も驚きでした。

大型バイクのイメージを払拭する乗り味だったMT-07。
扱いやすいのと乗って楽しいというのが両立してるバイクって実はそんなに多くないと思います。

そこを現代のテクノロジーとヤマハの技術で両立させているのがMT-07なので、初の大型バイクや大型から乗り始める初心者の方にもおすすめしやすいバイクです。

逆にいろんな大型を乗ってきている方だと物足りなさを感じるのかもしれませんが、色々乗り切ったベテランライダーさんなら逆に扱いきれる楽しさがハマるのかもしれません。

ヤマハらしいキャラクターが際立ったバイクでした!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

27歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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