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【超弾丸ロンツー】ロイヤルエンフィールド ヒマラヤで2500kmを3日で走る!〜2日目熊本阿蘇山で絶景ツーリング!〜

前回記事:【超弾丸ロンツー】ロイヤルエンフィールド ヒマラヤで2500kmを3日で走る!〜1日目弾丸準備、九州編〜

東京の編集部から3日間で熊本、阿蘇山までバイクで走る!というこの企画。
前回お届けした1日目では目標の博多までは到達できず、結局その一歩手前である広島までしか行けませんでした。

今回はついに今回の旅の目標、熊本県阿蘇山まで走ります!

2日目は雨からのスタート


前日限界まで走って広島まで来た僕らは泥のように眠り、2日目の朝を迎えました。
山間部に近いということもあってか走り始めてすぐ雨の洗礼…。

小雨だったのでまだ良かったですが、天気予報では全く降る予報じゃなかったのに!
山間部を抜けると無事止みました。
ロンツーは一気に色んな場所を走るのでこういう不測の事態も十分にありえるんですね。

相変わらず天気は微妙なところですが、ついに1日目の目標だった博多を通過!
もう2日目に入ってしまっているのでちょっとだけ休憩して熊本まで急ぎます。

2日目の朝出る前に佐波川で給油してきましたが、博多まで走りきって博多の空気を味わうために一瞬だけ降りた時に給油。
本日1回目の給油スポットから170km走って2台で16.25L(1台あたり8.1L)入りました。
燃費は約21km/Lと高回転をキープしっぱなしの高速でも20キロ以下にはなりません。

ようやく阿蘇山が見えてきた!


博多から走って九州縦貫自動車道に乗り換え、山川PAでランチしてから熊本までひた走ること3時間、ようやく熊本ICに到着!
ここで既に達成感、というかやっとまともに高速降りられたー!笑

途中で降りたとは言え、人生で初めてこんなに長時間高速を走りました
それに何も言わず付き合ってくれるヒマラヤ…すげえな、って熊本で降りた時点でちょっと感動。

しばらく市街地を走ったらついに阿蘇山麓へ!
この日も平日でしたが、ツーリングの聖地とだけあって阿蘇山に近づくにつれツーリング中のライダーをチラホラ見かけるようになってきました。

天気は晴れではなかったですが、涼しくて阿蘇山に近づくにつれ走る気持ちよさが増していきます
東京とはやっぱり空気が違いますね!(そりゃそう)

日本じゃないみたいな道を走れる


阿蘇山付近についたら外輪山(阿蘇山の周り)を一周バイクで走りたかったので、ここでは時間を気にせず色んな所を走りまくりました。
もうどこに行ってもとても日本とは思えないくらいの絶景が迎えてくれます。

灰色の高速道路を必死に見続けてきた目に緑が染みる…!

これはここまで来ないと見れない景色、味わえない感情がそこら中に溢れてると思います。
東京から約1240km走ったかいがありました!

阿蘇山の凄いのは絶景でありながらどこを走っても道がきれいなところ。
普通こういう大自然のところって自然すぎて道が整備されてなかったり、整備されている道は渋滞が凄かったり、何かしらあるもんですが、渋滞はどこにもないしメインの道路はもちろん、一本入った道もしっかり整備されていてめちゃくちゃ走りやすい!

左右、見下ろしても見上げてもどこを見ても、見たことないくらいの自然が溢れているので、これはバイクで来て正解だったなと思います。

ツーリングの聖地で北は北海道、南は阿蘇というのが大納得の場所でした。

ちょっとしたオフも走れるのがアドベンチャーの魅力


今回バイクで来て、バイクで帰る、ということにビビってそこまで激しいオフロードは行けませんでしたが、ヒマラヤは列記としたアドベンチャーバイクなので、オフロードでもガンガン走ることができます。

タイヤサイズはオフロードバイクのサイズを太くしたくらいなので、高速も一般道も走れて、こういうスポットではオフロードバイクとしても使えるというのは1台のバイクでできることの範疇を超えているレベル

しかもツーリングスピードであればいきなり砂利道になっても全然怖くないのでヒマラヤの寛大さを味わうことができました。

今回はさすがに走りすぎてる感ありますが、こういう使い方こそヒマラヤの良いところをグッと感じれる楽しみ方だと思います。

阿蘇山頂上へ


時間を忘れてツーリング欲をひたすら発散させてましたが、外輪山一周は完了。
あとは阿蘇山頂上まで登って走れるところは走り尽くします。

登っていく道中も徐々に景色の目線が高くなっていくので「おぉ、登ってる!」とテンション上がります!
※2021年10月噴火の影響で現在は火口から半径約2km以内の入山が規制されています。

登っていく道もすごくキレイで走りやすくていい具合にクネクネとワインディングしているので気持ちよさ満点です。
こういう道でもヒマラヤの良さが出ていて、安定感が高いのにヒラヒラとバイクを倒せるのが楽しい!

ずっとほとんど直線の高速を走り続けていたので、バイクを少し倒して曲がっていくのが凄く新鮮に感じてました笑。

頂上に近づくにつれ、横目に牛や馬などが草原を走っているというハイジみたいな世界になってきました。

バイクの音でビックリさせないようにそっと近づいて「こんちわ~」というと馬がぞろぞろ寄ってきます。
「これが1馬力か…」と24.3馬力のヒマラヤとの2ショットにも応じてくれる馬を見ながら凄く平和な気持ちに。(後で調べてみたら馬1頭=1馬力ではないらしい)

阿蘇の馬たちはライダーにもしっかり神対応でした。

頂上に着くも、阿蘇火山火口は一足遅かったようで入ることができませんでしたが、一応上まで到着!
この時にはもう曇が凄くて景色は見えませんでしたが、あの絶景の中を登ってきたと考えたら頂上にいることは肌で感じました。

お昼過ぎに着いて夕方まで阿蘇山周辺を走り回ってましたが、正直まだまだ走り足りません!
周辺にキャンプ場も結構あったので、また次回は阿蘇で3泊くらいできる余裕を持って走りに来たいと思います。

日が落ちると何も見えなくなりそうなのでさっさと下山!
とりあえず目的は達成しました!が、あまりの絶景に忘れてましたが、これ帰らなきゃいけないんだった…

あと1日あるとはいえ、距離が距離なので今日のスタミナが切れる前に戻り始めることに。
しかし来た道を戻ってまたすぐ高速に乗るのはなんか嫌!ということでフェリーを使って大分から四国へ渡ることに

本日大分佐賀関から出るフェリーの最終便、22:00に間に合うように急ぎます!
道中本日3回目の給油では2台で20L(1台あたり10L)給油しました。
前回の給油から阿蘇山の周りを走り回って約220キロなので燃費は22km/Lと相変わらずの燃費です。

大分から四国、愛媛へ


なんとか夜道を走り抜けてフェリー乗り場へ到着。
国道九四フェリーは1時間半という短い時間で着いて、料金もバイクを乗せてもらって¥3,060と中々の安さ!

フェリーに乗って出港した瞬間から記憶がありません
僕ら2人とも瞬間的に爆睡。

気づいたのは到着する手前の「そろそろ着きますよ〜」というアナウンスで起きました。

そこから愛媛に上陸し、さぁ走るかとなればよかったですが、連日朝から晩まで走り続けた疲労は1時間半では取れず、再度眠気が襲ってきそうだったので、この日は港からちょっと走ったホテルに泊まることに。

宿を見つけて荷物を置いた瞬間、今日はちゃんと寝れるという安心感のためか、なぜかちょっとだけ元気が出てきて、ヒマラヤで牛丼食べに出かけました笑

なにはともあれ、2日目も無事走破!
次回、3日目はちょっとした観光をしつつ、東京へ戻ります!

次回記事:【超弾丸ロンツー】ロイヤルエンフィールド ヒマラヤで2500kmを3日で走る!〜3日目しまなみ海道から東京で見たライダーズハイ〜

今回登場したバイクはこちら!

ROYAL ENFIELD HIMARAYAN


世界最古の二輪メーカーであるロイヤルエンフィールドから発売されているヒマラヤ。
日本ではPCIがインポーターとなっています。

世界的に知られているバイクで、各国のライダーを虜にしているバイクです。
アドベンチャーモデルなのでオフロードはもちろん、一般道での日常使いから今回のような超ロングツーリングまで幅広くこなしてくれるキャラクターです。

今回は2021年モデルのヒマラヤ(手前黒)と2020年モデルのヒマラヤ(奥白)をお借りしました。
アドベンチャーバイクって基本もっとギンギンの流線型デザインが多いですが、ヒマラヤはレトロ感を感じるスタイリング

この見た目で色んなシチュエーションを走れるスペックがあるのは凄いですよね!

エンジンは空冷単気筒411ccなので日本での扱いは大型バイクです。
トコトコと気持ちのいい鼓動感がありつつ、高回転で巡航してもビリビリといった振動は感じさせない、よくできたトルクフルなエンジン

一発一発の爆発でグングン前に押し出してくれますが、激しいフィーリングではないので初心者の方にもおすすめできます。

2つのヒマラヤは対応している排ガス規制のレベルが違いますが、最新の2021年モデルのほうがきめ細やかにエンジンが回っていって扱いやすさ抜群!
パワー感などは大きく変わりませんが、スタイリング然り、エンジンもしっかり洗練されていました。

今回お借りした車両では2021年モデル(黒)の方に純正オプションのパニアケースを装着、2020年モデル(白)の方は同じくオプションのリアキャリアを装着していたので、編集部でラゲッジを追加してロングツーリング仕様にしました。

大排気量のバイクとは違って、身近に乗れるアドベンチャーバイクなので唯一無二のキャラクターがライダーを掻き立ててどこまでも走ってくれます!
気になった方はロイヤルエンフィールドのディーラーで試乗などもできるので是非一度乗ってみてください!
ロイヤルエンフィールド ヒマラヤの詳しい情報はこちら!

この記事をかいた人

佐藤 快アイコン

28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)

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