ストリート映えするスクランブラー!Wedge Motorcycleが手掛けるSR400のカスタム車がかっこいい
バイクのカスタムには様々な流派があります。
イジり方次第でどんなバイクもタイプを変えることができるのもバイクの面白いところ。
今回はWedge MotorcycleによるスクランブラーカスタムのSR400をご紹介します!
スクランブラーの遊び心が現れたカスタム
そもそもスクランブラーというスタイルが生まれたのは1960年代の話。
現代はオンロードバイク、オフロードバイクなど様々なジャンルに分かれていますが、当時はオフロードバイクというものが存在せず、オンロードバイクでオフロードを走るためにカスタムされていました。
他にも様々な説がありますが、この話ではそれが今で言うスクランブラーの原型となります。
なのでスクランブラーはオンロードバイクをベースにオフロードカスタムしたものを指します。
今ではメーカーからノーマルでスクランブラースタイルのバイクなども発売されているため、一つのバイクジャンルとして確立されましたが、元々はカスタムの一種だったんです。
今回のSR400はノーマルではクラシカルなオンロードバイクですが、ストリートからオフロードを走るためにカスタムされたスクランブラー。
スクランブラー最大の特徴でもあるブロックタイヤを装着。
サスペンションは変更されていますが、車高はノーマルのため足つきも良く、決してオフロードだけを想定した仕様ではありません。
SR本来のオンロードの雰囲気も残したストリートスクランブラー仕様。
シートは雰囲気に合わせてワンオフで作成。
シートの後ろはノーマルではこのような形ではありませんが、短くカットして新しく作り直したループフレームとなっています。
オフロードバイクらしさも感じるし、実際オフロードを走った時の引き起こしなんかにも役立ちそうですが、同時にストリートバイクらしい雰囲気も倍増させています。
ハンドルはスクランブラーの定番でもあるアップハンドルに変更されています。
スイッチボックスをシンプルなものに変更して配線をハンドル内部を通すことでよりスタイリッシュな雰囲気となっています。
元となったSRは1JRという方でカスタム定番の型式。
ノーマルでドラムブレーキですが、パネルを変更してバフがけするなど、ドラムブレーキのかっこよさを引き立たせたカスタムです。
ホイールのリムは車体全体のカラーリングに合わせたブラウンカラーとなっています。
タンクはSR初期型のナロータンクをペイント。
元々細身な形で知られているタンクですが、取り付け位置を変更するなどスクランブラーに合うスタイルへとカスタムされています。
エンジン周りも綺麗に作り直されていてバフがけされたギラギラ感が際立っています。
シリンダーのみブラックに塗装されているのも適度にカスタム感あっていい感じ!
キャブレターはFCRに変更されていますが、ステッカーを剥がし、ファンネルからパワーフィルターに変更して敢えて色味を減らすなど、細かいところまで追求されたかっこよさです。
オフだけでなくストリートでも使いやすく、映えるスタイリングのスクランブラーカスタム。
プロのカスタムビルダーの手が入ったスクランブラーは一味違いました!
今回のカスタムショップ
Wedge Motorcycle
ウェッジモーターサイクルは東京都多摩市にあるカスタムバイクショップ。
カスタム車の販売というよりはお客さんひとりひとりの要望に合わせてバイクを仕上げていくお店です。
なのでカスタムバイクの要望があれば仕入れからやることもあれば、持ち込みの車体をほぼレストアって言えるくらい1から10まで仕上げることもあるなど、お客さんの要望によって様々。
ワンオフのパーツ製作やペイントもしてくれるショップなのでライトなことからハードなカスタムまで幅広くお願いできます。
SRやW650、XS650、R100、CB1100などストリートバイクのカスタムが多いんだとか。
フルカスタムもお願いできますが、例えばタンクを作って欲しいとか、塗装してほしいとか、ハンドルを変えたいとか、細かい要望も受け付けてくれます。
バックヤードではタンク加工の真っ最中でした。
代表の二平さん(ニイヒラさん)。
ウェッジが作るバイクは様々ありますが、どのバイクを見ても色使いやスタイリングから「ウェッジっぽいな」と感じるバイクが多いと思います。
奇抜で個性的なバイクを作るカスタムショップなら納得できますが、ウェッジはそこまで超個性的なスタイルばかりではないからこそ、所作でキャラクターを感じさせるのは凄いこと。
何でも相談しやすいショップなのでフルカスタムからライトカスタムまで、一度相談してみてください!
Wedge Motorcycle
営業時間:10:00〜19:00
定休日:水曜日
042-401-8198
〒206-0001 東京都多摩市和田1377
この記事をかいた人
28歳MotoBe編集長。愛車はRA125、SR400、MHR、NSR250R(MC21)※組立中など大の旧車、2スト好きでもある。バイクに関するWeb記事、雑誌、ライトな写真撮影、脚本、イベントなど何でも編集屋さん。 関連記事:【バイクの魅力】バイクに乗り始めた理由は?「バイクがあれば色んな遊びができるから」ケース1(編集長)