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意外と知らない、スクランブラーって何?歴史や定番カスタム、現代のスクランブラースタイルを解説!

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最近ニューモデルでもカスタム車でもチラホラ聞くようになったスクランブラー。

一時期はDucatiのスクランブラーが大人気に、なんてこともありましたが、スクランブラーって一体どういうものなのか?
今回はスクランブラーの歴史や定番カスタムポイントなどを解説していきます!

オフ車より前からあったスタイル


スクランブラーはオンロードバイクをベースにオフロードでも走れるように装備がオン・オフのハイブリッド仕様になっているスタイル

オフロードを走ると言ったら普通はオフロードバイクですが、60年代はオフロードバイクが無く、スクランブラーがオフロードバイクという位置づけでした。

オンロードバイクをカスタムしてオフロードを走れるように装備を追加、変更していくスクランブラーカスタムもありますが、一番最初はカスタムから始まったのではなく車両メーカーが出したオフロードモデルから始まりました

当時は世界的にスクランブラーが流行っていた時代。
中でも有名なのは1968年にカワサキから発売されたW2 TTというモデル。

SSというモデルと同時に発売されたTTはバー付きのアップハンドル、サイドアップマフラーなど今で言うスクランブラーの定番スタイルをしたバイク

これがさらにスクランブラーブームに火をつけ、オフロードバイクがある現代にもスタイルが残っているほど世に浸透していったんです。

スクランブラー定番スタイルはこれ!


スクランブラースタイルの定番として知られているのは、まずサイドから出てサイレンサーまで上にマウントされたサイドアップマフラー

要は普通のバイクのように下にマフラーを出すと車高が低くなってオフロードでマフラーを擦ってしまったりするためこの位置にマウントされています。

次にオフロードでタイヤをグリップさせるために必要なブロックタイヤ。

最近のスクランブラーはみんなブロックタイヤかブロックパターンのタイヤを採用していますが、スクランブラーが出始めた60年代はブロックタイヤは無かったので、旧車のスクランブラーはオンロードタイヤを履いていることもあります。

他にもオフロードバイクのようにオンロードモデルより車高が高く、コントロールしやすいよう幅広のアップハンドルというのも定番ポイント

カスタムの場合は車高を上げるためやタイヤのインチサイズを変えるため(定番は前:19or21、後:18インチ)に前後の足回りを変えたり、サスペンションを延長することもあります。

今でも様々なスクランブラーがある!


スクランブラーはその後70年代にオフロードバイクが登場してからは下火になりましたが、近年ネオクラシックブームと同時に再び注目を集めています

車両メーカーから純正でスクランブラースタイルのバイクもたくさん発売されているので、現代なら選び放題!

昔ながらのオールドスクールなスクランブラーもあれば、ネオクラシックと重なって現代の最新装備を纏ったスクランブラーまで。

様々なモデルが出揃っている現代だからこそ、オフロードバイクではなく敢えてのスクランブラーというのも渋いチョイス。

スクランブラーならオンロードのツーリングもできるし、出先でちょっと面白そうな林道を見つけて入ってみるなど、スクランブラーでしかできない遊び方もあります。

実際オフロードバイクでもできますが、オフロードバイクは基本小排気量車が多く、スクランブラーは逆にリッター超えの大型クラスもあります。
大型の余裕でツーリングからオフまでこなせてしまうのが、今一番流行っているスクランブラースタイルです。

オンとオフのハイブリッドな魅力を持つスクランブラーに是非注目してみてください!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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