【5万円SR】ユーザー車検実践編!見られるポイント、注意点、コツなどやった人しかわからない情報満載
前回記事:【5万円SR】ユーザー車検にチャレンジ!直前整備のポイントや事前準備、予約方法など一通りやってみよう!
5万円で買ってきたSR400をレストアし、ユーザー車検を取るこの企画。
レストアに時間がかかってしまいましたが、ついにこの時がやってきました。
前回は車検直前の整備やユーザー車検の予約方法を紹介しました。
今回は陸運局での手続きから実際にレーンに入り、検査を受けていきます!
書類準備が超めんどくさい
先に言ってしまうと今回の車検で一番面倒だったのは書類準備かもしれません。
中古車を新規検査で通す場合に事前に準備するものは
・車検証
・印鑑
この2つが基本で名義変更が必要な場合は住民票も追加されます。
他の書類は陸運局に行って揃うもの。
陸運局に着いたら重量税を払い、自賠責に入り、印紙を貼ってもらって車検を受けるための書類を準備します。
自賠責は25ヶ月で!
ユーザー車検の自賠責で注意しなければいけないのが入る期間。
普通だったら24ヶ月で車検が切れるまでですが、車検は自賠責に入っている車両しか受ける事ができません。
なので当然車検前に自賠責に加入するわけですが、24ヶ月で入るとその日車検に落ちた場合、次受けに来るときには24ヶ月未満になってしまいます…。
落ちる時は普通に落ちるので万が一のことを考え、25ヶ月で入れば一ヶ月の猶予があるわけです。
世の中には便利なものがある
ここまで書類を用意してきましたが、最後の書類が難しすぎてストップ…。
事前に一度陸運局に行って書類だけもらい、家で調べながら書けば書けそうですが素人がその場で書き上げるのはちょっと難しい…。
受付開始までもう時間がないのと、書くのが面倒くさいのでチートを使いました。
陸運局の目の前にある「代書屋」です。
要は必要事項だけ伝えれば書類を全部書いてくれます。
どこの代書屋でも大体1800円〜2500円ほどで書いてくれるはず。
ボケーッとしてるだけで書類が完成するので書き物が面倒な方はさっさと代書屋に出してしまうのがオススメ。
これで書類が全て揃ったのでいざ車検を受けていきます!
チェックされるポイント
陸運局の人たちは僕のようなユーザー車検マンに対して優しく教えてくれます。
「○番レーンに入って係員の指示に従ってください」と言われ、バイクを持ってレーンへ。
普通は自分でモニターを見ながら機械を通していくんですが、わからない人には検査員が付き添ってくれます。
※検査レーンは撮影禁止のため、後撮りのイメージ画像を使っています。
まず最初にチェックされるのはウインカー、テールランプ、ヘッドライト。
ちゃんと点灯、点滅しているかだけなのですがバッテリーレス車は注意が必要。
5万円SRはバッテリーレスのため、アイドリングでは発電量が足りない事があり、ウインカーを付けると若干他のライトも点滅してしまいます。
これにはアイドリング爆上げ作戦で対応。
2千回転くらい回してみると大丈夫そうだったので、なんとかクリア。
次にマフラーの音量です。
5万円SRは94年式なので音量の検査のみ。
エンジンを4千回転まで回して計測されました。(車種によって計測回転数は異なります)
マフラーを変えていたのでちょっと不安でしたが規定内音量だったのでクリア。
ちなみに新しい年式のバイクでは排ガスの成分を計測されます。
これが終わったら光軸。
前回の記事で紹介した、ヘッドライトの照らしている方向を測る検査です。
これも直前に調整してもらったのでクリア。
次は前後ブレーキがしっかり効くのか、装置を使って検査。
前後それぞれやりましたが、両方問題なし。
ドラムブレーキなのでちょっと不安でしたが、コツは躊躇なく思いっきり握り込むことです。
ハンドルを変えていたら構造変更
5万円SRのハンドルは純正ではなく社外のコンチハンだったので車両全体の横幅、高さが変わってしまいます。
なのでこのタイミングで全部測り直し、新しい車検証には今計測し直した正しい数値を記載してもらうようにします。
まさかの一発合格
さらっとしてましたがまさかの一発合格でクリア。
あんなオンボロが一発で車検通るなんて…。
自分で弄ってきたマシンなのでこの瞬間は超嬉しかった!!
車検通っただけですが、とりあえず「公道走っていいよ」という許可を得たわけです。
書類の関係上待ち時間がありましたがナンバーをもらって終了。
5万円SR企画、ついに一段落です!!
まだ続くよ
ひとまず車検という大きなハードルをクリアした5万円SR。
しかし、ここが終着点ではなく、楽しいのはここから自分だけのバイクに仕上げていく過程。
キャブやらサスやら、わざわざ自分で調整していくものを選んだので、セッティングについても今後紹介していきます。
とりあえず第一段は終了!
第二弾をお楽しみに!
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)