これから本番の冬を格好良く暖かく走ろう (ジャケット編)

今年は暖冬だそうです。たぶんライダーの皆さんも気持ち良くバイクに乗っていると思います。でもね、いくら暖冬っていっても本当に寒くなるのはこれからです。そろそろウインターウエア、欲しくなってきているんじゃないでしょうか?

実はお得な冬用ジャケット

ただ、そう言うとだいたい皆、こんな風に言います。
「でも今から冬物買ったって着れる時期短いじゃん」
そして今あるジャケット着て、スキー用グローブしてヒート○ックとかで我慢するわけです。Moto Beは言わせていただきます。そんなことしていると損するぞ、って。バイクは楽しく乗るものでしょう? 修行じゃないんだから寒いの我慢して乗らなくてもいいわけです。そして今売っている防寒ウエアは本当に凄くて氷点下とかでバイク走らせても結構平気です(モノによります)。寒い冬、バイクで走るのが楽しくなってしまうんです。

それにね、今売っているジャケットって、真夏以外使える3シーズン用が多いんです。つまり今買っても真夏以外はずっと通して使えてしまう。ものすごくお得じゃありません? しかも最近はオシャレ系のウエアとかも増えました。ってことでライコランド東雲にお邪魔して、MotoBe読者にお勧めできる防寒ウエア、教えて下さいってお願いしてみました。

ストリート系かバリバリの走り系か

教えていただいたのはバイク商品アドバイザーの松永さん。松永さんが防寒ジャケットの説明を求められた場合、まずストリート系か、それともバリバリの走り系のどちらなのかを教えてもらうんだとか。ライコランド東雲の売り場を見てみると確かにその二つ、売り場が分かれてます(っても隣ですが)。

POWER AGE PJ553

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ライコランド東雲販売価格 ¥45000+tax
ストリート系でお勧めは、って聞いたら最初に出していただいたのがこれ。シンプルなデザインなんだけどアウトドア&ミリタリーのテイストも入っていてかなり人気商品(在庫わずか)。インナー取り外し式で3シーズン対応。松永さんは先日、このウエアを着てマイナス5度(!)の峠を走って全然問題なかったとのこと。肩、肘、脊椎パットも入っていて胸部プロテクターも入れることができます。
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こんな感じでインナーのダウンがとまっています。もちろんダウン単体で着ることも可能です。
 
生地はゴアテックス。防水性があるのに中の湿気を外に出して快適な状態を保ちます。

S.K.Y NILON JACKET GNW274

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ライコランド東雲店販売価格 ¥20520+tax
「お値段的にもう少し手頃なのが欲しい」っていう人にお勧めしているのはこれ。インナーは取り外せないけどキルティングで防寒性能は完璧です。
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フード付きでストリート系のデザインも嬉しい。最近、バイク用ウエアもフード付きが増えてきました。
GR3
最近注目されている胸部プロテクター標準装備。万が一の時も体を守ってくれます。

VANSON デニムジャケット

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ライコランド東雲店販売価格 ¥23545+tax
そしてアメリカンな感じが好きな人にはこういうのも。アメリカンワークウエア調のデザインかつヘビーデューティーな感じ。
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胸部プロテクターを入れることができます。
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インナー取り外し式なので3シーズンに対応しています。

予想以上にオシャレだったSS用ウエア

意外、っていったら失礼ですけどオシャレなのも見つかったのがバリバリ走り系の防寒ウエア。スポーツバイク用のウエアって、寒そうだよなあ、なんて思ってたんだけどこれなら冬も走れそう。

HYOD  STW RANSON D30

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ライコランド東雲店 販売価格 ¥49500+tax
これはHYODのダウンジャケット。スーパースポーツに使えるダウンなんてあるんですねぇ。しかも使っているのはダックダウンだから軽くて保温性最高。それでいてスーパースポーツに乗っても似合ってしまうシルエット。HYODのウエアは熱烈なファンが多くて、しかも生産数があまり多くないため、入荷した瞬間に指名買いで来られるお客さんが多いんだとか。
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襟元の作り込みとかかなりしっかりしています。ライダーの心をくすぐるデザイン。
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胸部プロテクター対応になっています。
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このジャケットが採用しているD30というプロテクターは普段とても柔らかくて着心地が良いのにショックが加わった時だけ硬くなってライダーの体を守るすごい素材を使っています。
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ストリート系ライダーにも嬉しいフード付きだけど本気な人は取り外すことが可能です。

56 Design Street riders field parker2

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ライコランド東雲店販売価格 39800+tax
もう一つが56デザイン。元GPライダー中野真矢選手が立ち上げたブランド。オシャレなGPライダーで知られた中野選手だけに機能性とファッション性の両方を確保。
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キルティングのインナーが入っているので冬場のライディングにも対応しています。
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フード付きのデザインで取り外すしが可能。さらにこのウエアはフードを赤いストラップで結んで走っているときはバタバタしないようにすることもできちゃいます。なんか、とっても洒落ているわけです。

ちなみにHYOD、56デザインはどちらもシルエットが細身。最近の若い人達の体型にベストフィットなんだそうです。ただし一般体型な人達はいつもよりワンサイズ大き目をお選ぶこと。これがポイントになります。

暖冬だからレザーも人気

この冬の傾向としてレザーのアウターも人気だそうです。特に若い人達が憧れの一着を求めてやってくることが増えたんだとか。
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スタンダードなデザインは相変わらず人気なんですが、最近は上のブルーのダブルみたいに鮮やかなカラーのレザージャケットが若い人達に人気のようです。バイク用のレザーは手入れてをしていればとっても長く使えるからいいですよね。

やっぱりバイク用ウエアって凄かった

最近のアウトドア用のウエアとかスノボウエアとか暖かいものもあるんですが、バイクって運動量少なくて時速100キロで走り続けたりするわけです。そのまま標高高いところも越えていったり。そんなこと考えて作られているウエアなんて他にありません。一度バイク用ウエア、着てみたら「これじゃなきゃ冬は越せない」なんてことになるのは確実。

またほとんどのジャケットが胸部プロテクター付き、もしくはパットを入れられるようになってます。専用設計だから目立たなくて安全性も高いってわけです。

さあ、どうでしょう。バイク用防寒ウエア。これから寒さ本番を迎える前にバイク用品店のぞいてみてはいかがでしょう?

関連記事:これからが本番の冬を暖かく格好良く走ろう(グローブ&パンツ編)

取材協力ライコランドTOKYO BAY東雲店
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東京都東雲2-7-12
03-3527-7431
営業時間
平日11:00~20:00
土日祝日 10:00~20:00

お話を聞いた人

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松永和信さん
パイクパーツスペシャリスト・バイク用品アドバイザー。バイク用品のこと、何も知らない初心者にも優しく用品のことを教えていただけるアドバイザー。自分のスタイル、好み、予算などを伝えれば最適なアイテムを考えてもらうことができる。

この記事をかいた人

後藤 武アイコン

二輪業界に長くいる、MotoBeのアドバイザー兼ライター。バイク全盛期を経験しており、現在の愛車はRZ250、Z1000、MACHⅢなど。

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